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こんなときに?こんなときだから?

震災が起きると、SNSの投稿や行動に関して「今困ってる方がいるんだから自粛しないと…」という気持ちになる方もいるし「こんな時だからこそ元気に!」という気持ちになる方も。

なかには、自粛しない人を責めだしたり、指摘する人まで登場しだす世界…

“それぞれの環境と想い”を大切にされることが何よりではないでしょうか。

(私は東北大震災の際、ひとり暮らしの祖母が宮城県の津波による大打撃を受けたエリアに住まい、まさに渦中にいたため、地震や津波の被害は他人事ではない人間ではあります)

それぞれの想いでよいとはいえ、人を侮蔑したり、痛めつけるような言動があってはならないのは当然のことだし、そもそも日頃から大切なこと。

そして、非日常の事態の中でショッキングなのが、どさくさに紛れて窃盗や詐欺だって横行してしまうほどで、そこを気をつけて行動しなければなりません。

また、足を引っ張るような迷惑行動や、混乱を招くような無責任な拡散なども慎むことは賢明だと考えます。

日常のなかで視点を変えてみる

ここである視点を「日常」に当てはめてみます。

わたしたち日本人が普段、国内に生きていて、なんとなく平和で、震災や戦争や貧困がない気がしているから「いつもは自粛なんてしないし、投稿だってあげるし、ウキウキしたら人にも伝えています!」っていう理由づけをしている場合、考えてみてほしいことがあります。

自分が知らないだけであり、知らない情報のなかには、世界のどこかで紛争で困っている人がいたり、食料にもありつけずに寒い中凍えている子どもがいたり、女性性器切除という慣習があるがゆえに、年齢になると性器の一部を切除や縫合されショック死をしている少女たちがいたり…(私は3年ほど前にこれを知ったとき、知らなかった自分にショックを受けました。)

【女性性器切除】

女性外性器の一部もしくは全体的な切除、あるいは傷つける行為を指す「女性性器切除(FGM)」。対象は幼児期から15歳ごろまでの女の子とされ、大人の女性になるための通過儀礼や結婚の条件として、アフリカを中心に約2000年前から行われています。
施術は不衛生な環境で行われることも多く、激痛と出血をともない命を落とす危険もある有害な慣習です。生涯にわたる後遺症や、強い恐怖が女の子たちの心の傷として残る点も、問題として指摘されています。

https://www.plan-international.jp/special/oshiete/fgm/

では、それを知ったからといって「困っている人がいるから、私も楽しげにしちゃいけないんだ…」と自粛して動かずにいるのか、「私は今は元気で、恵まれている!できることをしてみよう!」となるのか、ですよね。

経済をまわすこと───。
そこからできることがあると考えます。


私は今日本にいて環境として恵まれていると感じています。だからこそ、できることをしたいと考えました。

弊社が展開している「ランジェリーナ」というプロダクトを通じて、ランジェリーナを使用できる女性には、自分のケアにまず注いでいただくこと、「自分を大切にしてもらうこと」が第一です。

その次に、その売上の一部を、途上国で起きている【女性性器切除の慣習を撲滅するための教育や支援】に弊社から寄付させていただいています。

それ(女性性器切除がまだされていること)を知った瞬間に「えー!そんな大変なことが今も起きているなら、私もデリケートゾーンにお金なんてかけないで、同じように悪環境の中を耐え、紙切れを当ててしのがなければ!」ってなりますか?

そうではなくて、よいものを使用できる自分がいるからこそ、自分のためにそれを取り入れて整える。

そして、その購入したことから「支援に繋げる」ことができる。

「えー!」ってショック受けたまま思考停止していたのでは何の解決にもなりません。

いいんです。ご自身に使えるものは使っていただいて、それが社会と世界をよくすることになるのです。

今、自分が生きるためにできることをして、経済を回すこと。


自分の幸せに感謝をすること。
大切にできるもの、ひと、時間、場所があることを噛み締めて、意識をすること。
そこから、支援できることを考える。

「自粛」って言葉をはき違えてしまうと、困っている人を助けることもできないし、困った世界をそのままにすることになる。

その本質を知って、考えて、
お互いを大切に想いあえる世界を作っていきたいですよね。

LINGERIENAはご購入いただいた売上の一部を
国際NGOプラン・インターナショナル【ガールズプロジェクト】に寄付させていただいております。

あなたの豊かな暮らしが、世界を救う。

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