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【Tableau】グループとセットについて

はじめまして。DATASABER挑戦中のマロンです。
Tableauを学習していく中で、もっと詳しく知りたいと思ったところ、分かりづらかったところ、疑問に思ったところをまとめていきたいと思います。


今回は、「グループとセット」についてです。
グループとセットは似ているのですが、どういう違いがあるのかについてまとめたいと思います。


グループについて

フィールドがもつ値の一部をグルーピングすると、グループ化されたフィールドが生成されます。関連する値をまとめるときや、データの揺れを修正するときに使えます。

[データ]ペインからグループを作成する方法

①グループ化したフィールド[サブカテゴリ]を右クリック>[作成]>[グループ]を選択します。

[データ]ペインからグループを作成

②グループ化したものを選択して、[グループ]をクリックします。

グループ化するものを選択

③グループ化したものは下図のように表示され、作成したグループは名前を付けることができます。

作成したグループに名前をつける

ビューからグループを作成する方法

①ビューからグルーピングした値を選択して、右クリックをし、クリップマークをクリックします。

グルーピングしたい値を選択して、グループ化

②グループ化したものは、クリップのアイコンがつきます。
別名をつけることもできます。

グループ化したフィールドのアイコン

セットについて

セットとは、売上500万円以上のサブカテゴリなど、フィールドのもつ値の一部を抜き出したものです。

[データ]ペインからセットを作成する方法

[データ]ペインからセットを作成すると、リスト表示されたすべての値から固定的なセットを作成できるだけでなく、一定の条件を満たしたセットや、一定条件の上位・下位の順位指定を満たしたセットを作成することができます。条件や上位・下位を指定する方法だと、データが更新されても新しいデータに対応して振り分けることができます。

①セットを作成したい値があるフィールドを右クリック>[作成]>[セット]を選択します

[データ]ペインからセットを作成(固定セット・変動セット)

②[全般]タブでは固定セット、[条件]タブでは指定の数値で判定するセット、[上位]タブでは指定の上位・下位で指定するセットを作成できます。

[データ]ペインからセットを作成(固定セット・変動セット)

ビューからセットを作成する方法

ビューの中で、セットを作成します。
①ビュー上で、セットにしたい値を選択します。
②右クリック>[セットの作成]を選択します。もしくは表示されるツールヒントでセットの作成アイコン>[セットの作成]を選択します。

ビューからセットを作成(固定セット)

In/Outで表現する方法

セットをビューにドラッグするとInとOutで表現することができ、Inにはセットに含まれるメンバー、Outにはセットに含まれないメンバーが入ります。
下図の例の場合、Inはセットに含まれる売上が500万円以上のサブカテゴリ、Outは500万円未満のサブカテゴリになります。

①[サブカテゴリ]を右クリック>[作成]>[セット]を選択します

サブカテゴリからセットを作成する

②[条件]タブを選択して、フィールド指定で、[売上]、[>=]、[5000000]を入力して、[売上が500万円以上のサブカテゴリ]という名前をつけて、セットを作成します。

セットの条件を指定する

③[データ]ペインから「売上」を[列]に、「売上500万円以上のサブカテゴリ」と「サブカテゴリ」を[行]に、「売上500万円以上のサブカテゴリ」を[マーク]カードの[色]にドロップします。
④ツールバーの降順で並べ替えるボタンをクリックします。500万円以上と未満のサブカテゴリで、In/Outと色が分かれました。

In/Outで表現

セットメンバーのみ表現する方法

セットメンバーのみを表示することができます。

①「表現方法1:In/Outで表現」の手順②に続けて、[データ]ペインから「売上」を[列]に、「売上500万円以上のサブカテゴリ」を[行]にドロップします。
②[行]の[In/Out(売上500万円以上のサブカテゴリ)]を右クリック>[セットメンバーを表示]を選択します。

セット(In)のメンバーで表現

③In/Outからメンバーの表示に切り替わります。フィルタ―にも同じセットが入り、Inのメンバーのみ表示されます。

セットのメンバーのみ表示される

グループとセットの使い分けについて

グループもセットもグループ化するという機能は同じですね。
使い分けの例をご紹介します。

売上上位3位のサブカテゴリですが、
2019年は「椅子、コピー機、電話機」が対象です。

2019年の上位3位

2022年は「アプライアンス、コピー機、電話機」が対象です。

2022年の上位3位

売上上位3位のサブカテゴリは、2019年と2022年で違います。
2019年当時の売上上位3位のサブカテゴリ「椅子、コピー機、電話機」をその後もチェックしたい場合は、グループで作成、その年ごとの売上上位3位をチェックしたい場合は、変動する場合にも対応できるセットで作成するというような使い分けができます。
どういうデータが見たいのかによって、グループとセットを使い分ける必要がありますね。

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