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【撮影解説】手塚周×江藤勇治

惜しくも都市対抗北関東予選で敗退したスバルから、手塚周投手(2020卒・福島)が日立製作所に補強され、都市対抗に出場することが発表されました!

立教大学同期の日立製作所・江藤勇治内野手(2020卒・東海大菅生)とチームメイトとして東京ドームへ臨むこととなり、楽しみですね!

というわけで、今回は同じ北関東地区で戦うライバルチームの2人の様子を捕らえ、SNS上でも反応が多かった1枚をご紹介。今回はおまけもあります!

今回の1枚

【POINT】
・同じベンチサイドでかつてのチームメイトの再会

【球場】太田市運動公園野球場
【試合】2020.10.03 都市対抗北関東二次予選
【選手】スバル 手塚周投手、日立製作所 江藤勇治内野手

【カメラ】Nikon D500
【レンズ】AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED
【設定】300mm ISO800 f/5.6 1/2000s

撮影想定

この日は第1試合がスバル、第2試合が日立製作所とも、同じ三塁側ベンチを使う組み合わせ。

試合の合間に大学同期が軽く談笑するくらいはあるだろうと思っていたので、第1試合が終わった際にはベンチ付近の様子を注視するようにしていました。

すると、第1試合で先発6回無安打無失点の好投を見せた手塚投手を、これから試合に臨む江藤投手が手荒に祝福!
真剣勝負の合間に、ホッとするようなシーンを撮ることができました。

球場環境

今回撮影した太田市運動公園野球場の内野スタンドは、外野に向かうにつれてファールゾーン側に出っ張るレイアウトになっています。

今回カメラを構えた場所は、ちょうど三塁コーチャーの後ろ、SUBARUのロゴが入ってる辺りです。座席もない、ただのフリースペース。応援団がいたら、ここが簡易的なステージになりそうですよね。

そして、このスペースからベンチ前の様子を伺うことができるのですが、アマチュアが使う球場にしては珍しい構造です。プロ野球が使う球場だとフィールドシートあったりで撮れるのですが…!

機材設定

太田の内野フェンスは青色の金網で、今回は網に対してかなり浅い角度で撮っていたこともあり、かなり写真の色味が青に持っていかれています。オリジナル写真はこちら。だいぶ青いです。

なので、今回はその色調補正について少しだけ説明したいと思います。
やるべきことは、トーンカーブで青色を調整

超簡潔に事前に説明すると
斜線を上に曲げると明るく、下に曲げると暗くなる。
右上の方が明るい(薄い)部分の調整、左下の方が暗い(濃い)部分の調整。
とりあえずこの2つを覚えて、あとは実際に試して反応見ると分かりやすいと思います。

※使用アプリ:Adobe Lightroom for iPad
ざっくり、青が濃い部分の左下から2つ目の白丸を少し下げることで色のバランスを整えてみました。この設定をプリセットに登録しておけば、同じような写真を全て一括で色味を整えてくれるので、だいぶ作業が楽になります。

終わりに

前の記事の「大切にしてること」にも書いたのですが、やっぱり起こり得そうなことの想定が大事!顔がこっち向いてくれてラッキー!カメラ構えておいて良かった!

あと、フェンスの色を補正する件、フェンスに加工するフォトグラファーが問題になったりしますよね。私はやったことないですが、現状復帰を確実にできるなら、撮影への影響を抑えられる黒のパーマセルテープを一時的に使うくらいなら許容範囲かなぁ…。

まぁ!フェンスに加工しなくても!手間はかかるけど色調補正で割とどうにかなるし!補正のスキルも身につくし!

おまけ

もう1枚だけ、同じアングルで撮った写真をご紹介。


ホンダ 藤野隼大捕手(川越東ー立教大2020卒)、佐藤竜彦外野手(國學院久我山ー立教大2017卒)の先輩後輩コンビ。マスクをつけ、サングラス越しに、視線きました(笑)
こちらの写真の方が直射日光が強かったので、色を合わせるのが難しかったです…!

皆さんの都市対抗本大会での活躍を願って応援しております!

継続した撮影活動のため定期的に機材の点検修理を行っています。 もし私のご活動をサポートいただける方がいらっしゃいましたら、機材経費に充てさせていただけますと幸いです。