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俺だけレベルアップな件 1話~10話 【プロット分析】【13フェイズ構造】

どうも
プロットのかたりべです。

このnoteでは気になる作品のプロット分析を
おこなっていきます。
分析することで漫画、小説、アニメ、クリエイター志望の皆様に少しでも参考になれれば嬉しく思います。

記念すべき第一弾の作品は俺だけレベルアップな件です。

原作はwebtoon漫画で
ピッコマさんでも観ることができます。

かなり人気作品でいつみてもランキング1位の作品です。

正直いってとても面白いです。

また、2024年3月までアニメ化の1シーズンも放映されていて
それと連動して原作の漫画も盛り上がりをみせているようです。

2024年の冬アニメでファンタジー部門では圧倒的に一番面白かったので
おすすめです。

年に300日以上はアニメをみる私がいうのだから間違いないです(笑)

あ!! いや~
一番はいいすぎました。なぜなら葬送のフリーレンが同じ時期に放映されて
ましたね。

まあ いいです。さきにいきましょう!!

また簡単にふれておきますが
なぜwebtoonの作品の分析なの?
と思われそうですが...

個人的に
webtoonの人気漫画のほとんどが
わかりやすく13フェイズ構造を利用しているので
非常に分析がはかどるという点と
まだまだ新しいコンテンツという側面もありこれから分析する媒体としても
非常に魅力的だと思ったからです。

というわけで、まずは
原作の冒頭1話~10話を物語の13フェイズ構造を駆使しながら
分析していこうと思います。



俺だけレベルアップな件 1話~10話
主人公、再覚醒編!!

※ネタばれを含みますのでお気をつけください。

原作では特にエピソードとしてのサブタイトル等は
ないのですがここでは【主人公、再覚醒編】とすることにします。

あまり長くなると大変なので
エピソードごとに細かくみていこうと考えています。

原作(ウェブトゥーン)の第1話~10話はアニメでは
第2話までの内容となります。
物語の冒頭としてかなり重要になってくる箇所になりますので
めちゃくちゃ力を入れる必要があり世界観の説明や
重要キャラやラスボス級のなにかを登場させて作品の魅力を伝える必要があります。(※近年、この傾向がつよい)

というわけで最初に簡単な全体像からみていきましょう。

●第1話で13フェイズ構造の【1.日常】フェーズとなります。

■1.日常

第1話

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

・主人公の日常
職業はハンターで最弱の立場にある
普段から危険と隣合わせにあり好きでやっているわけではない
しかし母親が入院しているため費用が必要のため
ハンターという職業にすがりついている。
第1話で主人公が仕事現場に向かうシーンから始まり
今回は頼もしいリーダーやヒーラーもいる中で
主人公も気合を入れる。

●第2話で13フェイズ構造の【2.事件】【3.決意】フェーズとなります。

■2.事件

第2話

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

主人公はダンジョンに挑むが相変わらずケガを負い
ヒーラーに助けてもらう。
かろうじてゲットした魔法石も低級の物で落ち込む主人公
しかし、そんなときにとても珍しい
二重ダンジョンが存在することがわかる。

■3.決意

第2話のラスト

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

二重ダンジョンの存在がわかり
応援を呼ぶか、自分達だけでボスを倒すのか
多数決でリーダーが決めようとする。
そして最後の一票が主人公となり
主人公の判断によってどうするかゆだねられる。
主人公は大事な家族のために決意することになる。(このまま進む)

●第3話で13フェイズ構造の【4.苦境】フェーズとなります。

■4.苦境

第3話

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

二重ダンジョンを進むと大きな扉があり
ボスの部屋へ向かう。雰囲気のある部屋にはいり
巨大な石像がたくさん飾られている。
部屋の探索を続けていく中でいきなり扉が閉まる(閉じ込められる)
チームの一人が離脱しようと扉に近づくといきなり石像が動き
首をはねる。
苦境のはじまりである。

●第4,5,6話で13フェイズ構造の【5.助け】【6.成長・工夫】フェーズとなります。

■5.助け

第4話(前半パート)

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

人類最弱兵器として命がけの戦いをしてきたおかげか
危険察知能力が磨かれていたようだ。
そのおかげでボスの攻撃を回避することに成功する。

■6.成長・工夫

第4話(後半パート)

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

メンバーの死やリーダーの負傷から一瞬で仲間を失うぐらい強い
敵が動き出す...
圧倒的な苦境にさしかかり主人公は究極の判断をせまられていく
※成長するためのトリガーが発生

第5話

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

そのきになれば一瞬で仲間を殺すことができる敵なのに
そうしようとしないことに主人公は不思議に思う。
主人公は思考をめぐらせてボスの部屋にはルールがあることを
仮説する。

第6話

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

一つ目の試練(問題)を突破するために主人公は動く。
見事に主人公の推理が正解するがすぐさま第二の試練に突入する
(まったく気が抜けない)

●第7話で13フェイズ構造の【7.転換】フェーズとなります。

■7.転換

第7話

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

主人公は苦悩しながら解決策を模索しつつ
なんとか第二の試練を乗り越えることができたが、
その代償は小さくなかった...(足がちぎれる)

●第8話で13フェイズ構造の【8.試練】フェーズとなります。

■8.試練

第8話

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

第三の試練に突入。

●第9,10話で13フェイズ構造の【9.破滅】【10.契機】フェーズとなります。

■9.破滅

第9話

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

第三の試練に突入し仲間に裏切られ、絶望の状況に突入していく

第10話(前半パート)

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

絶望な状況の中、自分を犠牲にして他の仲間に逃げるように意思をつたえる

■10.契機

第10話(後半パート)

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

絶望な状況の中、最後まで冷静な判断で仲間を生かす決断をする。
このことをきっかけに主人公は悲惨な状況に追い込まれ
死の恐怖に後悔する。(しにたくない!!もう一度チャンスを!!)

それがトリガーになり
『無力な者の勇気』の条件がクリア?となり
謎のシステムによりプレイヤーという謎設定になるかどうか選択を迫られる
※引き受けない場合、0.02秒後に死ぬ。



俺だけレベルアップな件 1話~10話
主人公、再覚醒編!!

の全体像を物語の13フェイズ構造で分析してみましたが
いかがでしょうか?

基本的には話数と各フェーズが一致するように
物語が展開していきますが

俺だけレベルアップな件 1話~10話では

【5.助け】【6.成長・工夫】が

多く描かれる形となりダンジョン攻略にも1,2,3の試練を
与え、主人公達をおおいに苦しめる物語となっていました。

また、物語の最終フェーズの
【対決】【排除】【満足】は十分に描かれることなく

厳密にいうと、第10話(前半パート)で自分が犠牲になる決断をすることで
【対決】フェーズに移行して主人公は悲惨な目にあいます。

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

【排除】フェーズもわかりやすく敵を倒すという流れではなく
どちらかというと主人公の今まで抑圧されていた本音が呼び起こされる
形となり主人公自身の本当の気持ちを死のまじかで
吐き出す流れになっていました。

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners

最後に【満足】フェーズとして
主人公はバッドエンドをむかえるのか?

原作・原案Chugong、作画DUBU(REDICE STUDIO)©Solo Leveling Animation Partners


という終わりかたで読者の心を掴むことに成功していると思います。
このように基本に忠実な流れで物語が進行していくことがわかりましたので次回は各フェーズをさらに詳細に分析していこうと考えています。

現時点ではおおまかなプロットは参考にしながら作成できると思いますが
プロットをより詳細な物語に落とし込む必要がありますので

より細かく分析できればと思います。
それでは今回はここで終了したいと思います。

お疲れ様でした。

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