「ママ! 私立高校の受験票の提出、今日だった!」 「ええーーっ!!」 職場で鳴った携帯は娘からのSOS。滑り止め受験する高校の願書を家に忘れて、学校に行ってから気づいて電話をしてきたのだ。忘れん坊は母親譲り。だから娘を責めることなんて、決してできない。 娘から与えられたミッションは、「忘れてきた願書を家に取りに戻り、17時までに『視聴覚室』へ届ける」というもの。 今は仕事の真っ最中。でもこれは、娘の人生に関わる一大事。何が何でも「どげんかせんといかん!」。これ