見出し画像

ここ半年オンラインワークショップに奔走したことを振り返る Vol.1

softdeviceのみんなでゆるく記事を書く。
Advent Calendar 2020

12/1の記事として書きました(遅刻w)

今年、2020年はオンライン化が進みましたね。
私は家電や自動車、B2B製品UI/UXデザインの仕事を主業に、大学の非常勤講師と研究員を副業としているのですが、春前くらいから、だいたい一週間に2回程度のペースで、大小合わせて80回ほどオンラインワークショップの設計や企画、ファシリテーター(時には参加者)として関わってきました。

以下のnoteで、

オンラインワークショップの年と決めました。

と言っていたので、さてどれくらいできたかな?と振り返ると…

数多くワークショップ形式の場を増やすため、非常勤講師として受け持つ実習や演習の授業も、何気ない打ち合わせも、ワークショップとして毎回設計しました。そんなこんなで、クライアントワークが、37本。授業やセミナーが33本、その他オンラインイベントなどの参加などで10本ほど。

ワークショップデザインを生業とされている方には敵わないですが、そこそこの場数を踏むことができました。

・オンラインの方が質高く実施できること
・オンラインでも対面でもどちらでも良いもの
・対面でないとできないこと

の3つが自分の中で、整理できてきました。今回は、毎週火曜日に、3本の記事で、その知見をシェアできればと思っています。

1:私が考える、オンラインWSと対面WSの違い(12/8予定)
2:見えてきた、オンラインワークショップのポイント(12/15予定)
3:これからのオンラインワークショップの可能性(12/22予定)

の3本としてまとめようと考えてます。

予告記事で終わっても面白くないので、少し「オンラインワークショップの年と決めました。」の理由についてもお話できればと。

僕のオンラインワークショップのデビュー自体は、2010年前後に地元の横浜と現在住んでいる京都でオンラインでつないでWSしたというのがあるのですが、当時のスカイプの仕様だったり、かなり双方向性も薄く、むしろ「こりゃダメだ」と思うものでした。

なので、ワークショップとなれば、足しげく通う!現場主義!なマッチョ感で、どこでも大荷物xスーツケースゴロゴロして京都から行ってファシリテーションするようなスタイルでした。

きっかけは、コロナが本格化してきた2月末ごろから怪しくなってきて、3月には予定していた対面WSが無くなったり、延期になったり。京都は京産大クラスタの件もあり、僕自身は3月半ばからフルリモートで働くようになりました。

対面するはずだった打ち合わせがオンライン順次切り替わり、そこらへんからオンラインWSってありうるのか?という情報を集め始めて「オンラインでワークショップやってみましょうよ!」「できることやっていかないと」と力強く言ってくださったクライアントさんの協力を得て、3/23に先程のnoteのオンラインワークショップが本格的な設計、企画、ファシリテーションのデビューでした。

その頃は、アフターソーシャルメディア 多すぎる情報といかに付き合うかを執筆真っ最中だったこともあり、この情報過多時代でのオンラインコミュニケーションの難しさも肌身で感じていたので、これはしっかりやらんと!と決意をしました。

そして、大学の授業も前期開始の延期が決まり、フルオンラインになって、ワークショップ化を決意。オンライン化したからこそできる学びは何か?を考えつつ実施しました。

さらに強く意識したのは、立教大学の中原先生と、ヤフーアカデミアの伊藤洋一さんのイベント。

ここで、感じたのは、参加者のみなさんの危機感ここはノウハウをいち早く貯めていく必要があると感じました。対面でのワークショップの企画・設計・運用の経験は、15年以上あるのですが、そこでも数多くの実践することで得たことは多大で、

これは、もう、やりまくるしかない

と思って、機会があればなんでもワークショップ形式にして場数を踏み、失敗も多く経験しました。

一方で現場での経験だけだったことも反省し、

・経験則だけで、体系化された知になっていない
・バックグラウンドの状況論や認知科学なども今より活かしたい
・IT技術は好きなのでプロトタイプ精神で取り組みたい

というモチベーションで、書籍や論文、学習コミュニティーにも顔を出しながら場数を踏んでいきました。

そこで見えてきた知見をお届けできれば!と思いますので、来週以降もご期待ください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?