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コースを学ぼう!-part8-【東京芝2000m】

こんばんは!限界化競馬Vの碧馬らいむです🍀🐴

ここでは競馬場のコース毎の特徴押さえておきたいポイントについて記載しています!普段何気なく見ているレースも、コース形態や特徴を把握して見ていると面白い部分があったり、レースの振り返りや馬券購入のヒントに繋げられる部分もあります✏️📖
「このコースはこんな特徴があるんだ!」と思っていただければ嬉しいです✨


さて、今回はGI天皇賞秋やGIIフローラSが行われる舞台でもある東京芝2000mについてまとめました!✍🏻
過去のデータについても記載していますので、競馬に詳しい方も競馬初心者の方も少しでも参考になれば嬉しいです…!




🟢コースの概要🟢

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東京芝2000mコース図

東京芝2000mはスタート地点が1.2コーナーの外側にあり、スタートしてから2コーナーの外を回って向正面へと入るコースで、秋にはGI天皇賞秋が行われます。



🔴押さえておきたいポイント🔴

直線が長く速い末脚が求められるコース!
東京競馬場は直線が525.9mと長く、JRA全10場のなかでも新潟外回りコースに次ぐ2番目の長さです。
そのため中盤でペースが緩みスローペースになりやすく、直線での速い末脚が問われるコースです。
また、直線が長いというコース形態から差し・追込が他のコースと比べて決まりやすいという特徴も持っています。(詳しくは脚質別成績・平均ラップの項目で後述します!)


2度上り坂があるものの…?
東京芝2000mは向正面、そして最後の直線と2度坂を上らなければならないコースです。しかし、中山や中京といった急坂のあるコースと比べると、高低差が低く勾配がなだらかなため極端にパワーが求められるコースではなくスピードが重要となるコースです。
コーナー角も緩やかで器用さも求められないコースのため、他場の2000mとは異なる適性が求められる、というのは意識しておきたいポイントです。




📊データ編📊

データは2017年1月〜2022年10月23日(日)の期間に行われた東京芝2000mの結果を集計しました!✏️
(集計時に単勝50倍を超えるオッズのお馬さんは除外して集計させていただきました。理由は一頭馬券内に絡むだけで回収率の数字に大きな変化が現れ、正確さに欠けると思ったためです。)

🐴枠順別成績🐴

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14頭立て以上

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頭数に関わらず1枠の成績が抜けてよく、その他の好走ゾーンはバラけています。スタートしてすぐコーナーを迎えるため一見内枠有利・外枠不利に感じますが、複勝率で見ると8枠の成績も悪くありません

このコースはスタートしてすぐコーナーを迎えるため、外枠の逃げ先行馬は内に進路を求めながらの逃げ先行争いになりやすく、内枠の子は外から被されるリスクもあるため逃げ・先行馬の並び順が重要となります。そのためただ内有利・外不利と判断するのではなく、当日の馬場コンディションや逃げ先行馬の並び順をみてどこが恵まれるのか?を考えたいコースです。
(1枠の成績が抜けて良くなっていますが、2022年の勝率は過去5年で最も低くなってます。今開催の東京芝は外差し有利が目立っており、過去の傾向を鵜呑みにせず当日の傾向に注目したいです。)




🐴脚質別成績🐴

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14頭立て以上

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直線の長い東京コースですが、逃げ馬の成績は悪くなく回収率も高いことがわかります。
しかし多頭数では逃げの単勝回収率が大きく下がっており、逃げ切りは難しいコースとなっています。実際に好走している子を見てみると人気馬が多く、人気薄の逃げ馬は馬券内には絡めても逃げ切った子は少ない結果となっています。
反対に差し・追込は他のコースと比べると好走率・回収率共に高く、差しが決まりやすいことがわかります。




🐴種牡馬別成績🐴

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勝利数1位はディープインパクト
2位に大きく差をつける38勝を挙げているものの、回収率は低い数字となっています。
しかしこれは好走率が低いわけではなく、一つのレースに複数頭出走することが多いことと、人気馬が多いことが大きな要因です。
末脚を活かしたい子が多いディープインパクト産駒はこの舞台を狙って使われることも多く、2021年の天皇賞(秋)では5頭が出走(2,3着に好走)していました。過剰に人気してしまい差し届かず凡走…といったケースも多く見られるため注意が必要です。

