#30 卒業式と袴
こんにちは。こにしです。
今日はとても楽しみな1日でした。
卒業式
今日、私の大学では卒業式が行われました。
実は、私は大学を1年留年しているので、卒業するのは同期の皆さん。
私は卒業しないながらも、実際に足を運び、同期の友達に「おめでとう!」を伝え歩きました。
そんな卒業式を迎え、一部報道でも取り上げられた「小学校卒業式に袴」という問題を考えてみたいと思います。
小学校卒業式に袴
「格差を助長しかねない」「すそを踏まないか心配」「子どもにふさわしくない」……。小学校の卒業式で女子児童を中心に、はかまを着用するケースが増えている。賛否の意見が分かれており、保護者らに「自粛」を呼びかける自治体もある。(略)「服装が華美になりすぎる」「保護者の経済的負担が大きい」という声が目立つが、「着崩れが心配」「トイレに行く時に困るのでは」といった懸念もある。
参考:読売新聞オンライン(2019/03/14 07:20)
同記事では、 立命館大学経営学部の吉田満梨准教授の解説を経て書かれています。
なぜ、袴が人気になったのか。
袴が人気になった背景を以下のように書いています。
指摘されるのはメディアの影響だ。
特に、はかま姿で競技かるたに臨む女子高生を描いた漫画『ちはやふる』(末次由紀 作)のヒットや、和装姿が登場するドラマ「ちりとてちん」(NHK)、「JIN─仁─」(TBS系)などの影響で、08年ごろから小学校の卒業式にはかまを着用する児童があらわれはじめた。
参考:読売新聞オンライン(2019/03/14 07:20)
今では、 名古屋市教育委員会の小学校5、6年生を対象にアンケート調査より「卒業式で和装を着用したい」と回答した女子児童は約半数に上ったということです。(参考:読売新聞オンライン(2019/03/14 07:20))
立命館大学経営学部の吉田満梨准教授は、記事の中で以下のように述べています。
一方で、子どもたちのきものの着用意向(保護者が着用させたい意向)は高まっており、和装業界は小学校卒業式を単なる販売機会ととらえるのではなく、子どもたちがきものを好きになる機会として、積極的に支援していくべきだと考える。
例えば、丹後ちりめん(京都府与謝野町)や秩父銘仙(埼玉県秩父市)といった伝統的なきものの産地では、自治体と市民ボランティアが協力しながら、その土地で作られる本物のきもので小学校卒業式を祝おうという運動がある。
参考:読売新聞オンライン(2019/03/14 07:20)
非常に賛同します。
制服のある中学高校と違う小学校ならではの問題。
このように袴を着る機会がほとんどない現代では、小学生の子どもたちが装える機会は少ないです。
地域との連携を図り、「自粛」だけに拘らず、着る機会を作って上げれるように、私たちがなにができるのかを考える必要があると思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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