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【らいむ回顧】ラップでレースを振り返る!【スプリングS/フラワーC/ファルコンS】

こんばんは!碧馬らいむです🍀🐴

今回はスプリングSフラワーCファルコンSの回顧です!🐎
 GIにも繋がる一戦、一緒にレースを振り返っていきましょう!

※この回顧にはボク自身の主観も含まれています。ボクの考えが全て合っているとは思いませんし、見る人によっては違う見解になると思います。ラップとレース映像を照らし合わせてボク自身が感じたことを書き記していますので少しでも振り返りの参考になれば嬉しいです。

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🍀スプリングS🍀

【中山芝1800mコース図】

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〜コースの特徴〜
中山芝1800mは急坂の途中からスタートとなるコースです。
スタート後の急坂、そして上りながらすぐ1コーナーに入るため前半はペースが落ち着きやすいのが特徴で、逃げ先行馬有利なコースです。しかしこのレースは前半のペースが速くなりやすい特徴があり、差しも決まりやすいレースです。
2コーナーからは下り坂となるため徐々にペースが上がる流れになりやすく、最後までバテずに走りきる持続力やコーナーで加速する器用さも求められるコースです。


【スプリングSレースラップ】
12.9-11.6-12.2-12.1-12.0-12.3-12.0-11.3-12.0
前半3F36.7-後半3F35.3(後傾1.4秒)
前半4F48.8-後半4F47.6(後傾1.2秒)
勝ちタイム1.48.4-スローペース

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※平均ラップは2020〜2016年のもの(昨年は重馬場&直線強い追い風だったためグラフからは除いています)

中山芝は重馬場でスタート、スプリングSが行われる時間帯には一段階回復し稍重のコンディションでレースが行われました。
先週の内回りコースは外からの捲りや差しが効きやすくなっていましたが、今週は雨→乾いていく馬場でインが復活、内前有利な馬場状態となりこの日は内を通った子や先行馬の好走が目立っていました。

○中山5R:内を通ったレガラールが1着、その後ろにいた人気薄のコスモフロイデが2着、外を回したフォーグッドは3着。
○中山8R:コーナーで動かず内を突いたアステロイドベルトが1着、コーナーで動いて外を回したセントオブゴールドは2着
○中山9R:内を突いたホウオウエミーズが1着、外を回したスパイラルノヴァは2着
4Rこそハイペースとなり外差しが決まりましたが、このレースでも内枠から先行したミュステーリオンが12人気3着と穴をあけており、他の芝レースでは内を通った子が勝利し外を回した子は勝ちきれないレースが目立ちました。

今回のレースラップを見てみると、道中のペースは決して速くないものの全体的に大きな緩みがない流れとなっており、ラスト2F目で例年以上に一気に加速する展開となりました。後半で速いラップを刻んでいることから前が余力を持って直線を迎えており、内前有利な馬場状態も相まって差しが届きにくいレースとなりました。

また、道中のペースが緩まなかったことにより、雨でタフな馬場になりながらもマイル寄りに近い適性が求められるレースになったのでは?とみています。
過去のスプリングSを見てみると、道中で大きくペースが緩んだ時の好走馬は
2021年
1着ヴィクティファルス
2着アサマノイタズラ→セントライト記念1着

2020年
1着ガロアクリーク→セントライト記念3着など
2着ヴェルトライゼンデ→神戸新聞杯2着など

2015年
1着キタサンブラック→菊花賞1着など
2着リアルスティール→菊花賞2着、ドバイターフ1着など

2012年
1着グランデッツァ→七夕賞1着など
2着ディープブリランテ→ダービー1着など

と、中距離路線での活躍が目立っているのに対し、道中ペースの緩みが少なかった時の好走馬は

2019年
1着エメラルファイト→マイルで2勝
2着ファンタジスト→セントウルS2着

2018年
1着ステルヴィオ→マイルCS1着など

2014年
1着ロサギガンティア→阪神C1着など
2着アジアエクスプレス→朝日杯FS1着など

2013年
1着ロゴタイプ→安田記念1着など

と、マイル以下での活躍が目立っています。
(2017年のスプリングSも緩みのない流れになりましたが、勝ち馬は後に芝2000mのGIを勝利するウインブライト。この傾向が必ずしも当てはまるわけではありませんが、どんな適性が求められたのかを判断する一つの指標になると思います。)