また、これは2位のハーツクライにも言える部分ですが、東京コースなら差しが届くだろうと思われて人気し後ろすぎて差し損ねるケースも目立つため、特に単勝を意識して馬券を構築している方は注意しておきたいポイントです。


ランキング上位で注目しておきたいのはハービンジャー
この産駒はバテずに長く脚を使って末脚を活かすタイプの産駒が多いものの、直線のスピードが強く問われる末脚勝負ではスピード負けしてしまう側面があります。
しかし、外差しが決まりやすい馬場などバテない持続力が活きる環境では持ち味を活かすことができ、まとめて好走する傾向にあります。
ハービンジャー産駒は似た特徴を持つ産駒が多いため、一頭好走したら今の馬場はハービンジャー産駒が好走しやすい馬場かも?と、注目しておきたい種牡馬です。


他、高い回収率と好走率を残しているのがモーリス
代表産駒にはスプリンターズSを制したピクシーナイトなど前向きな気性の子も多くいますが、中距離路線ではジャックドールやジェラルディーナといった活躍馬が出ており、様々なカテゴリーで活躍しています。
また、直線に向いてから一気に加速するような末脚勝負は苦手としている産駒が多いのも特徴です。

こう書くと、東京コースは合わないのでは?と思うかもしれませんが、この舞台で好走しているモーリス産駒は逃げ先行脚質の子が多く、反対に差し追込脚質の子は馬券内には絡めても勝ちきれないレースが目立ちます
モーリス産駒は東京で芝1600m<芝1800m<芝2000mと距離が伸びるほど成績が上昇しており、これは距離が伸びることで前目のポジションを確保し、速い脚が使えない部分をカバーしているのではないかと考えています。
マイルでは追走に苦労してしまうような中距離向きのタイプを狙いたいです。


もう一頭注目しておきたいのがスクリーンヒーロー
スクリーンヒーローは先程名前を挙げたモーリスの父。こちらはモーリスと異なり、直線で速い上がりを使える差し追込脚質の好走馬も多く出ています。
スクリーンヒーロー産駒の最大の特徴は人気になりにくいこと。高い好走率を残しており、重賞でもクールキャットやウインマリリンといった好走馬が出ているにも関わらず、人気になった出走馬自体が少ないといった傾向があります。
高い回収率を残している大きな要因はそこにあり、直線の長い東京コースは合わないだろう…といった世間とのギャップがこの回収率に繋がっています。特に前走不利を受けていた子や、コース替わりなどの条件変化で臨んでから人気薄の子には要注意です。


🍀注目種牡馬ハービンジャーモーリススクリーンヒーロー




🐴平均ラップ🐴

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参考として古馬1勝クラスフローラS天皇賞(秋)、そして東京芝2000mの全レースの平均ラップをグラフにしました。


3歳牝馬限定のフローラSは、数少ない牝馬限定の中距離戦となるため中盤のペースの緩みが大きく、ラスト2F目に最速のラップを刻んでいます。このレースは特に一気に加速する瞬発力や、先行力が問われるレースです。

天皇賞(秋)はマイルから中距離路線までの有力馬が揃うため、他のレースと比べると中盤の緩みが少なく早めにペースが上がっていることがわかります。
しかしその性質上、出走馬によって大きく流れが異なるため、その年によって求められる適性も変化しています。この詳細は天皇賞(秋)のポイントで後述します。

基本はスタート後の先行争いで11秒台の速いラップを刻み、中盤でペースが緩んだ後ラスト3F目で一気に加速する末脚勝負のレースとなるため、直線で速い上がりを使えるかどうか、展開や馬場の予測からどのポジションが恵まれるのかの判断が大切となるコースです。




🐎人気薄の好走例🐎

これらを踏まえて実際に人気薄の子が穴をあけた例を見ていきましょう。

穴をあけた例①
2022年10月8日(土)
東京7R 3歳上1勝クラス
ウインシュクラン 10人気3着(単勝25.8倍,複勝5.9倍)

このコースで珍しい逃げで穴をあけた例です。
ウインシュクランは1勝クラスに昇級後、馬券内に絡めず苦戦するレースが続いていましたが、前走は激しい逃げ争いとなり差し馬が上位を独占するなか4着に粘っており、中身の濃いレース内容でした。
そして今回は単騎逃げのスローペースに持ち込むと、3着に粘り込み穴をあけました。
また、父はこのコースと相性のいいスクリーンヒーロー。基本は差しが届きやすいコースですが、人気薄の逃げ馬はマークされず甘く見られることも多く、好内容を見せているにも関わらず東京コース替わりで嫌われて人気を落としている場合は敢えて狙うのも戦略です。

