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髪と気分転換

皆さんは、気分転換をしたいから髪を切る。という事はないですか?
髪は古来から、エネルギーや邪気が溜まってしまうと言われていました。
昔は、御髪(おぐし)を切る=厄落としとして扱われていたそうです。

ちょっと不思議な話しになりますが、髪は、その時、体に取り入れた物、体の状態、精神状態が、体の一部となって、一日0.4mmに表れてくると言われています。一か月で1㎝、一年で12㎝。
極端な例ですが、一年中いつも愚痴や不満を言いながら過ごしていたり、ストレスを帯びた体内状態だと、髪の12㎝に邪気や負のオーラとなって現れる。という事です。

何だか最近上手くいかないなぁ~と思う時は、決まって髪がぼさぼさだったりするので、髪を切る事で、邪気払い、デトックスになり、気分が上がって良い運を引き寄せる効果があるのかもしれませんよ。

因みに私は、髪を切った後に良いことがあったお客様のお話を沢山お聞きするので、カットの時は、「運気上がれ~」と思いながらカットしています。
さて、やっと本題ですが、現代では段々と、「新年を迎える」風習が簡素化してきていますが、お正月の準備は、年神様をお迎えする儀式でもあります。昭和の頃は、家族総出で家の大掃除に始まり、しめ縄や鏡餅、お節料理を準備すること、そして身なりを整えて、今年一年に感謝し、新しい一年をお迎えする事を、代々受け継いできていたと思います。年末の美容室は、髪を整えたり、着物を着て新年を迎える人達で美容師さんは大忙しだったと聞きます。                          
 
20年くらい前にくらべると、「新年を迎える為に髪を整える」という感覚が少なくなったように感じてきました。
髪には、その時の様々なエネルギーや邪気が溜まってしまうとしたら、
新しい一年の始まりに、髪の厄落としをし、身なりを整えて年神様をお迎えする。
そういう昔の日本人が大事にしてきた事を、今一度見直してもいいかもしれませんね。

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