それらを踏まえた上でレースを詳しく見ていきましょう。



【レース展開】

ゲート内でうるさい面を見せていたアサヒが出遅れ。ドーブネとオウケンボルトも良いスタートを切れず後方からのレースとなります。
スタートで躓くシーンがあったものの、最内からビーアストニッシドが押してダッシュをつけて先頭へ。その後ろにエンギダルマとグランドライン、トーセンヴァンノが続いて1コーナーへと入っていきますが、大外からアライバルも押して先行集団へ加わり、2番手のポジションを確保します。

ビーアストニッシドが先頭、2番手にアライバルと続き隊列が落ち着いて向正面へと入っていきます。
道中はペースが緩まず淡々とした流れでレースが進んでいき、各馬に動きがあったのは3コーナー手前。最後方にいたアサヒが外からポジションを上げていくと、後方にいた有力馬も次々と進出を開始、内外大きく広がる形となって直線を迎えます。

ビーアストニッシドが先頭で直線へ、4コーナーで先頭に並びかけてきたアライバルを突き放しリードを広げます。最内からエンギダルマ、その後ろからサトノヘリオス、デュオも追い上げますが先頭との差はなかなか縮まりません。残り200mを切ると一度突き放したアライバルがもう一度差を縮め最後は並んでゴールイン。
接戦の末ハナ差で勝利を掴んだのはビーアストニッシド。惜敗が続いていましたがようやく重賞初制覇を飾りました。




【各馬の短評&次走以降注目馬】

1着:ビーアストニッシド

スタートで躓いてしまったものの、押してハナを奪うとそのまま自分のペースを刻み逃げ切りました。鞍上の岩田騎手もこの子のことを手の内に入れているように感じましたし、今回のような道中緩みのないペースも合っていたのではないでしょうか。
ラストで12.0-11.3としっかり加速できているように速い脚もあり、レベルの高い共同通信杯で3着と好走していたように持っている能力も高いと思います。
しかし今回は内前有利傾向が顕著な環境であったため、展開や馬場に恵まれた部分も大きかったと感じます。



2着:アライバル

スタートから押してポジションを確保した鞍上のルメール騎手の好騎乗でした。
加速部分で突き放されて最後に差を縮めているようにエンジンのかかりが遅く、瞬間的に加速することが苦手な印象で前走の京成杯も加速に時間がかかっていました。そのため小回りコースよりも広いコースの方が合う印象です。



3着:サトノヘリオス

最内を立ち回って差してくる器用さを見せましたが、展開に恵まれず直線では詰まる不利もありました。
前走は厳しいローテーションに加え大外を回す不利と苦しい要素が重なってしまいましたが、間隔をあけてしっかり立て直してきました。前が有利な展開のなか後方から差してきたのは能力の高さだと感じますが、内有利馬場の恩恵は受けていたことは覚えておきたいです。


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6着:ドーブネ

出遅れて後方からとなってしまいましたが、内前有利な展開のなか大外を回して6着まで追い込んできました。
このレースの3〜4コーナーでの各馬の進路を確認すると
1着ビーアストニッシド…最内
2着アライバル…内から2頭目
3着サトノヘリオス…最内
4着エンギダルマ…最内を
5着ディオ…内から2頭目
6着ドーブネ…内から5〜6頭目
7着アルナシーム…内から4頭目
8着サノラキ…内から2頭目
9着オウケンボルト…最内

と、最内〜内から2頭目を走った子が上位を占めていることがわかります。
ドーブネは後方・外回しという二重の不利を受けており着順以上に強い内容でした。
次走以降の巻き返しに期待したいです。