-買い要素-
・前走好内容(展開不利で4着)
・人気薄の逃げ馬
・スクリーンヒーロー産駒



穴をあけた例②
2022年4月24日(日)
東京11R フローラS
シンシアウィッシュ 9人気3着(単勝33.1倍,複勝6.1倍)

フローラSは3歳牝馬限定のレースで、この舞台でも特にスローペースになりやすいレースです。
シンシアウィッシュは新馬戦を勝利後人気に応えられないレースが続いていましたが、折り合いを欠いてしまったり外を回すロスが大きくなってしまったりと、不利を受けてしまったレースでした。
前走の君子蘭賞では先行して上がり最速の末脚を繰り出し2着に好走していましたが、今回は重賞で相手も強く9人気の低評価。
折り合いを欠き気味ではあったものの先行策でレースを進めると、例年通りのスローペースになりポジション利を活かして粘り込み、穴をあけました。

-買い要素-
・前走先行(フローラSは特にスローになりやすく、前が有利になりやすい)
・前走上がり最速
・2走前以降不利続きによる人気落ち



穴をあけた例③
2021年10月17日(日)
東京11R オクトーバーS
プレシャスブルー 13人気2着(単勝36.7倍,複勝5.8倍)

こちらは追込で穴をあけた例。
プレシャスブルーは人気薄だったものの、前走の新潟記念、2走前の七夕賞では上がり2位の末脚を使っており、どちらも勝ち馬とは0.4秒差以内の僅差の走りが出来ていました。
また、本馬は稍重〜不良馬場での好走が目立つ重馬場巧者。このレースが稍重馬場で行われたこと、パンサラッサが速めのペースで逃げたことで差しが届く展開となり穴をあけました。

-買い要素-
・近走上がり上位
・近走重賞で僅差のレース→今回はオープン特別
・重馬場巧者




〜まとめ〜

長い直線が特徴のコース!坂もあるものの、他場の急坂コースほどの勾配ではないため、パワーよりもスピードが求められるコース!

○1枠が好成績も、内枠有利・外枠不利が顕著なコースというわけではなく、逃げ先行馬の並び馬場コンディションも考慮して予想したいコース!

差しが決まりやすく、逃げ切りが難しいコース!

○注目種牡馬はハービンジャースクリーンヒーローモーリス

ディープインパクトなどランキング上位の種牡馬は人気を背負っての差し損ねも目立つため、過剰人気に注意!

○基本は中盤でペースが緩み直線の末脚勝負になるため、速い末脚が問われるコース!





🍀フローラSのポイント🍀

このレースで問われる能力・要素・傾向
一気に加速する瞬発力or最後までバテずに走り切る持続力
直線でのトップスピード
内枠有利
逃げ先行有利
能力重視

東京芝2000mは最後の直線が長いことからスローペースになりやすく、直線での速い末脚が求められるコースです。
スローペースなら一気に加速する瞬発力、ペースの緩みがないと最後までバテずに走り切る持続力が求められますが、どちらも速い上がりが求められるため直線でのトップスピードが重要となります。
また、このレースは牝馬限定戦の中距離戦で特にスローペースになりやすく、前有利になりやすいのもポイントです。


最初のポイントは内枠有利です。

1〜4枠
【4-4-2-28/38】
勝率10.5% 連対率21.1% 複勝率26.3%
単勝回収率127 複勝回収率67

5〜8枠
【1-1-3-39/44】
勝率2.3% 連対率4.5% 複勝率11.4%
単勝回収率26 複勝回収率76

このレースは開幕週に行われる上に、内枠の馬がポジションを取りやすいコースであるため、内有利に傾きやすい特徴を持っています。
外枠の馬はポジションが取りにくいため不利を受けやすく、2023年はイングランドアイズが3人気4着、ドゥムーランが2人気5着。2022年はラスールが2人気6着、ルージュスティリアが1人気15着。2021年はパープルレディーが3人気6着、アンフィニドールが4人気13着。2020年はスカイグルーヴが1人気5着、レッドルレーヴが3人気7着。2019年はフェアリーポルカが4人気5着、セラピアが1人気14着と、外枠に入った上位人気馬が人気を裏切るケースも目立ちます。
ただし外枠からでも穴をあけるパターンが存在するため、そちらは次のポイントで触れていきます。


