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「公開!潜在意識ドローイング」#2ポートレイトフォトグラファー・和多田アヤさん


《地球ライフは、ゆるキャラと楽しむ》

今回のゲストは、ポートレイトフォトグラファー・和多田アヤさん。
むちゃくちゃかっこよく被写体の本質を写すアヤちゃんの写真は「お父さんみたいに優しく、お母さんみたいに深い」と 私は感じます。

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和多田アヤ
ポートレイトフォトグラファー。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻卒業。フランス国立写真学校レジデンス課程修了。パリ、ベルリンを経て現在は東京を拠点に活動。2016年株式会社ぽるとれを設立、渋谷区代々木にてマタニティ・ファミリーポートレートのHappy Birth Photo Studio・女性のメモリアルヌード撮影のstudio IVYを運営している。
パーソナルワークとして「Widower-やもめ-」や「ママのクローゼット」など「喪」を主題にした家族のポートレイト作品がある。
「まっすぐ撮る」を信条とし、旬の感覚と普遍性をあわせもつ作風はジャンルの関心や世代を問わずファンを集めている。
https://www.instagram.com/aya.watada/
https://www.instagram.com/aya.watada.journal/
http://portrait.co.jp/work/
https://maternity-photo.jp/


IUCORIN:よろしくお願いしまーす。…あ、いまアヤちゃんの潜在意識に繋がりました。

和多田:ようこそ(笑)

IUCORIN:潜在意識ドローイングでは、「その人の、その時点での最強の姿」みたいなものを視ます。性質、得意なこと、何をしに生まれてきたか とか。

和多田:まさにそれが今知りたいことです。自分についての探求はちっちゃいころからずっとしていたんだけど、今ちょうど具体的になってきて。
私は、写真を撮る場所( 撮影スタジオ 株式会社ぽるとれ)があって、人が来てくれてて。それをずっと ”お勤め” としてやっていく事は間違いないと思ってるんだけど。 

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今まではパッシブに人からの依頼や巡り合わせを受けていたんだけども、でもこれからは自分から能動的にもっと広げたいし、もっと大勢の人と会っていくような予感がある。だから今、自分のミッションてなんなのかと、なんで日本に生まれたのか、知りたいと思ってる。

IUCORIN:「自分から広げて行きたい」というアヤちゃんの言葉を聞いて、すでにあたたかい気持ちを感じるから、向かうべき良い路線に乗ってると思う。すごく応援してくれてる人がいる。女の人。

和多田:ああ。わかる。女の人だよね。

IUCORIN:(描きながら)…面白い形だね〜。

やっぱり、かっこいい。かっこよすぎて上手く描けるかわからない(笑)

和多田:かっこいい(笑)

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IUCORIN:だだっぴろい草原の小高い丘に立つ巨大建造物…輝く白透明の光反射パネルが連なったリング型アンテナ。中央にの穴にきれいなシャボン液が膜を張ってる。この構造物は今の地球上に存在しない物質でできている。その意味は、アヤちゃんがインスピレーション的なところを使いながら生きているからだと思う。よくある従来の、理解できるやり方とは異なる感性。

和多田:ああ〜。

IUCORIN:最新型パラボラアンテナみたいな機能もある。…ゆったりと周辺をサーチして「対象を探してる」。でも周辺には見渡す限り何もない。写真の、これぞというモチーフが見つかっていないのかな?

和多田:それ(モチーフ)はなくて当然で、自分というものを消したいとずっと思ってきてるから。私は感性とスキルはあるけど、メッセージを訴えるアーティストではないと思ってるの。主体性の薄い機能って感じ?このスタンスのまま対象を広げていきたいんだ。

IUCORIN:…各所から眩い光を集めて、異なる方向へパーン!と放つ。アヤちゃんはそういうやり方で行う。扱う光は、暖かい太陽光ではなく、目に突き刺さるようなスパーン!とした真っ白の光線。
多くの人にとって眩しすぎて、過激すぎて扱えないものを、アヤちゃんは扱える。それは、『崇高』なもの…例えば大自然のなかでジャッカルが可愛い草食動物を捕食してるのを見ると、うわーって思うけど、そこには物凄い命の輝きがあったり、”真実”、美しさみたいなものがある。人間の「かわいそう」とかのジャッジを超えた ドーン!としたものをアヤちゃんは扱う。

