シャーロック・ホームズ
洞察・推察・不可思議・天才・ユーモア・様式美・イギリス英語
洗練・知性・ミステリアス・リアリティ・本質的な美・幻想…
わたしの「すき」要素の一部。
ある時期「シャーロック・ホームズ (アーサー・コナン・ドイル著)」の原作小説に夢中になった。
霧と闇と辻馬車、陰鬱と洗練と知性のきらめきが強く印象に残るヴィクトリア朝のロンドンを舞台に展開する、ある天才の物語。
それだけでもぞくぞくするというのに、「すき」の要素がたくさん詰まっているこの小説は魅力的すぎて、夢中になりすぎて、後にロンドンのベイカーストリート221Bにも行ってしまったほど。
といっても、オフの考察とか、ファンの交流会のようなものには特に興味はないのだけど、どこかで
「バスカヴィル家の犬」
なんてタイトルを見聞きすると、うっかりニヤニヤしちゃうのは隠せない。
昨今の推理ドラマや映画でも、チームで事件を解決してゆくよりも、どちらかといえばひとりの天才の洞察を軸に展開するほうがこのみだったりするのは、この小説の影響なのか、そもそもそういうのがすきで小説にはまったのか…
まぁ個人的なことはさておき、このシリーズは何度も映像化されているけれど、原作ファンからすると、過去いちばんホームズのヴィジュアルイメージにぴったりで驚いたのはジェレミー・ベレットのこのシリーズ。
時代考証ともに原作にかなり忠実なのだけど、ずいぶん前にみたきりだから中身の詳細は忘れてしまった…
そして、いちばんぞくぞくする衝撃の映像化は、なんといってもこれ。
ベネディクト・カンバーバッジ Benedict Cumberbatch 演じる「SHERLOCK/シャーロック」シリーズ。
現代のロンドンが舞台、テクノロジーを駆使し、ありえない切れ味と上質なユーモア、原作とはまったく別感覚で展開するのに、原作へのリスペクトが深く、小説に描かれている印象的なシーンや言葉が意外なカタチで織りこまれていて、原作ファンにもたまらない作品になっている。
ベネディクトさんのどことなく異様さも含んだビジュアルも相まって、ほかの役を演じてるのをみたくないほど、本物感あふれる最高のシャーロック。
原作にはまっていた頃、「シャーロックホームズを読んでるの」と、口にすると、妙に生真面目なイメージをもたれてしまうことがあり、あまりひとには言わなかったのだけど、この、ベネディクトシャーロックのおかげで、やっと堂々公言できるようになったきがする。
このシリーズを見進めている期間はアドレナリンがMax生成されるのか、あたまの回転がよくなったように錯覚、後回しにしていた部屋の片づけがなぜか進んだり、めんどうな用事までさらりやっつけたり、意外な副次効果もある不思議。
シリーズどの巻も、きっといつまでも古くならない傑作なので内容には触れないけれど、いろいろが億劫になったり停滞気味の方の起爆剤としてもおすすめかもしれません。
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映画化というウワサもうっすらきこえてくるけど、はてさて。
そうそう、鎌倉にはシャーロック・ホームズの部屋を再現した、
英国アンティーク博物館「BAM鎌倉」という新しい見所があるようです。
(きになりつつまだ行けていないのですが)
何かのきっかけで、沈殿していたじぶんの「すき」を再確認することは、これからのヒントにもなり、創造のエネルギももらえますね。
なんのオチもない、覚え書き的 Sherlock note、でした。
リリィミンツ
SSMP
* ずっとウタうシゴトしています*
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