グルメ英単語#14 ー 「N」は度胸 N for Nerve

キッチン英語辞典#1から#28 で、ざっとお料理に使う英単語や解説を見てきました。ここでは、それが使われるシチュエーションsituationに目を向けたいと思います。気軽にやってみたいと思うので、手軽に読んでいただけたら嬉しいです。

それでは、

グルメ英単語の「N」


A : You have the nerve to cut a whole cake into nine pieces, don’t you?
B : Let me try.
A : Oh, thanks. I am too nervous.

A : ホールケーキを9等分に切る度胸、ある?
B : やらせてみて
A : ありがとう。緊張しすぎてできないの。

ということで、

N for Nerve


「N」は度胸とか図太さをも意味するNerve です。

Nerve の一番の意味は「神経」ですね。

これは可算名詞らしいです。
神経って、1本、2本と勘定できるって言うことですかね。
これが不可算名詞になると、勇気、度胸、気力、精神力 などになります。

日本でも、
「図太い神経してるね」と言ったら、度胸があると言う意味だと思います。

上の会話では、良い度胸のことになってますが、
ネガティブな意味のこともあります。
あんな酷いことをしておいて、よくも図々しく顔を出す度胸があったわね、
的な意味にも nerve を使います。

例えば、
He had the nerve to come to her party.
彼は図々しくも彼女のパーティーに来た
(元カノ主催のパーティーかも)
など。

また、
What a nerve!
良い意味だと、「すごい精神力だ」という感嘆の言葉。
スポーツでギリギリのところを攻め込んだりとか。
悪い意味だと、「よくもまあ、厚かましい」という批判の言葉になります。

覚えておくと便利かな。

上の会話にあるように、
Nerve の形容詞 nervous も、よく使います。
神経質な、とか イライラする、などの意味ですが、
It makes me nervous. や I get nervous.  
と、よく言います。
「緊張しちゃう~」「ちょっと怖いよ」など、
日常会話に出てきます。

上の会話ですが

ホールケーキの9等分、って、あまりやらないですよね。
ずっと昔、かるく「オーケイ」と返事して、9等分にしてくれた友人がいました。確かアメリカ人だったかと。
彼女は迷いもなく、縦に三つ割り、横に三つ割り、
つまり格子状にナイフを入れて、「ほらできた」、と言ってました。
果たして、私をはじめ、周囲の人が期待した9等分って、そういうことだったのかなあ。
でも、誰も何も言わなかったです。
エッジに綺麗な生クリームのデコレーションがされていたケーキだったので、
クリームのデコレーションが好きな人は端のピースを。
そうでない人は、中央寄りのピースを。
それぞれ選んでことなきを得ました。
真ん中から放射線状に切らなくてはいけない、という決まりはないんです。
でも、とても綺麗なデコレーションケーキだったので、
ちょっと残念なような気もしました。

先だって、小さな丸いタルトを三等分に切ったら、
それを見ていた友人に、「学習障害じゃないね」と言われました。
何を言っているんだ?、と思ったけど、
最近、パイを3等分に切れるかどうかで、そう言うことをジャッジするのが流行っているのでしょうか?
まあ、学習障害であろうとなかろうと、もうこんなに生きてきてしまいましたけど。

長く生きていると、こう言うことが定期的に流行るのも経験しました。
「目を瞑って、コップを想像して、どれだけの水が入っているか言ってみて」
とか、
「好きな動物を順番に言って」
とか。
専門家の知識の一端を、普段の会話に取り込む。
その中に、流行るものがある、と言うことなんでしょうね。
会話が続かない時は、こういう話題提供の仕方も、有りだなと思います。

話題作りといえば、
海外にいると知らない方が普通なのに、
日本にいると当然のように聞かれるのが血液型。
一体なんで、たった4種類の分類に、あんなに夢中になれたのか。
考えてみると、不思議ですね。


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