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…う〜ん、不思議だ。リングモニュメントの脇に、アバターみたいなアヤちゃん本人が佇んでる。…光反射パネルを磨いてまわってるらしい。
リアル世界の本人が別に立ってるっていう潜在意識、普段めったに見ないケースです。

和多田:ふふ。

IUCORIN:ものすごく客観的なんだと思う。あと、撮るモチーフは「同時代性」。未来や過去ではなく対象の「今」を撮る。…どうもモチーフは人に限らないみたい。 

和多田:あ、それが日本ってことなのかも!いまカメラを持って日本中を旅したい熱が高まってきてて。名所旧跡とか旅で出会った人々ってイメージではなくて、いろんな場の空気や光そのものを撮りたい。

IUCORIN:なるほど〜。…それとアヤちゃんは、地球ライフに参加しきれない宇宙人の感じ…? 在り方もすごくフラット…とらえどころがない。

※ ここでいう地球ライフとは、社会の既成概念や過去からの感情等を自分の意思決定の中心軸に置いている状態のこと。宇宙人とは、その範疇にない状態にある方のこと。

IUCORIN:アヤちゃんに似た感じの宇宙人と出会えるといいね。

おそらく…パフォーマンス舞台を監督するアーティストか…あとはジャーナリストとか。
例えば、知的障害のある俳優さんといわゆる健常者の俳優さんと入り混じって出演するダンス中心のパフォーマンスなんだけど、そのことはわざわざ声高に宣伝されていなくって。観た人が「なんだかすごく純度が高い、経験したことがないような清涼感のある舞台だったね〜」って感じるような。そんな創作活動をする宇宙人。社会的挑戦をするとかいったような”思考コンセプト”のビヨンドにいる人。
見つける方法は、直感力を使うこと。やり方を言うね。アヤちゃんの脳内にLINEとかのメッセージ画面を思い浮かべて、「そんな宇宙人仲間に会いたいな〜」ってメッセージを打って、ぴゅっと天に向かってスワイプする。 

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その後多分…新小岩(仮)のような「あれ、普段自分にご縁がない場所なのに急に行きたくなった。散歩がてらに気軽に行ってみようかな」みたいに行動すると、新小岩(仮)に向かう電車の鉄橋から見た風景に「あ、わかった」ってなったりすんのよ!

和多田:オッケー(笑)

IUCORIN:これは他の人にも当てはまることだけど、人生でのミッションって 
《①自分がやりたいと決めてきたこと》
《②せっかくだからその固有性質を生かして社会の中でお役目を担当しましょう》
《③転生上で起きた貸し借りや課題の帳消し》
…と3ジャンルくらいがある感じがする。

和多田:うんうん。《① 自分がやりたいこと》は私希薄で、子供の頃は「生まれてきたくなかった」といつも思っていたし、《③転生上の貸し借りの帳消し》 は今父の介護をして看取りの準備段階にいてもう父ひとり子ひとりなのでこのミッションはもうすぐ終わりだと自分では感じてる。だから 《② 社会に対するお役目》がいちばん大きなクエスチョンなんだ。

IUCORIN:アヤちゃんの 《①自分がやりたいこと》 は、「せっかく地球に遊びに来たから、地球ライフを楽しんでみませんか?」ってこと。 絶対これしなきゃって感じのものじゃない、”折角だから” というやさしい力加減。
例えていうなら「日本にいたら屋台でご飯は食べない派だけど、折角タイに旅行で来たから屋台でご飯食べちゃおう。現地の文化を楽しもう」て感じ。 アヤちゃんは宇宙人だけど、地球の人々に混じって、地球ならではのライフ体験(=思い出を大事にするとか長引く感情エネルギーなど)にもちょこっと参加してみたら、と。

和多田:いやあ〜それはいろいろやってきたのよ、子供の時から。馴染めない感はずっとあったから。参加してみたんだけど、でもうまくいかなくって、苦しくって。最近になってやっと「もういいや、無理に馴染もうとするのは」って思えるようになったの。

IUCORIN:今までは「楽しんで」なかったのでは?タイに来て屋台にはトライしてみるけども海老アレルギーだから海老はノーサンキュー、っていう線引きは必要。

和多田:そうか(笑)! 楽しんでなかったかもしれない。タスクっぽかったかも。地球ライフを「ちょっと楽しむ」のがいいんだね。それならいいかもしれない。

IUCORIN:あと、例えば「生まれてきた環境自体がハードモードな地球人」と比べて「環境は楽だけど馴染めない宇宙人」であるアヤちゃんと、どっちが真の意味で楽な人生か、答えは無いと思う。アヤちゃんは、アヤちゃんにしかわからない大変さを経験してきた。自分の大変さを過小評価しないであげて、と。大変な思いも多かったと思うよ。

