見出し画像

今夜は、『ときめきトゥナイト』にときめいて。

このページに足を運んでいただき、ありがとうございます。
小学生の頃のバイブル漫画は『ときめきトゥナイト』な黒木りりあです。

少女マンガ『ときめきトゥナイト』をご存じのかた、どれぐらいいらっしゃいますか?
池野恋さんによる大人気長編シリーズ作ですが、世代の関係か私の周りでこの作品を知っている人は残念ながらあまりいません。
最近は新装版や新作が出版されたり、巡回の展覧会があったりで新しいファンの方々増えているような印象を受けます。

『ときめきトゥナイト』は少女マンガ雑誌『りぼん』にて、1982年から1994年に連載された作品です。1982年から1983年にかけて、アニメ版も放送された人気作です。
私が1歳のときに連載が終了してしまっているため、リアルタイムでこの作品を追うことはできませんでしたが、小学校中学年の頃に友人がすすめてくれたおかげで、本作に出会うことができました。

吸血鬼を父に、人狼を母に持つちょっとおドジな少女・江藤蘭世を主人公とした作品は当時の私に強烈な印象を与えました。とてもユニークな設定で、物語も個性的で面白くて、続きの展開が気になって仕方なくて。文庫版のマンガを必死に買い揃えたのを記憶しています。蘭世を中心に魅力的な登場人物ばかりが紙の上でいきいきと活躍していて、いつだって楽しませてくれる、そんな作品でした。

その後、2002年からは『ときめきトゥナイト』のパラレルストーリーである『ときめきミッドナイト』の連載が『Cookie』とその系列誌で始まりました。こちらは、リアルタイムで私も楽しむことができました。
『ときめきトゥナイト』に登場するキャラクターの設定を所々逆転させて紡がれる新たな物語で、本家との違いや変わらない点を楽しむことができるという、斬新な作品です。これもまた面白くて、塾の帰りによく読んでいたのを覚えています。マルチバースがほぼ当たり前のアメコミとは違って、日本の少女マンガでここまで分かりやすいパラレルワールドな新しい作品を展開することは珍しいのではないかな、と思います。

本家『ときめきトゥナイト』自体も連載終了後に時折続編が登場していて、2000年の『ときめきトゥナイト-星のゆくえ-』に続き、2013年には『ときめきトゥナイト 真壁俊の事情』が発売され、それ以降も番外編や続編の単行本が刊行され続けていました。これも、少し珍しいことですよね。
そして、2021年からは『ときめきトゥナイト それから』という新作の連載が始まりました。作者である池野先生も驚いたと仰っていましたが、私も驚きました。ヒロインは子育てを終えた主婦の蘭世。立派な大人の女性でありながらも、十分に「少女マンガのヒロイン」な蘭世は本当にすごい。私は、単行本にて楽しませていただいています。

そして今日は、そんな『ときめきトゥナイト それから』の第3巻の発売日です。私も早速入手したので、今夜はこの一冊で心ときめかせたいと思います。楽しみです。
少しでも興味のある方は是非、『ときめきトゥナイト』を手に取って見てください。読み始めて気づけばどっぷりとときめきワールドに浸かってしまうこと間違いなしですよ。

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
他の記事にも足を運んでいただけますと幸いです。


この記事が参加している募集

今こそ読みたい神マンガ

推しの少女マンガ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?