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【撮影解説】雨×夜×五十嵐大典

今のところ毎日更新を続けられています。
皆さんからの感想や要望が頼りになっています…!

さて今回は、リクエストを頂いた「雨の日」「ナイター」と言った、アマチュア野球撮影ではマイナーかつ難しいシチュエーションでの撮影について。

今回の1枚

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【POINT】
・ハマスタの照明がLEDになって良かった!
・雨が降った時に意識していること

【球場】横浜スタジアム
【試合】2016.05.30 都市対抗西関東2次予選
【選手】三菱日立パワーシステムズ 五十嵐大典外野手(新潟明訓高ー立教大、2018引退)

【カメラ】Nikon D7100
【レンズ】AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
【設定】300mm ISO1600 f/4 1/500s

撮影想定

左打者の振り抜き想定で一塁側内野からの撮影。
ちなみにこの写真の打球は惜しくもファールでした。

球場環境

横浜スタジアムは2015年に日本の屋外球場では初めてLED照明に更新したことが大きなニュースになりました。
選手からは「眩しくてフライが上がった際にボールが見えなくなる」と声が上がったこともありましたが、今では他の球場もLED化が進み、スタンダードになっていくのでしょう。

従来のHIDランプの時にも横浜スタジアムで撮影したことがありますが、LED照明に切り替わって感じたことがありました。
圧倒的に明るく露出を稼げる
・わざわざ色温度をマニュアル設定しなくて済む(オートで対応可能)
つまり撮影する上では、かなり楽な条件になりました!!!

今年2020年には神宮球場もLED化したとのことで、撮影が今から楽しみです!

機材設定

LED化で明るくなったとは言えナイターの環境。
この時に使用していたD7100の画像処理エンジンはEXPEED3なのですが、これが高感度にするとノイズが強くなりがち。
なのでISO感度の上限は自分の中で1600までと目安を決めてました。
自分の中に「許せるノイズがどこまでなのか」ISO感度の上限の基準を持つことをオススメします!
ちなみに今のD500だと上限をISO6400にするとか、RAWでISO1600で撮って現像時に露出補正するとかしてます。

とりあえず今回はISO1600までしか上げないことにしたので、
明るさを稼ぐために開放F値=F4にて撮影。
そしてシャッタースピードは1/500まで落としました。
これ、野球撮影にしては、かなり落としてます。

なので、必然的に瞬間的な動きが少ないシーンを撮るか、流し撮り気味になっても良いシーンの写真が増えることになるのかなって思います。

ちなみに同じ設定で撮った三塁側からの写真はこちら。
低めの球をライト前に転がし殊勲のサヨナラ打でした。
もう少し早くシャッターを切れば、、、というシーン(緊張から震えながら撮りました)。
このシーン、ボールやバットは1/500sなのでブレてますが、頭はきっちりブレてないので、目安にはなるかと。
ちなみに今の自分ならRAWにしてSS稼いで、後から露出補正すると思います。

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最後に!これだけ明るさを拾い集めるような環境では、一脚を使いましょう!
手振れ補正機能がなくても、一脚を使うだけでかなりブレにくくなります。

また、もっとザーザー降りになっても試合が続行していた場合、
カメラを濡らさないために撤収するのも大切なこと。

対策ができている場合には、敢えてシャッタースピードを落として、
雨を線にして写してみるのも「雨感」が伝わると思います。

終わりに

雨が降ったら、まずカメラやレンズが濡れないようにしましょう!
天気予報が雨であればレインカバーを用意しておくとか、
何もなければレジ袋を被せるのでも良いと思います。

そして使い終わったら、しっかり乾燥させること!
レンズにカビが生えたら写りにずっと影響することになります。
簡易的な対策として、乾燥剤(お煎餅の袋とかに入ってるアレとか)と一緒に保管するのも良いかもしれませんね。

今回はここまで。分かりにくいこと、もっと聞きたいことがあればコメントで教えてください!
ちなみに、いつかめっちゃ暗くて照明の色もきつかった前橋市民球場のナイターを取り上げようとも思っています…。

次回は一転、スカッとした光を取り入れた写真を紹介します!

継続した撮影活動のため定期的に機材の点検修理を行っています。 もし私のご活動をサポートいただける方がいらっしゃいましたら、機材経費に充てさせていただけますと幸いです。