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初めてクラブに行った時の話。

高校生だった。母親から電話がかかってきた。
その日は街で大きめのクラブにお目当てのアーティストが来た。

BUDDHA BRAND

基本的には日本語ラップは聞かなかった。いとうせいこう氏に今でもリスペクトがあるし、TOKONAーXも好き。
その辺の熱に関してはまた後日書くとして。


ブッダが見れる!と私は張り切った。
母にはライブがあると伝えた。
友人と出かける。大きめの箱に慄きながら、ロッカーを探す。その辺の嗜みはなぜか知っていた。教科書はwoofin'とBLASTだった。

もちろんすぐには出てこない。9時オープンで、しっかり9時から参戦したけど、DJだのなんだので一向に出てこないまま11時 pm。
母から電話が来た。「何やってんの!あんたどこにいるの!」怒ってるのはわかる。だけどクラブの音量の中で弁明はムリ。それが余計に母の怒りを大きくした。

とりあえず帰ろう。諦めよう。
家に帰った。

そこで私は怒りをぶつけた。まだブッダは出てきてない!と。
通常のライブで考えると、9時から始まって11時にまだアーティストが出てきてないなんて、外タレ以外考えられない。
それでも、まだ登場していない事実と、私のブッダへの熱をぶつけた。現場の友人からは、まだ出てきていないので間に合うとの情報。
父から許可が出た。帰りはタクシーに乗るように指示された気がする。

その後のことはよく覚えていない。
「yo そして天まで飛ばそう」と手をあげて連呼してたのだけが記憶にある。

クラブっていうのは、音楽を楽しむ所だと思う。
だけどその一方で、ドラッグだの男女のアレだの色々あるのも事実。母の心配も当たり前。

でも、社会も一緒。
この世には悪いこともたくさんあるけど、だからといってみんなが悪いことしてるわけじゃない。
後に、私は毎週末クラブに通うことになります…


Imma bout shout out to my BIG bro, Dev Large.
RIP. 

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