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撮影談話

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野球撮影を振り返って言語化しています。
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【撮影解説】ロケハン×ブルペン×荘司康誠

沖縄キャンプで撮影した写真の中で、準備(ロケハン)が最も活きた写真を紹介したいと思います。 今回の1枚 【球場】宜野座村野球場 【試合】2024.02.17 NPB練習試合 【選手】東北楽天 荘司康誠投手(立教大2023卒・新潟明訓) 【カメラ】Nikon Z9 【レンズ】AF-S NIKKOR 300mm f/2.8G ED VR II 【設定】300mm、ISO400、f/4.0、1/2000s 撮影想定 NPBのフランチャイズ球場で観客席から見える場所にブルペ

【撮影解説】8月×広島×吉岡広貴

今年のJR大会は広島開催。 「彼にとっても思い入れある地元・広島市民球場での公式戦は、今回が最後の機会になるかもしれない」 その思いが自分の足を広島へと向かわせました。 独特な写真を多く撮れたので、久々に写真の言語化をすべく、撮影後記、書いてみます。 大会概要 正式名称「JRグループ硬式野球大会」。JRが発足した昭和63年から毎年夏に実施され、北海道、東日本東北、東日本、東海、西日本、四国、九州の7チームが参加。2023年は第36回大会。 開催地は東日本→西日本→四国

【撮影解説】神宮×松本幸一郎×本塁打

初めて松本幸一郎選手を見たのは、2007年の明治神宮野球大会、横浜ー関東第一の試合でした。 あれから数えて17年目の春、初めて神宮で見た大学同期のホームラン、それを捉えた写真を、語らずにはいられなくなり、久しぶりに撮影解説を記します。 今回の1枚【球場】明治神宮野球場 【試合】2023.03.09 JABA東京スポニチ大会 準決勝 10表 【選手】東芝 松本幸一郎 内野手(立教大2013卒・横浜) 【カメラ】Nikon Z9 【レンズ】AF-S NIKKOR 300mm

【撮影解説】神宮 秋の西陽×宮海土

ずっとAPS-Cセンサー機を使ってきた私ですが、2021年春からフルサイズセンサー機を使い始めました。 そのカメラを使って取り組んでいるひとつが、思いっきり寄った画角にならない、望遠に頼りすぎない、ちょっと引いて、余白があって、それでも被写体が際立つ、綺麗な写真。 普段から様々な方が撮影なさるスポーツ写真を見ていて、やはり「引きで撮れる方は素敵な写真が多い」に辿り着くんです。 望遠は圧縮効果で色々とごまかせちゃうな、って思うこともありまして。もちろん、それで思い切りクローズ

【撮影解説】Lightroom×矢部佑歩

GWは割とステイホームで時間があるので、過去の写真を振り返って紹介することにしました。 以前にも暗いドーム球場でのRAW現像を簡易的に解説した記事(【撮影解説】露出補正×RAW×澤田圭佑)を書きましたが、今回はしっかりとAdobe Lightroomを使った現像についてお話しします。 今回の1枚 【球場】東京ドーム 【試合】2020.11.27 都市対抗野球大会 【選手】三菱自動車倉敷オーシャンズ 矢部佑歩投手(2014卒・立教新座) 【カメラ】Nikon D500

【撮影解説】ラストシーズン×18×中川颯

私が立教野球部で初めて撮ったアンダースロー。1春のオープン戦から、どう写したら彼の魅力を引き出せるのか、4年間ずっと考えて試行錯誤を繰り返してきました。そして、私なりの答えが、この1枚です。 今回の1枚 【球場】明治神宮野球場 【試合】2020.10.25 東京六大学秋季リーグ戦 【選手】立教大 中川颯投手(コ4・桐光学園) 【カメラ】Nikon D500 【レンズ】AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED 【設定】300mm ISO400 f/5.6

【撮影解説】手塚周×江藤勇治

惜しくも都市対抗北関東予選で敗退したスバルから、手塚周投手(2020卒・福島)が日立製作所に補強され、都市対抗に出場することが発表されました! 立教大学同期の日立製作所・江藤勇治内野手(2020卒・東海大菅生)とチームメイトとして東京ドームへ臨むこととなり、楽しみですね! というわけで、今回は同じ北関東地区で戦うライバルチームの2人の様子を捕らえ、SNS上でも反応が多かった1枚をご紹介。今回はおまけもあります! 今回の1枚 【POINT】 ・同じベンチサイドでかつての