7着:アルナシーム

ドーブネ同様後方・外回しという二重の不利を受けており着順以上に強い内容だったと感じました。
前半に行きたがる面は見せたものの道中は折り合いがついていましたし、スタートも決めており気性面での成長も感じます。
今回は度外視可能な一戦として次走以降の巻き返しに期待したいです。
(かかってしまう不安はまだあるため距離延長よりは距離短縮で狙いたいです。また、不利があったとはいえ個人的にはもう少し走れても…?と感じる面もあり、湿った馬場より綺麗な馬場向きの可能性もあるかもしれません。)



🍀スプリングSの次走以降注目馬ドーブネアルナシーム

※前走時に次走以降注目馬に挙げたアサヒはゲートでうるさい面を見せ今回も出遅れ。2走続けての出遅れとなり気性面で難しい部分が出てきているのかもしれないと感じました。能力はある子ですが少し様子を見たいです。
(過剰に嫌われて人気薄になるなら馬券的には妙味があるのかもしれませんが…)




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🍀フラワーC🍀

【中山芝1800mコース図】

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〜コースの特徴〜
中山芝1800mは急坂の途中からスタートとなるコースです。
スタート後の急坂、そして上りながらすぐ1コーナーに入るため前半はペースが落ち着きやすいのが特徴で、逃げ先行馬有利なコースです。
2コーナーからは下り坂となるため徐々にペースが上がる流れになりやすく、最後までバテずに走りきる持続力やコーナーで加速する器用さも求められるコースです。


【フラワーCレースラップ】
12.8-11.9-12.2-12.2-12.2-11.8-12.0-11.4-12.0
前半3F36.9-後半3F35.4(後傾1.5秒)
前半4F49.1-後半4F47.2(後傾1.9秒)
勝ちタイム1.48.5-スローペース

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※平均ラップは過去5年のもの


中山芝は前日同様稍重のコンディションでスタート、8R前に良馬場へと回復しました。
この日も内有利傾向が強く見られ、中山8Rでは最内を追走していたリリーブライトが11人気1着、同じく最内を追走していたマイネルマーティンが9人気3着と穴をあけるなど道中内を追走した子の好走が目立っていました。

今回のレースラップを見てみると、このレースらしい例年通りのスローペースとなり直線部分のラスト2F目で一気に加速するラップとなっています。
後半で速いラップを刻んでいることから前が余力を持って直線を迎えており、内有利な馬場状態も相まって差しが届きにくいレースとなりました。

それらを踏まえた上でレースを詳しく見ていきましょう。



【レース展開】

全体的にバラバラとしたスタート、逃げ候補のパーソナルハイもあまり良いスタートではなく後方からとなりました。
好スタートを切ったコルベイユが押してハナを主張すると、2番手にはこちらも好スタートを切ったニシノラブウインクが続きます。更に外からアプサラーが先行争いに加わり、その後ろにスタニングローズ、シンティレーション、モカフラワーといった人気馬も続き1コーナーへと入って行きます。
少頭数であることに加え出遅れてしまった子も多く、逃げ先行争いは激しくならずスローペースとなりました。

コルベイユが先頭、ニシノラブウインクが2番手で向正面へと入っていきます。
その後ろに目を向けると、コーナーで内外の差を活かして3番手にスタニングローズが、出遅れてしまったパーソナルハイも内を突いてポジションを上げています。反対にモカフラワーやアポロルタ、デインティハートなど外を走らされてしまった子はコーナーで軒並みポジションを落としており、内有利馬場であることが道中の動きからも感じ取れます
残り1000mを切ったところでデインティハートが外からポジションを押し上げていき3番手まで進出、レースは終盤へと入って行きます。

