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フォトウェディングの裏側②

いよいよ撮影当日です。スタジオ入りは13時、1回目のスタイリング⇒撮影、2回目のお色直し⇒撮影で17時くらいまで、その後で撮影した写真の絞り込みをする、という流れでした。撮影でのネックは、夫婦そろって恥ずかしがり屋であることでした。夫はさらに写真を撮られても笑わないのが通常運行。こんなわたしたち、ちゃんと自然な笑顔で、親密でハッピーそうな写真が撮れるのか…?当日の雰囲気が少しでも伝わればいいなと思います。(参考:選んだスタジオは「シイキ写真館 ボンフルールウェディング」さんでした。(URL https://bonfleur-wedding.jp/))なお広告案件ではないので、自由に書かせて頂いております)

スタイリングについて

1回目(白ドレス)2回目(黄緑色のドレス)で別のスタイリストさんが担当されました。1回目は結婚式場でスタイリストを経験された方、2回目は元美容師さんで、どちらとも女性でした。メイクは1回目のみ、ヘアセットは1回目をシニオン、2回目を流しめの巻きおろしにしてもらいました。2回目でヘアチェンジすると追加で3000円+taxですが、ヘアチェンジして良かった。お姫様みたいになって嬉しかったです!!

お二人に共通していたことは、「いかに私の希望のイメージに沿うか」ということを時間をかけて確認してくださったことでした。結婚式の場合、別にスタイリングリハーサルの日があるようですが、今回の撮影の場合、当日が本番になります。そのようなこともあり、丁寧に意思を確認しながら進めてくださったのは嬉しかったです。1回目のシニヨンはモデルになる写真を持っていきました。メイクの際には、眉は平行でいいか、アイラインを入れてもいいか、マスカラをつかってもいいか、アイシャドウは茶色をベースにしようと思っているか問題ないか、ということをひとつひとつ確認しながら進めてくださいました。また、口紅もたくさんの色やブランドを持たれていて、「どんなイメージがいいですか?」と聞いていただき、「薄すぎないピンクベージュっぽい色」と伝えると、さらに候補を絞って提案してくださいました。スタジオにはすっぴんでいきましたし、メイク道具も完全にお任せでしたが、こんなに丁寧に対応していただけるなんて!と感激しました。

2回目の巻きおろしの時にはお花の髪飾りをつけたのですが、その際にも、沢山の色や種類のお花が置かれていて、「どんな感じがいいですかねぇ?」と聞いてくれました。その時は黄緑色のドレスにピンクが入っていたと思い、「黄緑とピンクっぽいお花で飾りたいです」と希望。お花の大きさや量を調節して飾っていただいて完成後、ドレスを着たところ…あれ…むしろ黄緑色と黄色…?!そこでスタイリストさんに「すみません…ピンクでなくて黄色でしたね。今更で本当に申し訳ないのですが、黄色っぽいお花にかえてもらっていいですか?」と相談したところ、快く飾り直して下さいました。スタイリストさんには本当に申し訳なかったのですが、おかげさまで白ドレスの時に負けないくらいお気に入りのヘアスタイルになりました。

なお、男性のスタイリングはつかず、夫は自分でヘアセットして現場に向かいました。

撮影について

撮影でのネックは、夫婦そろって恥ずかしがり屋であることでした。夫はさらに写真を撮られても笑わないのが通常運行。カメラを向けられると仏頂面になってしまいます。普段ツーショットを撮っても、わたしが笑顔で夫がスンと無表情で、という写真ばかり。こんなわたしたち、ちゃんと自然な笑顔で、親密でハッピーそうな写真が撮れるのか…?