続いてのポイントは逃げ先行有利です。

初角5番手以内
【4-4-2-16/26】
勝率15.4% 連対率30.8% 複勝率38.5%
単勝回収率205 複勝回収率180

初角6〜9番手
【0-1-2-19/22】
勝率0.0% 連対率4.5% 複勝率13.6%
単勝回収率0 複勝回収率27

初角10番手以下
【1-0-1-32/34】
勝率2.9% 連対率2.9% 複勝率5.9%
単勝回収率19 複勝回収率18

このレースは内有利になりやすいことに加えスローペースにもなりやすいため、逃げ先行馬が恵まれやすいレースとなっています。また、先程の項目では外枠不利と紹介しましたが、穴をあけやすいのは外枠の逃げ先行馬。先行力があればポジションを確保でき枠の不利を跳ね返せるため、このレースでは先行力も重要となります。
外枠から先行した馬は、2022年にシンシアウィッシュが9人気3着。2021年にクールキャットが5人気1着、スライリーが14人気2着。2020年にフアナが5人気3着。2019年にジョディーが9人気3着と、人気薄での好走が目立ちます。
過去のレースで先行力を見せている馬、特に2000mより短い距離で先行できている馬には要注目です。


最後のポイントは能力重視です。
世代限定戦はメンバー同士の力差が出やすいのも特徴の一つ。今後重賞〜GI戦線で活躍する子もいれば、条件戦をなかなか勝ち上がれない子も一緒に走ることとなります。そのため戦ってきた相手やレース内容を精査し、能力を見極めるのも大切な要素です。




🍀天皇賞秋のポイント🍀

このレースで問われる能力・要素・傾向
一気に加速する瞬発力(展開次第では持続力)
直線でのトップスピード
内枠有利
やや差し追込有利
人気馬が強い

東京芝2000mは最後の直線が長いことからスローペースになりやすく、直線での速い末脚が求められるコースです。
スローペースなら一気に加速する瞬発力、ペースの緩みがないと最後までバテずに走り切る持続力が求められますが、どちらも速い上がりが求められるため直線でのトップスピードが重要となります。

天皇賞秋もスローペース+瞬発力勝負が基本のレースで、速い上がりが求められています。過去5年の結果をレースラップと好走馬と共に振り返ってみましょう。

-2022-
12.6-10.9-11.2-11.3-11.4-11.6-11.8-11.6-12.4-12.7
前半3F34.7-後半3F36.7(前傾2.0秒)
前半4F46.0-後半4F48.5(前傾2.5秒)
※パンサラッサの大逃げによるハイペース、2番手以下はスローペース
1着 イクイノックス 上がり3F32.7(1位)
2着 パンサラッサ 上がり3F36.8
3着 ダノンベルーガ 上がり3F32.8(2位)

-2021-
12.8-11.5-11.9-12.0-12.3-12.0-11.8-11.1-11.1-11.4
前半3F36.2-後半3F33.6(後傾2.6秒)
前半4F48.2-後半4F45.4(後傾2.8秒)
1着 エフフォーリア 上がり3F33.2(3位)
2着 コントレイル 上がり3F33.0(1位)
3着 グランアレグリア 上がり3F33.8

-2020-
12.7-11.7-12.1-12.1-11.9-12.0-11.7-10.9-11.1-11.6
前半3F36.5-後半3F33.6(後傾2.9秒)
前半4F48.6-後半4F45.3(後傾3.3秒)
1着 アーモンドアイ 上がり3F33.1(3位)
2着 フィエールマン 上がり3F32.7(1位)
3着 クロノジェネシス 上がり3F32.8(2位)

-2019-
12.8-11.4-11.5-11.6-11.7-11.6-11.3-11.1-11.3-11.9
前半3F35.7-後半3F34.3(後傾1.4秒)
前半4F47.3-後半4F45.6(後傾1.7秒)
1着 アーモンドアイ 上がり3F33.8(2位)
2着 ダノンプレミアム 上がり3F34.5
3着 アエロリット 上がり3F34.8

-2018-
12.9-11.5-11.8-11.5-11.7-11.6-11.3-10.9-11.6-12.0
前半3F36.2-後半3F34.5(後傾1.7秒)
前半4F47.7-後半4F45.8(後傾1.9秒)
1着 レイデオロ 上がり3F33.6(2位)
2着 サングレーザー 上がり3F33.4(1位)
3着 キセキ 上がり3F34.7

