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令和4年度予算審査で行った質問の概要

令和4年度の予算審査について

令和4年度福生市一般会計予算審査において市政の各分野について質問しました。質問数などは以下の通りで、審査最終日には会派を代表して総括質問をしました。いくつか事業をピックアップし、質問と回答の概要を掲載します。

 

【歳入歳出全般】1問.【議会事務局】1事業,【企画財政部】6事業,【総務部】3事業,【市民部】5事業,【生活環境部】6事業,【福祉保健部】5事業,【子ども家庭部】4事業,【都市建設部】6事業,【教育部】8事業他関連5事業,【総括質問(市政全般・教育全般)】

 

【歳入歳出全般】

■政策に掲げている市有資産の利活用の観点から公共施設の使用料手数料について質問しました。

【質問】以前の予算審査の時に、本来なら事務所使用料が徴収可能な私有財産について、調整をすすめる旨の回答をいただいたが、令和4年度、使用料・手数料で見直しがなされ予算に反映されているものはあるのか。

【答弁】公共施設の使用料・手数料については新たな使用料・手数料等の導入について全庁的に検討いした。歳入して公園使用料20万円を計上。こちらは公園内に設置されている電柱の占用に関する使用料を年額1本あたり2000円で100本を分見込む。

 

【企画財政部】

■発信力の更なる向上の観点から広報事務について質問しました。

広報事務(秘書広報課)

【質問】消耗品費122万3千円の内容について伺う。

【答弁】例年計上している事務用品等の購入費2万3千円のほか、令和4年度は、臨時経費としてAdobe社製の広報編集用ソフトライセンスの購入費120万円を計上している。ライセンス数は編集パソコン3台分で、ライセンス期間は4年間。

 

【総務部】

■庁舎の電話交換機の更新に関し委託が効果的なものか確認しました。

庁舎管理事務(契約管財課)

【質問】電話交換業務委託料が令和4年度増額している理由について伺う。

【答弁】現行の電話交換機は更新時期を迎えており、現行交換機は庁舎設置型のものだが、更新予定の交換機は、クラウド型と言われ、大規模な機器を庁舎に設置することなく、インターネット回線網を使用するもの。更新にあたり、庁舎設置型とクラウド型の導入経費、5年間の委託料等について比較検討した結果、5年間における導入経費等のコストを約2千百万円軽減できる。

 

【市民部】

■市民サービスの更なる向上の観点から窓口業務について質問しました。

窓口事務(総合窓口課)

【質問】事務補助会計年度任用職員報酬で令和3年度の1525万8千円と比較して1363万1千円と減少している理由を伺う。

【答弁】固定資産税関係の証明発行が課税課へ移ることとなり、総合窓口課の会計年度任用職員を1名減員し、課税課の会計年度任用職員を1名増員する。固定資産税の各種証明書は、種類により総合窓口課と課税課のそれぞれの窓口で発行しており、わかりづらく、さらに待ち時間が長くなる等の弊害を解消する。

 

【生活環境部】

■佐藤の政策に掲げている都市農業の推進の観点から質問しました。

市民農園管理事務(シティーセールス推進課)

【質問】市民農園整備工事134万5千円で市内のどの地域の市民農園の整備か。

【答弁】熊川東及び南田園第二市民農園の使用期間満了に伴う更新整備工事費として83万2000円、熊川武蔵野第二及び熊川北市民農園のネット柵や防草シート等の基盤整備工事費として27万8960円、熊川東市民農園の開設時より設置されていたあずま屋の老朽化による修繕工事として23万3200円を計上。

 

■コロナ後の男女共同参画の取り組みが効果を期待できるものか確認しました。

男女共同参画事業(協働推進課)

【質問】事業概要に「男女共同参画社会への理解の促進と男女共同参画意識の高揚を図るため、情報誌の作成や講座を実施します」とあるが内容について。

【答弁】コロナ禍における社会情勢の変化は、DVや人権についてなどの新たな問題も浮上し、これらの課題を考える必要性が出てきた。男女共同参画情報誌「あなたとわたし」62号では、特集を「コロナと男女共同参画」としコロナ禍による新たな問題を男女共同参画の視点から考える内容とした。また、令和4年度に開催予定の男女共同参画セミナーでは、「避難所運営」をテーマとし男女共同参画の視点から避難所運営を考える内容とする。

 

【福祉保健部】

■発達に課題がある子どもへの支援が喫緊の課題であるとの認識から質問しました。

障害児通所給付事業(障害福祉課)

【質問】令和3年度と比較し障害児通所給付費が12414万5千円から14068万8千円と増額している理由と今後の見通しについて伺う。

【答弁】近年は障害児通所給付費が増加傾向であり、予算要求に係る児童発達支援の月平均利用者数は令和3年度が11人に対して令和4年度が32人、放課後等デイサービスは令和3年度が56人に対して令和4年度が73人。発達に課題がある子どもの増加に伴い、障害児通所給付費のうち児童発達支援及び放課後等デイサービスについて、過去4年間の増加率の推移から今後も給付費の増加が見込まれる。