和多田:そうか。

IUCORIN:今後アヤちゃんは自分が宇宙人であることを自覚した上で、旅行先である地球の人々と交わり合っていきたい。そして、アヤちゃんのミッション《② 社会に対するお役目》にもつながってくるんだけど、周囲の地球人も、アヤちゃんに写真を撮ってもらうことで救われる人が出てくる。

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アヤちゃんが人の写真を撮ると、「わっ私 / 僕って、こんなに素敵なの!」と本人の自分に対する思い込みを外すことができたり、あとから振り返って「ああこの写真を見ると、当時って自分は大変なことばっかりだって思ってたけど、写真の中の私ってすっごく幸せそうね!」って、被写体の時間軸に残留していた感情エネルギーをリセットする力がある。
それが和多田写真マジック。

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…でも周囲の人々には、アヤちゃんの潜在意識がかっこよすぎて近寄りがたい(笑)。

和多田:そう!「こういうお願い、頼んじゃっていいんですか?」ってよく言われるのよ(笑)。私は全然やるのになあ。

IUCORIN:これからは自分から、周囲に手を差し伸べにいく。…例えば、大きな公園で行う青空イベントかなんかで、公式ポートレイト屋さんとして出店するとか。ブースは構えないで、アヤちゃんがカメラと照明を抱えて歩いてまわって、のほほんとイベントを楽しむ地球人に声をかけるのよ。

和多田:わ〜ハードル高いなー!でも確かに写真を撮りに出て行きたいんだよね。

IUCORIN:ひとりでは声をかけにくかったら…そのイベントの公式ゆるキャラ、埼玉なら深谷ねぎのふっかちゃんとか、ゆるキャラの着ぐるみにくっついてまわって「写真撮りましょ〜」といってさ、地球の方々の写真を気軽に撮るのよ、アヤちゃんが… ブハッ(爆笑)

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和多田:ゆるキャラ!!(笑)

IUCORIN:撮れた写真はウェブサイトから気軽にDL購入出来て、カメラのキタムラとかで焼き増しして、孫の近影を田舎のジージに送ったりしてさ。
地球人の方々が「えっなんか、スナップ写真なのに、なんかかっこよすぎ?! なんかすごーい、うれしいね」みたいな感じでさ、公園のほのぼのイベントなのに、すごいキレッキレのかっこいい写真なのよ(笑)。
地球人とのそういう交流が、アヤちゃんが宇宙人として生きてきた大変さを、プラマイ・ゼロにしてくれる。だからやりましょ(笑)

和多田:うん(笑)


完成! 潜在意識ドローイング

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《かっこいい宇宙人、地球ライフを楽しみながら写真マジックで地球人の感情エネルギーをリセットしてくれる》
そんな和多田アヤさんの作品はこちらから

http://www.ayawatada.com/

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和多田アヤさんの感想

すごく面白かった!このドローイングは私のポートレートですね。
大切にします!
セッションの後は気持ちがすっきりしてクリーンなエネルギーに満たされていました。ゆるキャラを味方につけて楽しくやっていこうと思います!


IUCORINの感想

冒頭は能動的なメッセージが少なかったのですが、2人で一緒に紐解いてゆく共同作業でドッと流れが動き出したのを感じました。
かっこいいアヤちゃんと ゆるキャラの着ぐるみの組み合わせ…というミラクルな提案も、私からではなくって潜在意識から発されたもの。
思考で可能な予想を超えてくる。これが潜在意識ドローイングの本当に面白いところです。

iucorin(古川幸卯子)
映像監督/ドローイングアーティスト。
ロンドンと東京の広告業界にて映像監督・CMプランナーとして活動。
「”言葉にできない感覚”」をコンセプトに、実写やアニメーションを使ったTVCM、ミュージックビデオ、企業ブランドムービー等を多数演出。
全感覚的な情報をドローイングで可視化するクリエイティブ・セッション「ラインミーツライン」を行う。

著書:「Tagebuch nach Fukushima(邦題:東京一時停止)」(ドイツ:カールセン社) 、「38歳のデトックス出産〜分娩台のブライアン・イーノ」(ピッチ・コミュニケーションズ) 

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