【Tableau】結合セットについて

はじめまして。DATASABER挑戦中のマロンです。
Tableauを学習していく中で、もっと詳しく知りたいと思ったところ、分かりづらかったところ、疑問に思ったところをまとめていきたいと思います。

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今回は、「結合セット」についてです。
前回はグループとセットについてでしたが、セットを組み合わせてた結合セットというものがあります。今回は結合セットについてまとめたいと思います。

結合セット

結合セットとして、複数のセットを組み合わせることができます。
利益の多い顧客５人と少ない顧客５人を同時に表示したい場合、「顧客」から「利益上位５の顧客」と「利益下位５の顧客」のセットを作成し、結合セットを作成します。

結合セットの作成方法

①［データ］ペインで「顧客名」を右クリック＞［作成］＞［セット］を選択します。
②「利益上位５の顧客」という名前にし、［上位］タブで図のように指定します。
③［OK］をクリックします。

利益上位５の顧客

④①を繰り返して「利益下位５の顧客」という名前にし、［上位］タブで図のように指定します。
⑤［OK］をクリックします。

利益下位５の顧客

⑥２つのセットを選択し、右クリック＞［結合セットの作成］をクリックします。

結合セットの作成

⑦結合セットの名前を入力します。
⑧２つのセットの結合方法を選択します。この例では２つのセットが重複することはなく、両方のセットを含めたいので、［両方のセットのすべてのメンバー］を選択します。

結合セットの設定

⑨［OK］をクリックします。
⑩［データ］ペインから「利益」を［列］に、「顧客名」を［行］に、作成した結合セットを［フィルタ―］にドロップし、降順に並べ替えます。下図では、「利益上位５の顧客」を［マーク］カードの［色］にドロップしています。利益上位５の顧客と利益下位５の顧客を確認することができます。

利益上位５の顧客と利益下位５の顧客をビューで確認できる

結合セットの例

①売上50万円以上で利益がマイナスの顧客

売上が50万円以上の顧客のセットと利益がマイナスの顧客のセットを作成し、「売上50万円以上で利益がマイナスの顧客」という結合セットを作成します。この場合は、両方の条件が満たす必要があるので、「両方のセットの共有メンバー」を選択します。

売上50万円以上で利益がマイナスの顧客

売上50万円以上あるのに、利益がマイナスで、一番利益が低い顧客は売上5位の「喜多川 麗華」さんということがわかりました。

売上50万円以上あるのに、利益が一番低いの顧客

①割引率が高いけど、利益が低くないクラスター

DATASABERのOrd3でもこちらの結合セットを使う問題がありました。
割引率が高いクラスターのセットと利益が低くないクラスターのセットを作成し、「割引率が高いけど、利益が低くないクラスター」という結合セットを作成します。この場合は、割引率が高いクラスターから利益が低いクラスターを除外する必要があるので、「”割引率の高いクラスター”(共有メンバーを除く)」を選択します。

「割引率が高いけど、利益が低くないクラスター」という結合セット

結合セットをフィルタ―に入れて、棒グラフを作成

結合セットといっても、いろいろなパターンがあります。
使いこなせるようになると、いろいろ活用ができそうですね。