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アメリカ妊活中に考える、どこで産むのか問題(抽象的な前編)

こんにちは、アメリカ在住のりりーです。

妊娠・出産って、人生にそう何回もあることじゃない。だからこそ、私は1回1回の経験を大切にしたいと思っています。

結婚式にこだわるのだって、それが人生に(できれば)1回だけの大事なセレモニーだからですよね。出産も同じで、こうありたいと願った出産ができれば、自分の人生の誇りとして生涯大事にしたい思い出になるんじゃないかと思うんです。もちろん出産は命がけのことだから希望通りにいかないこともあると思うけど、できる範囲で最高のお産をしたい。せっかく女性に生まれたんだから、お産を楽しみたいというのが妊活中プレママの私の想いです。

私の今までの出産に対するイメージは、とにかく痛い!というものでした。友達が出産すると必ずといっていいほど「痛かった?」と聞いていたし、自分が産むときは絶対無痛にしようと決めていました。そのほうが効率的だと思ったんです。麻酔なしで手術することなんて今の時代じゃありえないのに、どうして出産のときには無駄な痛みに耐える必要があるの? 現代の医学で無痛分娩が可能なんだから、それを利用しないなんてただの時代遅れだよ。そう思っていたからです。

でも、妊娠を考えはじめて、子どもを産むということについて youtubeやブログでたくさん調べるようになって、考えが少しずつ変わってきました。助産師という存在を知り、助産院という選択肢を見つけ、「気持ちのいいお産だった」という言葉を聞いて、出産ってもしかして痛くてツラいだけじゃないのかもと思うようになりました。

妊娠が分かったらまず産婦人科に行き、近くの病院、もしくは里帰りして子どもを産むという常識を持っている人が多いと思います。でも、実は他にも選択肢がある。病院じゃなくて助産院や自宅で出産することもできるし、里帰りせずにドゥーラやベビーシッターの力を借りて子育てをすることもできます。だから、まずは常識にとらわれずに、どんなお産をしたいかじっくり考えてみて、それを叶えるためにはどんな方法が一番いいのか調べてみようと思いました。

妊娠から出産まで、理想はたくさんありますが優先順位の高い順に並べるとこんな感じです。

・痛みを超えたその先にある「気持ち良さ」を体験してみたい。

・出産時の夫の立会いはもちろんのこと、妊娠中から一緒にパパママになっていきたい。

・妊娠中の不安をきちんと解消できる環境で生活したい。

・出産後のツラさも喜びも、夫と分かち合いたい。

・出産・育児に対する文化や制度の違いを知りたい。

この5つを叶えられたら、私にとっては理想のお産と言えそうです。じゃあどうすればいいのか。具体的な話は後編で。


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