先頭のコルベイユにニシノラブウインクが並びかけていき最後の直線へ。ニシノラブウインクが先頭に変わると、内で脚を溜めていたスタニングローズ、道中ポジションを押し上げたデインティハートが先頭へと襲いかかり、その後ろからは内を突いたダイムとパーソナルハイ、外からシンティレーションが差し脚を伸ばします。
残り200mを過ぎると3番手との差が離れニシノラブウインクとスタニングローズの一騎打ちに。最後はスタニングローズがニシノラブウインクを捉え半馬身差抜け出して勝利。連勝で重賞制覇を飾りました。




【各馬の短評&次走以降注目馬】

1着:スタニングローズ

道中は内を追走し直線は外に出し差し切り、内有利馬場・内枠を活かしての勝利でした。新潟2歳Sでは強いメンバーを相手に展開が向かないなか5着、サウジアラビアRCでは詰まりながら上がり最速と能力のある面は見せており、スローペースでこの子の末脚が活きる形になったのもよかったのではないでしょうか。
しかし今回は内有利傾向が顕著な環境であったため、展開や馬場に恵まれた部分も大きかったと感じます。



2着:ニシノラブウインク

近走は後方からの競馬でしたが、今回はスタートを決めて先行した鞍上の好騎乗でした。近走はマイルでポジションが取れていなかったこと、エピファネイア産駒という点を考えると、今回の距離延長で追走が楽になったのも大きかったのではないでしょうか。
スローペース、内有利な馬場を味方につけての好走で、勝ち馬同様展開や馬場に恵まれた部分も大きかったと感じます。



3着:シンティレーション

道中は内から2頭目、3〜4コーナーでは下がってきたアプサラーを交わすために外に出しており上位2頭よりもロスの多い競馬となってしまいました。
前二頭には離されてしまいましたが、最後まで差は縮めていましたし今回はポジション差による敗戦と言えそうです。
展開一つで上位馬との逆転は可能に感じますし、着差以上に評価したいレースです。
また、レース後には鞍上の横山武史騎手が馬場が合わなかった旨のコメントをしており、綺麗な馬場ならば更に高いパフォーマンスを発揮出来るのではないでしょうか。


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5着:デインティハート

いいスタートを切れず後方から。道中早めに仕掛けてポジションを上げて行きましたが、1コーナーでは内から6頭目を走るロスの多い競馬となり、その後も終始外を回され続けてしまいました。
今回の内有利馬場では致命的なロスとなってしまったため、着差以上の評価をしたい一頭です。
近3走も上りは安定しており、差しが届く環境で狙いたいです。



7着:キタサンシュガー

いいスタートを切れず後方から。内前有利な環境のなか4角時点でも最後方、更に外を追走と二重苦のレースとなってしまいました。
新馬戦ではスローペースの前有利展開のなか後方から上がり最速で差し切っており、ポテンシャルの高さを感じる走りを見せています。
今回は度外視可能な一戦とみて、差しが届く環境上がりのかかるタフな条件で狙ってみたいです。



8着:モカフラワー

スタートで僅かに出負けしてしまい先行できず、外を追走する不利もあり道中ポジションを落としてチグハグな競馬となってしまいました。
後方外回し組には厳しい展開だったため、今回は度外視可能なレースとして次走以降の巻き返しに期待したいです。



11着:アポロルタ

好スタートを切ったものの、折り合いに専念して中団からレースを運びました。しかし道中は折り合いを欠いてしまい、3〜4コーナーでは大外を追走する不利があり大敗もやむを得ないレースとなってしまいました。
今回の敗戦は完全に度外視可能なものだと思いますし、新馬戦は1200mで詰まる不利がありながらも差し切る着差以上に強い走りを見せています。
近走は控える競馬をしていますが、新馬戦のように前半から主張していけばある程度のポジションは確保できる子で、前走も大きくは負けていません。1勝クラスの短距離戦(1400m以下)で見直したいです。



