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小節を区切る際の注意点⚠️

DTMで区切りを作るとき、C(ド)以外のコードで区切る方法は、楽曲の雰囲気や進行に応じていろいろあります。Cで終わると安定感がありますが、他のコードで区切ることで異なる感情や緊張感を生み出すことができます。いくつかの例を挙げます。

1. **ドミナント (G7)で区切る**
G7(ソ・シ・レ・ファ)で区切ると、次にCに進行する期待感や緊張感が生まれます。これを「ドミナント・セブンス」と呼び、解決感を引き延ばすために使われます。例えば、次の区にCに進行する準備として使えます。

2. **サブドミナント (F)で区切る**
F(ファ・ラ・ド)で区切ると、柔らかい印象や余韻を残す感じになります。Cの前の準備として使われることもありますが、そこで終わらせても安定感を崩さない方法です。

3. **マイナーコード (Am)で区切る**
Am(ラ・ド・ミ)で終わると、少し悲しげで内省的な雰囲気が生まれます。Cメジャーの代わりに、Amで終わることで感情の違いを表現することが可能です。

4. **サスペンデッド・コード (Csus4など)で区切る**
Csus4(ド・ファ・ソ)などのサスペンデッド・コードで終わると、次に進む感覚を持たせることができます。Csus4は、通常のCに戻る前に一瞬の緊張感を生むため、クリフハンガーのような区切りにしたいときに適しています。

5. **ディミニッシュド・コード (Bdim)で区切る**
不協和音的な印象を与えるディミニッシュド・コードを使うと、強い緊張感や不安感を演出することができます。特にミステリーやホラー系のBGMで効果的です。

これらのコード進行や区切り方を組み合わせることで、C以外でも多様な感情や流れを表現できます。

サビへの移行の注意点⚠️

サビへの移行は、楽曲のダイナミズムを引き立てる重要な部分です。サビは通常、曲の中で最も盛り上がる場所なので、そこに向けて緊張感を高め、スムーズに移行するためにさまざまなコードや手法が使われます。いくつかの効果的な方法を紹介します。

1. **ドミナント (G7)を使う**
前述のように、G7(ソ・シ・レ・ファ)などのドミナントコードを使うと、サビに向かう期待感を高めることができます。特に、サビがCメジャーで始まる場合、G7からCへの進行は非常に強い解決感を持たせ、サビの盛り上がりを引き出します。

2. **サスペンデッド・コード (Csus4など)を使う**
サビ直前にCsus4(ド・ファ・ソ)などのサスペンデッド・コードを使用することで、サビに向かう前に一瞬の緊張感を作り出し、サビの最初のコードで解放されるような効果を生み出せます。これにより、サビへの移行がよりドラマチックになります。

3. **転調 (Key Change)を使う**
サビで曲調を大きく変えたい場合、転調を使うのも効果的です。たとえば、サビ直前に半音上げてサビに入ると、曲全体がより一層盛り上がる印象を与えます。よく使われるのは、半音上げてサビに入る手法や、4度上に転調する方法です。

4. **ダイナミクスの変化を使う**
音量や楽器のダイナミクスを調整することでもサビへの移行をスムーズにできます。たとえば、サビ直前の最後のコードを静かに、または徐々に盛り上げるように弾いてサビに入ると、緩急の効果が生まれ、サビがより印象的になります。

5. **ハーモニック・リズムの変化**
サビに入る前にコードのリズムを変える方法もあります。例えば、サビ直前でコードを早めに切り替えることで、リズムに変化を与え、サビに向かうエネルギーを高めることができます。また、逆に、サビに向かう直前にコードを引き延ばして、サビで一気にリズムを加速させる方法も効果的です。

6. **サブドミナント・マイナー (F→Fm)の使用**
サブドミナントからマイナーに移行することで、サビに入る前に切なさや感情的な変化を表現することができます。例えば、F→Fmという進行は、柔らかい雰囲気から少し切ない雰囲気へ移行するので、サビの感情的なクライマックスにぴったりです。

7. **休符やフェルマータを使う**
サビ直前に一瞬の静寂(休符やフェルマータ)を挟むことで、サビの最初のコードが強調され、サビ全体がよりインパクトのあるものになります。特に、バラードやゆったりした曲調で効果的です。

これらの方法を組み合わせて、楽曲のムードやサビの性格に応じて最適な移行を作り出すことができます。

全音符で4小節目だけを伸ばす。

全音符を伸ばすには、音楽用語の「フェルマータ」を使用します。フェルマータは音符や休符を十分に伸ばす延長記号で、音符の上(下に付いているときもあります)に付きます。演奏者のセンスや感性がうかがわれる「自由な難しさ」があります。
また、全音符の長さは拍子によって異なります。たとえば、4分の4拍子では4拍分、4分の3拍子では3拍分伸ばす(または休む)という意味になります。
全音符は白たま(たまの中が塗りつぶされていない)のみの音符で、基本的に1小節は4拍のため、全音符は小節全てを使用します

区切りは、トニックで締める。またはサブドミナント。
keyによって、トニック、サブドミ、ドミが変化。
keyのルート音から5番目がドミナントの不安定な音。4番目はサブドミナント。柔らかい不安定な音。

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