（7選）私の所有しないものリスト
昨今、“手放してよかったモノ”系の記事や紹介動画をよく見かける。私は一人暮らしをするにあたってこのような情報を参考にしたことがある。
そのような先達の叡智のお陰と私の偏った思考のせい（？）で私は、手放す以前に所有したことのないものもある。
まず言い訳として、まず私の基本理念だが大型の家具や家電を極力所有したくないという考えがある。
大きいものを買うと、その家や土地に根付いてしまう感覚があり、身軽さが失われるような気がしてしまうのだ。
いついかなる時代においても自由を求め続け進撃的に生きたい私にとって、息が詰まることは避けなければならない。
①テレビ
私は実家にいた時から“テレビの情報は偏っていてケシカラン”と偏った考えを持っていた人間なので、一人暮らしの私の部屋には当然ない。
同僚からは「テレビなくて何するの？」と聞かれるがYouTubeだけでも無限に時間を溶かせる自信はあるし、現に溶かしている。
ちょっと過激な言い方かもしれないが、インテリ風吹かせたコメンテーターの言葉や芸人さんたちが何やら難しい顔して苦言を呈する様はあまり心地よくなかった。なんかよくわからないうちに、自分の心が少しずつ乱れ、すり減っていた気がする。
今ではニュースや世間の流行には疎いけれど、比較的平穏な生活を送っている。
あと、NHKはサブスクとしてはコスパ良くないと思います。
②洗濯機
私の家に洗濯機はない。
だが有権者の皆様に訴えたいのは洗濯機は絶対にあった方が良いということだ。（どっちやねん）
基本的に手洗いで済ませているし、幸いにも徒歩10分程度の所にもコインランドリーはあるので生活に大きな影響はない。
ただし手洗いを基本とする為、私の服選びの前提条件は（一）速乾性に優れるモノ（ニ）汚れが目立たないダークな色合いのモノ、になる。
お洒落さんには到底不可能だし、普通に洗濯機を買った方が生活の質は上がると思う。
しかし洗濯機なし生活のたった一つの利点は圧倒的なまでの“あ、俺どこでも生きていけるわー”感である。
③電子レンジ・炊飯器
鍋とフライパンで十分。
「レンチンで簡単！」「炊飯器で作るアイデアレシピ！」の類は私には一切関係ない。
あと、よくわからないまま電力会社の契約を15アンペアにしたから、仮に電子レンジ使うとするとブレーカーが不安。
④掃除機
むかし友人に「なんで掃除機持ってないの？」と聞かれ、「え、掃除機持ってるの？ なんで？」と咄嗟に聞き返し、お互いに「「え？」」となった。
フローリングのワンルームなら箒とちりとりで十分な気がするけど、どうかしら。
⑤車
私の安月給で所有したら、たぶん破綻する。独身の駅チカ住みはそもそも要らない。
⑥新品のスマートフォン
実は私は人生で一度もスマホを新品で買ったことがない。
ろくに働いたこともなく、長い間親のスネをかじり続けてきた私は結構長いことガラケーを使用していた。
そんな私が欲しくてもスマホを新品で買えるはずもなく。そして天性の人見知りから携帯ショップになど死んでも行きたくなかった。
そんな私はある時、中古ショップで古いスマホと通信専用の格安SIMを買ったのを期に、以来買い替えも契約変更も中古スマホと格安SIMのみだ。それは就職した今もなお。
今はメルカリで買ったソニーのXperia（中二くさい名前が大好き）と日本通信の基本料金290円のプランに入っている。
⑦ベッド
やはり大型家具は忌避感があった。
かといって私はそれまで使用していた煎餅布団を実家から持っていった訳でもない。理由はこれも重たくて面倒だから。
私が一人暮らしの部屋に持ち込んだ寝具はキャンプ用のエアマット（Amazonのメッチャ安いヤツ）と夏用の激薄寝袋（引っ越した時は8月だった）だけだ。
そこから冬用の掛け布団は多少買ったが、エアマットと寝袋は未だに使っているし、枕はむかし職業訓練校で使っていた教科書をエアマットの下に積み重ねて代用している。
以上、私の所有しないリストを挙げてみたが別に推奨しないし、憧れもしないだろうが、真似た所で“なんか変なヤツ”のレッテルしか貼られない。
ただ新生活で家具家電を揃えなきゃ！とか、「ちゃんとした社会人ならこれくらい持ってなくちゃ」とか、張り切りすぎてしまう人がいるとすれば、「ソレ、なくても生きていけるで」とお伝えはしてみたいところだ。
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