 

■高齢者の健康と生きがいの観点から質問しました。

老人福祉センター事業(介護福祉課)

【質問】事業概要にある「健康増進と教養の向上」に係る新たな事業について伺う。

【答弁】体操の需要が高まっており、新型コロナウイルスの感染状況を見ながら、募集人数を増やす予定。また、男性の積極的参加を促すため、「男性限定」の教室も実施を予定。教養講座では、スマートフォン講座など、老人福祉センター利用者のニーズや関心に応じた講座を実施する。

 

【子ども家庭部】

■忙しい保護者の利便性向上の観点から質問しました。

保育所運営事業(子ども育成課)

【質問】コンビニエンスストアでの支払いが可能となるようだが、概要及び利用者数の見込みについて伺う。

【答弁】これまで無料だった銀行の窓口の有料化などが一部で進んでおり、保育料を支払う保護者のうち口座振替ではなく、納付書で窓口払いを選択している方の利便性が損なわれるため導入する。保育料の現在の納付方法は、口座振替か金融機関等の窓口での納付書払いの2通りとなっている。利用者数は50名程度を見込む

 

■子育てが孤独なものとならないよう切れ目ない取り組みを期待し質問しました。

子育てひろば事業(子ども家庭支援課)

【質問】令和4年度の取り組みと父親が参加できるイベント等の検討について伺う。

【答弁】虐待予防の観点からも子育てひろば運営は重要であると考え、また、利用者の方々からも開所に関しての強い要望があり、令和4年度においても引き続き感染症予防対策を講じながら運営を行ってまいりたい。父親と一緒に訪れる姿もみられ、父親参加型の内容についても検討する。

 

【都市建設部】

■地域住民の念願であった東福生駅のバリアフリー化の詳細について質問しました。

東福生駅自由通路整備事業(まちづくり計画課)

【質問】基本設計委託料4183万3千円と基本設計検証業務委託料798万6千円についてこれらは総額なのかどうかJRの負担分はいくらか。基本設計検証業務とは具体的にはどのように設計検証するのか伺う。(参考:令和4年に基本設計・実施設計から5~7年に工事、総額で13億2000万円の事業うち2億1000万円が市の負担)

【答弁】基本設計委託料は、総額では4850万円かかる予定で、そのうち予算計上は市の負担分4183万3000円で、JRの負担は666万7000円。また、検証業務の内容は、JRが実施する基本設計業務について、調査設計の内容確認、基本設計の内容検証、費用負担の妥当性の検証等を行う。

 

■地域で懸案となっていた東福生駅近くの第二号踏切の改良について質問しました。

福生第二号踏切改良事業(道路下水道課)

【質問】設計委託料1004万4千円、設計検証業務委託料495万円で、これらはそれぞれの業務の総額なのか。JR負担分はあるのか。設計検証は具体的にはどのように行うのか。

【答弁】それぞれの総額であり、JR負担分はない。また、検証業務の内容については、JRが実施する設計業務について、「設計の内容確認」・「費用負担の妥当性検証」・「鉄道事業者との協議支援」等を行う。

 

【教育部】

■地域に開かれた学校コミュニティ・スクール充実の観点から質問しました。

コミュニティ・スクール運営事業(教育指導課)

【質問】各学校のコミュニティ・スクール委員が一堂に会するCS総会を開催するとのことだったがその概要について伺う。

【答弁】令和4年5月14日(土)の午後に開催を予定している。当日は、各校のCS委員と教職員が参加し、CS委員会の活動報告等を通して、各校の特色あるCS委員会の活動内容等について情報共有を図る。(CSはコミュニティ・スクール)

 

■学校給食で環境に配慮した新たな試みが実施されることが明らかになりました。

給食食材調達事業(教育支援課)

【質問】新たな取り組みについて伺う。

【答弁】学校給食で提供している飲用牛乳で使用するプラスティックストローの配布を取りやめ、パックから直接飲用する方式に変更する。これは、持続可能な開発目標である「SDGs」の取組みで、年間でプラスティックストロー約70万3千本が削減できる見込み。

 

■生涯学習の成果を地域に生かす視点で公民館の取り組みについて質問しました。

公民館運営事業(公民館)

【質問】公民館の本旨である地域の課題解決につながる取り組みについて伺う。

【答弁】公民館3館合同事業で、高齢者を対象とした事業で「めざせ!デジタルシニア!」を計画。各公民館でデジタルツールを使った講座を実施し、講座で学んだ成果の発表の場として、各公民館をリモートでつなげ、学習成果を発表し合い、共有、循環を通じ高齢者の地域での活躍を支援する。

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