2022年はパンサラッサの影響でハイペースになっていますが、2番手以下は実質スローペース。他の年も後傾ラップになっており、直線での瞬発力勝負となり速い上がりが求められていることが読み取れます。
時計が速く中盤でのペースの緩みも少なかった2018年と2019年は高速馬場適性と最後までバテずに走り切る持続力が問われるレースとなりましたが、基本は直線で速い上がりを出せるかどうかが重要なレースです。

前走直線が長いコースのGIで3位以内に好走+上がり3F3位以内
【4-1-1-0/6】
勝率66.7% 連対率83.3% 複勝率100.0%
単勝回収率150 複勝回収率140

該当馬は基本人気馬ですが、前走GIで速い上がりを使って好走していた馬は大崩れせず安定した好走率を残しています。


続いてのポイントは内枠有利です。

1〜4枠
【4-2-2-24/32】
勝率12.5% 連対率18.8% 複勝率25.0%
単勝回収率33 複勝回収率49

5〜8枠
【1-3-3-32/39】
勝率2.6% 連対率10.3% 複勝率17.9%
単勝回収率3 複勝回収率38

東京芝2000mはスタート後すぐにコーナーを迎えるため外枠の子は距離ロスが生じポジションを取りにくく、更に天皇賞秋はBコース替わりの週に行われます。これらの要素が相まって内枠有利に傾きやすいのがこのレースの特徴です。

しかし少頭数では外枠は不利になりにくく、むしろスムーズに運べるという点から外枠の好走率は上昇します。
12頭立てで行われた2020年は外枠勢が上位を独占。
13頭立てで行われた2018年も2〜7着を外枠勢が占める結果となっています。
出走頭数によって内外の有利不利が変化するため、注意が必要です。


続いてのポイントはやや差し追込有利です。

初角5番手以内
【2-2-3-20/27】
勝率7.4% 連対率14.8% 複勝率25.9%
単勝回収率11 複勝回収率60

初角6番手以下
【3-3-2-36/44】
勝率6.8% 連対率13.6% 複勝率18.2%
単勝回収率20 複勝回収率32

このレースは直線での速い上がりが求められることから差し追込馬が好走しやすいレースとなっています。
先行馬は人気を裏切るケースも多く、2022年はジャックドールが3人気4着。
2021年はポタジェが5人気6着、カレンブーケドールが4人気12着。
2020年はキセキが4人気5着、ダノンキングリーが3人気12着。
2019年はサートゥルナーリアが2人気6着と人気を裏切っており、先行策から勝利したのは2020年、2019年のアーモンドアイのみとなっています。

先行して速い上がりも使える馬は限られており、アーモンドアイのように高い能力が必要となります。そのため先行馬を狙う際は、東京コースの末脚勝負に対応できるのか?を考えるのも大切な要素です。

しかし、逃げ馬は舐められやすいという点には注意が必要です。
2022年はパンサラッサが後続を離した逃げに持ち込んだことで7人気2着。
2019年はアエロリットが6人気3着、2018年はキセキが6人気3着と人気薄で好走しています。
スローペースになりやすい性質から逃げ馬は楽に行けることも多く、勝ち切れてはいないものの穴をあけることが多いため要注意です。


最後のポイントは人気馬が強い点です。

1〜3人気
【5-2-2-6/15】
勝率33.3% 連対率46.7% 複勝率60.0%
単勝回収率80 複勝回収率82

4〜6人気
【0-2-3-10/15】
勝率0.0% 連対率13.3% 複勝率33.3%
単勝回収率0 複勝回収率90

7人気〜
【0-1-0-40/41】
勝率0.0% 連対率2.4% 複勝率2.4%
単勝回収率0 複勝回収率11

当日1〜5人気+前走初角5番手以下で上がり3F3位以内
【4-1-3-2/10】
勝率40.0% 連対率50.0% 複勝率80.0%
単勝回収率87 複勝回収率123

スローペース+末脚勝負+直線の長いコース、という条件は現在の日本における主流条件であるため、強い馬が強いレースをしやすい舞台となります。
そのため人気馬の好走率も高く、無闇に穴を狙うよりは実力馬をしっかり評価して馬券を組み立てたいレースです。




以上、東京芝2000mの特徴についてでした!
今後も気がついた事があれば随時更新していきます!

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(メンバーが豪華すぎて楽しみだね)



いつもボクの記事を読んでくださりありがとうございます! これからも根拠のある記事、面白い記事を作成していけるよう努力します!