🍀フラワーCの次走以降注目馬デインティハートキタサンシュガーモカフラワーアポロルタ




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🍀ファルコンS🍀

【中京芝1400mコース図】

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〜コースの特徴〜
中京芝1400mはスタート後が上り坂となっているものの、3コーナーまでの距離が長いことに加え残り1000m手前から下り坂となっており、前半のペースが速くなりやすく中盤もペースが緩みにくいコースです。
そのためスピードだけで押し切るのは難しく、速いペースに耐える持久力、そして最後の長い直線には急坂もあるためパワーも必要となるタフなコースです。


【ファルコンSレースラップ】
12.1-10.5-10.5-11.3-11.6-12.4-12.5
前半3F33.1-後半3F36.5(前傾3.4秒)
勝ちタイム1.20.9-ハイペース

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※平均ラップは過去5年のもの


中京芝は週中に降雨があり重馬場でのスタート、ファルコンSが行われる時間帯には一段階回復し稍重のコンディションでレースが行われました。
しかし、今回の勝ち時計1.20.9は過去10年で2番目に速いタイムと決して時計がかかっていたわけではなくやや速めの時計が出る馬場状態でした。これは午前から馬場が乾いたのと開幕2週目でまだ芝が荒れていなかったのが大きな要因ではないでしょうか。

今回のレースラップを見てみると、向正面追い風の影響もありますが前半のペースがかなり速く例年以上のハイペースとなり逃げ先行馬にとっては苦しい展開となりました。
それらを踏まえた上でレースを詳しく見ていきましょう。



【レース展開】

プルパレイ、ショウナンハクラク、デヴィルズマーブル、レディバランタインの4頭が出遅れて後方から。
スタートの速さを活かしてカジュフェイスがハナを奪うと、内からスタートを決めたヴィアドロローサ、外からナムラリコリス、トウシンマカオ、ニシノレバンテ、デュガが先行し後ろに続きます。前半3Fが33.1とかなり速いペースになりますが、ここの先行争いがハイペースとなった要因でした。
逃げたカジュフェイス、その後ろにつけたナムラリコリスとニシノレバンテ、さらにヴィアドロローサとデュガも1200mで先行して好走した実績がある子。短距離向きのスピードを持つ先行馬が集まったことにより、ここでもハイペースとなりました。

カジュフェイスが先頭のままレースは後半、4コーナーへと入っていきます。一方後方ではオタルエバーが外に斜行しレディバランタインが、さらにエイシンシュトルムとナバロンの斜行でコムストックロードティーガーデン不利を受けてしまいました。ここの不利については次走以降注目馬の項目で後述します。

直線に入ると粘るカジュフェイスを最内を突いて上がってきたプルパレイ、その後ろからデヴィルズマーブル、外からはオタルエバーが捉えにかかります。人気のトウシンマカオも馬群の真ん中を突いて前との差を詰めようとしますが、進路が開かず追い出しが遅れてしまいます。
内から外に進路を切り替えてプルパレイがカジュフェイスを交わし先頭へ。外からオタルエバー、さらに外からタイセイディバインが猛追しますが、プルパレイが振り切り先頭でゴールイン。重賞初制覇を飾りました。




【各馬の短評&次走以降注目馬】

1着:プルパレイ

出遅れてしまいましたが、ポジションを押し上げ中団へ。道中は内を追走しロスなく運びました。直線も最内を突いて伸びてきており操縦性の高い器用な立ち回りを見せましたが、未勝利戦やアスター賞勝利時も内を器用に立ち回っており内枠が得意な子と言えるのではないでしょうか。今回のように内有利な馬場や内を突くシチュエーションではこの子の強みを活かせそうです。
朝日杯FSではかかる面が見られたので、NHKマイルCでは折り合い面と今回のような操縦性の高さを活かせるかが鍵になるのではないでしょうか。

※余談ですがイスラボニータ産駒は内枠での成績が良いという特徴があります。
先週(2022/3/13)時点での成績ですが

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(8枠の単勝回収率は単勝100倍超えの子が勝利しているため上振れの可能性あり)

