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コダカ家の朝食事情

我が家では母親が朝食を作らない。
朝食を食べないのではなく、各自で用意するものなのだ。

食パンを焼くか、米を食べるかの二択が存在し、それは各自で決めて勝手に食べている。
だから食パンはいつも冷凍庫にあるし、ご飯もある。たまにどちらかが無ければあるものを食べるし、両方無ければ誰かがコンビニに朝食を買いに行くこともある。
前日に惣菜パンが買ってある場合は、ラインナップは早いものがちである。

食パンには基本バターで、ご飯については前日の残りのおかずや納豆や目玉焼きと食べる。
目玉焼きももちろん自分で用意するのだ。

たまに果物が剥いてあって、勝手に食べる。
または皮だけ剥かれていない果物を自分で剥いて食べる。
4人家族なので4等分できる果物に関しては剥いておけば後で誰か勝手に食べるだろう精神で剥かれていることが多い気がする。

だから母親は朝食を作らない。父でさえも数えるほどしか作ってもらったことがないと言っていたし、私もこれまでに1、2回朝食が作られていたかな?という感じだ。

だから母親が朝食を毎回作っている家庭があると知ったとき、「フィクションの中だけじゃないんだ!」と思ったし、作ってもらえる家庭が多いらしいことにもたまげた。

私としては朝食は自分で用意するのが当たり前だったのだ。それは私が6歳くらいから自分でオーブントースターで食パンを焼いていたからだろう。

母は朝忙しい(なぜか)ので私の食パンの面倒を見ないので焦がすのだ。
焦げた食パンが嫌で、自分で焼くようになった。火傷にさえ注意してれば子どもでも食パンが焼ける。バターも勝手に塗って食べていたし、あったかい牛乳だってレンジを使えば簡単に飲めた。

そして朝は家族が揃わない。父が最も早く家を出るし、次いで姉、私。
大学生のころは誰もいない家で自分で用意した朝食を食べることもある。
それなら母親が作って用意しておけばいい、と思うだろうが私もそう思ったことはある。

私が自分で買ってきたパンを食べていると横目で物欲しそうに父が見ていることもある。
そういうことがあるせいか、1人で美味しいものを食べるならみんなの分を用意しなければいけないこともあった。

また食べるもののこだわりが各々あるのだ。
目玉焼きの焼き具合がそれぞれ違っていたりするので、同じフライパンで違う硬さを焼くのは難しい。あと黄身が割れやすい。

とにかく朝は家族が揃わないのだ。
食器の片付けも各自だし、場合によって流しに置いておいたり、他の人の置いてある食器を片付けることもある。

だから世のお母さんは朝食を作らないぐらいなんてことは無いので、作らなくてもいいのだ。
3食作るのはめんどくさいものだし、ましてや働いているとそんなことする余裕や元気はないし、お母さんが必ずやる仕事という決まっていることでもない。

他人の食事事情を知ることなんてあまり無いことだったので、せっかくだからと我が家の朝食について書いてみました。

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