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毎日変化し続けること(京都戦)

2022.8.27  明治安田生命J1リーグ
第27節 清水 1-0 京都

こんにちは。
メンタルコーチ 兼 清水サポのLilyです。

前節の1-1を受けてどうするのか。

それが問われた試合でした。

そのほかにも
ここ数試合安定した活躍を見せている
山原選手と松岡選手が欠場

ゼ リカルド監督はどんな手を見せてくれるのか。

明るい材料は唯人選手が
メンバーに戻ってきたこと。

前半戦のアウェイ京都では、
両ゴールキーパーの活躍で
0-0のドロー。

相手云々より
ここ数戦の上昇気流を止めないためにも
勝ち点3が欲しい試合でした。

毎試合決勝戦、毎試合正念場。

1、ここ数試合のエスパルスが変わったなと思うところ

同じ轍を踏まない。

アディショナルタイム6分が表示された時、
「また」と思いませんでしたか。

立田選手も「デジャヴかと思った」と
仰っていましたから、
おそらく前節の試合を見ていた人なら
誰の頭にもよぎったはずです。

ここで人は2種類の思考になります。

「またか。またやられる」
と思う人と
「またか。今度はやらせないぞ」
と思う人。

悪い時の清水は前者でした。
(サポーターも)

ですが今回の6分間は、
危険なシーンを作られていません。

何度も何度も、DAZNで確認しました(笑)

確かに2度ほど、
ゴール前まで攻め込まれていますが
ちゃんとリスクマネジメントできていたように
思えます。

前回と同じ6分だったからこそ、
「同じ失敗はしない」
という意思が強まったとも思えます。

前回も書きましたが、終盤の失点は
メンタルで回避できる部分が多いので
選手の意識の高まりは
喜ばしいことです。

同じ失敗を繰り返さない
ということが大切ですが、
これは1試合だけのことではありません。

また同じような場面を迎える事が
何度もあるでしょう。

そういう時に同じメンタルを保てるか。

続けていく事でそれは
より強くなっていきます。

チームに好循環が回り始めました。
これを止めることのないよう、
回し続けていくのは毎日の努力、成長です。

2、関係ないかも知れないけど

今まで、セットプレーの前には
選手交代をしないって
教わってきませんでしたか?

少なくとも私はそうです。

ですが、
ゼ リカルド監督は平気で代えてきます。

ガンバ戦の時は、たまたまかと思いましたが
今回も代えていましたので、
(カルリーニョス選手が傷んでいたせいもありますが)
確信をもって代えているのでしょう。

前回は2回続いたセットプレーの合間に
代えていました。

「セットプレーの前に選手交代してはいけない」
というのが単なる思い込みだった、
ということなのかもしれません。

実際失点していませんし、
その交代で得点も生まれていることを考えると

セットプレーの前に変えてはいけないのではなく
対策をせず選手を入れてしまう
それが失点に繋がっていたのかも知れません。

少ない時間でもゼ リカルド監督は
選手とコミュニケーションを
取っていらっしゃいます。

最近、選手同士のコミュニケーションが
活性化している様子を見ても
ゼ リカルド監督効果はしっかり出ているのかなと思います。


3、変わったのは選手だけじゃない。アイスタ劇場、ふたたび。

サポーターが作り出す雰囲気も大事。

私の初期のnoteでは
サポーターの立ち位置の話が中心でしたけど、
鳥栖戦で作った雰囲気を
この試合でも作れていたかなと思います。

バックパスにも
拍手が起きるようになってきた。

ため息が減った
つまらないヤジもここ2試合は
聞いてない。

選手のプレー、
パスやトラップ、シュート。
1つひとつに沸くスタジアム。

シュートを外しても
ため息ではなくどよめき。

乾選手のゴールでさらに上がるボルテージ。

これぞ、私の好きなスタジアムです。

アディショナルタイムに後藤選手がボールキープではなく
シュートを選んだのも、
スタジアムの雰囲気に押されたかな、って思います。

キープして安全策を取ることも
時には必要ですが
あのシーンではシュートで正解だったと思います。
(パスでもよかった)

決まっていればもっとよかったですけど。

まあ、そこまでうまくいくのは、
次の機会に。

4、乾選手効果。

正直、最初は半信半疑でした。

他のチームでトラブルになった選手が
まさか清水に来るなんて。

うちの空気に合うのか?
うちではトラブルを起こさないか?

心配は杞憂でした。

彼が清水に合わせるのではなく、
清水が彼に引き込まれて行っている、
そんな気さえします。

笑顔ひとつで人を惹きつける
人間的魅力がある。

ゴール一つで
あれだけの空気を作れる。

スタジアムにいた選手たち
スタッフたちの喜び方を見れば
乾選手がチームにもたらした
影響を感じずにはいられません

チームがもう一つ上に行くために
思い切った施策が必要、とは
よく言いますが
まさかそれが乾選手だったとは。

後日、乾選手がSNSに
スタジアムの雰囲気サイコー!
と試合後のオレンジギャラクシーと
王者の旗を見つめるシーンを載せて
いらっしゃいましたが

その背中に向かって
「その景色を作ったのはあなただよ」
と囁きたくなったのは私だけではないはず。

あの日集まった14034人は
きっと乾選手に魅了されたことでしょう。

今更ですけど。
乾貴士選手、
清水エスパルスに来てくださってありがとう。




【お約束】


・あくまで一般論としてのメンタルを語っており
あの時○○すべきだったとかここを改善すべきだとかを
論じるブログではございません。

・選手個人を挙げてメンタルを論じることはおやめください
ただし、○○選手のあの時のこの行動が
その後の試合の流れに影響を及ぼしてた!(かもしれない)
というようなことはブログ内では取り上げます。
それは○○選手のメンタルの話ではなく行動の話だからです。

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