単勝50倍以下↓

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と、内枠での好走率が非常に高く回収率も優秀な成績となっています。
イスラボニータ産駒は今回のプルパレイのように内を器用に立ち回るレースを得意としている子が多い印象で、今後も内枠での活躍が目立つかもしれません。



2着:タイセイディバイン

600mの距離短縮で臨んだ一戦でしたが、スタートを決めると道中は中団追走と速いペースにも対応しました。
内で立ち回った恩恵はありましたが、直線は詰まって追い出しが遅れる不利がありながらも最後までよく伸びていました。近2走は展開が向かず着外に敗れていましたが、昨年の11/7と11/28の未勝利戦は好タイムで走破しており能力を示していただけに過小評価だったかもしれません。
今後もタフな流れになればこの子のバテずに伸びる末脚が活きるのではないでしょうか。



3着:オタルエバー

内有利な環境で内枠勢が上位を独占するなか外から差して3着、不利に抗っての好走で着順以上に強い内容でした。
朝日杯FSでは大崩れしてしまいましたが、今回や秋明菊賞を勝ち上がった時のように道中の緩みが少ないレースで高いパフォーマンスを見せています。
それ故に1400mでは安定したレースを見せているのではないでしょうか。


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5着:トウシンマカオ

先行馬には厳しい展開だった上に、直線では詰まる不利、更に他馬より1kg重い斤量を背負っていました。
2走前の朝日杯FSでも先行勢では最先着と能力の高い面は見せていますし、今後もマイル以下のレースで活躍を期待したいです。



7着:カジュフェイス

ハイペースで逃げて厳しい展開でしたが、このペースでも大崩れしなかったのは評価したいです。昨年の未勝利戦勝利時やもみじSでも逃げて高いパフォーマンスを発揮しており、マイペースで運べると強いタイプに感じます。
今回は展開が厳しくて敗れてしまいましたが、1400m以下で逃げが叶いそうな時に巻き返しを期待したいです。



8着:ティーガーデン

外枠を引いてしまったため外を追走する不利に加え、4コーナーでは斜行の不利を受けてしまいコムストックロードと接触する不利がありました。
今回は度外視可能な一戦として、次走以降改めて見直したいです。



10着:レディバランタイン

出遅れて後方からとなりましたが、終始折り合いを欠いてしまいました。さらに3〜4コーナーではオタルエバーの斜行の影響で外に振られてしまい、大外を追走する不利があり今回は度外視可能な一戦です。
前走や前々走も折り合いに苦労しており、1200mまで距離短縮しても面白いのではないでしょうか。距離短縮で見てみたい一頭です。



11着:ヴィアドロローサ

近走は後方からのレースが続いていましたが、今日はスタートを決めると押して先行策をとりました。しかし今回はそれが裏目に出てしまい展開に恵まれないレースとなってしまいました。
昨年の京王杯2歳Sでは出遅れ+斜行の不利を受けながら上がり最速で追い込み力のあるところは見せていますし、前走は内前有利な馬場で出遅れて後方外回しと噛み合わないレースが続いているため、展開が噛み合えば巻き返しがあっても不思議ではないとみています。
今回はゲートも出てハイペースを先行するレースが出来ていましたし、1400m以下の短距離レースで狙いたいです。



17着:デュガ

外から先行と展開・馬場に恵まれない2重苦のレースとなってしまいました。
今回は大敗してしまいましたが、厳しい展開となってしまったため度外視可能なレースとみて次走以降の巻き返しに期待したいです。



🍀ファルコンSの次走以降注目馬トウシンマカオカジュフェイスティーガーデンレディバランタインヴィアドロローサデュガ

※他、ニシノレバンテとナムラリコリスは展開面の不利、ウインバグースは外を追走する不利、ベルウッドブラボーは斜行による不利。





以上、スプリングSとフラワーC、ファルコンSの回顧でした!
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最後まで読んでくださりありがとうございました✨











(来週からはGIですね…!楽しみ!)


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