今朝も昨年と変わらず朝満員電車に揺られて仕事に向かう。満員の電車だろうがなんだろうが、必死になって携帯をタップし続ける人々の群れの中で、ふと目に留まるは寒風吹き荒ぶ戸外の気温からはあり得ない短さのスカートを片手で引っ張りながら携帯を食い入るようにみつめる女子。
そのくらいスカートをきにするならはくな。そんなにスカートの裾を引っ張るなら携帯は諦めろ、と意地悪心がムクムクとわくなか。電車がガタッと大きく揺れて彼女の携帯画面が私の目の前に来た。そこには能登半島沖地震災害義援金受け付けました。の文字。ミニスカートちゃん,この隙間時間に募金していたのだ。彼女にどんな経緯があったかなんてわからない。それでもつい半径10メートルくらいの世界でなんとなく自己中に生きている現代人にも彼の地に想いを馳せる時間はあるよねと、ちょっと感動。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?