着付け中、スタイリストさんから「どんな感じで撮影したいですか?」と訊かれ、「あんまり熱々ラブラブな感じでなく、落ち着いた感じがいいですかねー」と答えましたが、伝わったかな…?と緊張しながら着付けルームから撮影スタジオへ。

撮影者は40代くらいの男性で、全身からエネルギーがみなぎっていました。モデルさんを撮影するカメラマンさんもこんな感じなのかしら。後で夫に聞いたところによると、「なんかやる気ある"本物っぽい人"が出てきたと思って、うれしくなった」とのこと。付き添いで若い女性(カメラマンさんのお弟子さんではないらしい)がドレスをの位置を直してくれるなど、サポートも万全でした。特に小道具などは持参せずでしたが、スタジオにあったブーケやススキ、フラッグなどを使わせてくれました。

カメラマンさん、見た目だけでなく実際もこだわりが非常に強く、納得のいくまで数センチのポーズ修正が入ります。「はいもっと寄って!新婚さんでしょ!親密感出してね~新婦さんあとちょっとみぎ、新郎さん腰に手をまわしてあとちょっと左」「新郎さんしっかり持つ!新婦さんはそのままちょこっと持ち、そのほうがかわいらしいから」もちろん表情にも修正が入ります。「ハイ笑って、もっと笑って!新郎さん、もっと幸せそうな顔して、笑って~!!」やはり夫はこれぐらい言われないと笑わないようです。

時にはロマンチックな雰囲気をつくるためにセリフ指導まで入ります。「はい、見つめあって、新郎さん、新婦さんに『キレイだよ』って囁いて」夫、ついに甘いセリフで口説いてくれるのか、とそわそわ待っていたところ、ちょっと困ってフリーズした夫、小声で「こんにゃろーばーろーめー!てめえどこ小出身だ?」とメンチを切ってきました!照れ隠しなのね、とわかってはいましたが、ついついこっちもふざけてヤンキーの顔をしてしまいました。さらに別のセリフ指導。「はい、見つめあって、新婦さんの指輪見て、新婦さん『キレイね』っていって、それで新郎さんは『指輪より君がきれいだよ』って囁いて」それに従うような感じでわたしが「指輪きれいね。誰が買ってくれたのかしら」というと、夫は「ビザカード」と囁く。カメラマンさんも私たちのやり取りが聞こえてきたらしく、「これ、新郎、変なことを囁かない」と突っ込んでいましたが、最終的には、そういう私たちさえも写真に収め、ロマンチックな空気を出させることをあきらめて「君たちはほんとに仲良しなんだねぇ~」と笑っていました。そんな感じで場所選び、持たせるもの、ポージングと100%カメラマンさんにお任せして、あとはのびのび楽しく過ごし、撮影はあっという間でした。

写真の絞り込み

着替え後、写真を精査しました。私たちが選択したシルバープランは、①データ80カット②アルバム8ページ18カット③サイドメニューから1つでしたが、実際は①のデータが2カットサービスで82カット選べました。③は2面台紙を選びました。ウェルカムボードはプレゼントで頂きました。さらに、両家の親に渡すように3面台紙を2つ、追加で頼むことにしました。というわけで、まず100カットほどあったデータから82カットを選び、その中からアルバムや台紙、ウェルカムボードにしたい写真を選びました。アルバムは表紙にする写真も一緒に選びました。それ以外の中身の編集はボンフルールさんでやっていただけるようです。

写真の絞り込みで難しかったのは、ふたりの表情のバランスでした。先述したとおり、夫は写真で基本笑わないので、カメラマンさんから「もっと!もっと笑って!」と言われた写真では笑っています。が!わたしはそういう写真では度を越えてバカ笑いのようになってしまって(二重顎…)、自然に微笑んでいる写真では夫が笑っていない…ということで、二人の良い表情バランスをみつつ夫と話しながら精査しました。夫も「これならKaniちゃん二重顎じゃないわよ」と助言してくれたり、私が絞りすぎてしまった時に夫にプラスアルファの写真を選んでもらったりしました。私がちょっぴりヤンキーになっている表情の写真もいれることにしました。

楽しかったな。。。

③に続きます。

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