【撮影解説】雨×リリース×田村伊知郎

梅雨空が続いて嫌になっちゃいますね。 早くカラッと晴れないかなと、太陽が待ち遠しい季節です。 間隔が空いてしまいましたが、今回は雨の日の撮影について。 どうしても暗いので大変ですよね。 そんな時に気をつけたことを話したいと思います。 今回の1枚 神宮のマウンドが雨でグチャグチャでした。 【POINT】 ・雨で暗くてシャッタースピードを稼げない ・でもピッチングのシーンを切り取りたい 【球場】明治神宮野球場 【試合】2016.10.08 東京六大学野球リーグ戦 【選手

【撮影解説】露出補正×RAW×澤田圭佑

サムネイル画像に文字入れてみました、どうでしょう?? さて今回は条件が悪く、暗いドームで撮った写真について解説します。 手間はかかりますが、考えて撮れば同じ機材でも綺麗に写せるかも…? 今回の1枚 【POINT】 ・ドーム球場で光の量が圧倒的に少ない ・座席からネット、そしてマウンドまでの距離がある ・投球時の胸のチームロゴはブレさせたくない 【球場】大阪ドーム(京セラドーム大阪) 【試合】2019.03.10 オープン戦 【選手】オリックス・バファローズ 澤田圭佑投手

【撮影解説】逆光×ロジン×齋藤俊介

逆光の写真、好きですか? もしかしたら難しいから苦手と思う方もいるかもしれません。 でもポートレートとか、写真集の写真って、実は逆光が基本だったりします。 今回は夕陽の逆光を使った1枚を紹介します。 今回の1枚 【球場】京都市西京極総合運動公園野球場(わかさスタジアム京都) 【試合】2017.04.29 JABA京都大会 【選手】JX-ENEOS 齋藤俊介投手(成田高ー立教大、現 横浜DeNAベイスターズ) 【カメラ】Nikon D7100 【レンズ】AI AF-S N

【撮影解説】母校凱旋×田中和基

プロ野球選手が母校で試合するって、なかなかないことですよね。 半年前までチームメイトだった後輩を打った試合を振り返ります。 今回の1枚 【POINT】 ・母校立教で監督、後輩の前でヒットを打つ、先輩の姿 【球場】立教大グラウンド 【試合】2017.08.24 プロアマ交流戦 【選手】東北楽天ゴールデンイーグルス 田中和基外野手(西南学院高ー立教大) 【カメラ】Nikon D7100 【レンズ】AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED 【設定】30

【撮影解説】齋藤隼×岡崎啓介

2013年に「お互いの存在が大きな刺激です」*とインタビューに答えていたのは岡崎選手。 立教大、日立製作所と10年間、同じチームで活躍した同級生コンビの1枚です。 今回の1枚 【球場】京都市西京極総合運動公園野球場(わかさスタジアム京都) 【試合】2017.04.29 JABA京都大会 【選手】日立製作所 齋藤隼投手(立教池袋高ー立教大、2017引退) 【カメラ】Nikon D7100 【レンズ】AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED 【設定】

【撮影解説】神宮球場×松本直樹

同じ球場、同じシチュエーション、でも、違うユニフォーム。 東京六大学野球を巣立ち、プロ野球選手になって神宮に帰ってきた。 神宮のホームベースで頑張る選手を撮ったときのお話です。 今回の2枚【POINT】 ・1枚目の写真に2枚目を寄せる。 【球場】明治神宮野球場 【試合】2015.09.12 東京六大学リーグ戦 【選手】松本直樹捕手(丸亀高ー立教大ー西濃運輸ー東京ヤクルト) 【カメラ】Nikon D7100 【レンズ】AI AF-S Nikkor 300mm f/4D I

【撮影解説】バックネット裏×齋藤俊介

公式戦のリリーフ投手の登板って、いつ出てくるか分からないですよね。 しかも今回はGWの混雑した球場、どう撮ろうか考えて収めた1枚を紹介します。 いつもよりボリューム多めでお届けします! 今回の1枚 【球場】横須賀スタジアム 【試合】2019.05.02 イースタンリーグ公式戦 【選手】横浜DeNAベイスターズ 齋藤俊介投手(成田高ー立教大ーJX-ENEOS) 【カメラ】Nikon D500 【レンズ】AI AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED 【設