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2024/05/06 着物で半日過ごしてみた


いただいた小紋の着物と薄手の名古屋帯。着物の花柄がワンピースっぽい。

昨年秋から着付けを習った。トータル10回通って、名古屋帯の一重太鼓という結び方まで着られるようになった。娘の成人式の時、私も着物を着せてもらい、自分でも着てみたいと思ったのがきっかけである。

これまで着物を着て外出したのは2回だけ。まだ着るのに慣れておらず、着付けと支度で1時間半もかかってしまい、出かける前から汗をかいて疲労ぎみ。

習ったことを忘れないように、着る練習を定期的に続けていきたいが、ハードルが高い••。まとまった時間が取れない。

そんな中、着物の集まりで知り合った女性から、お着物や小物をたくさんいただいた。年齢的に似合わなくなったものだったり、似たようなものをいくつか持っているからだそう。いただくついでに、彼女は私が着物を着るところを見てくれて、楽に着るコツを伝授してくれた。

一般的に着物を着るときは、肌着と裾除けを付け、その上に補正のタオルを巻き、そこに着物型のスリップのようなもの(長襦袢)を着て、最後に着物を着る(長襦袢の襟は、着物の襟からのぞいて見える部分)。長襦袢も着物も、紐で締めて固定する。

【彼女から教わった楽に着るポイント】
•気合いを入れて紐を締めすぎ。もう少し緩くても大丈夫。
•帯もキツすぎ。帯は下端だけしっかり締めればよい。
•うそつき襦袢という、肌着に長襦袢の襟がついたものを着用すると、着るのもが一枚省ける。着崩れにくい。涼しい。

今日、家族は皆不在。着物を取り出し1人で黙々と着てみた。
長襦袢なし、補正のタオルなしで、きれいに着られた(それでも30分かかったが)。
はじめて着る、裏地のない着物は扱いやすく、帯も夏用のもので柔らかく締めやすい。着物帯は素材によっても、着やすさがかなり違うのですね。

せっかく着たので、脱ぐのがもったいなく、そのまま過ごしてみようと思った。着物を着ていると自然と姿勢が良くなる。また、歩幅や動きが小さく女性らしくなる。すてきな奥さまになった気分。

しかし、食事の支度をしようとすると、ひらひらと袖が邪魔である。割烹着は持っていないので、たすき掛けしてみよう。あれはどうやるの?とYoutubeで調べ、その通り紐を巻いてみた。キリッと、今度は働き者の奥さま気分。

朝から夕方まで着物で過ごしてみたが、着崩れていなかった。食事をする際、帯が苦しい事もなかった。

着物へのハードルが下がった日であった。彼女に感謝したい。
昔の日本女性の普段着だったのだから、これからはもっと気楽にたくさん着て、楽しもうと思う。


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