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【初心者向け】デスクトップ環境の比較【Linux】
今回の記事では、Linuxとは切っても切り離せない関係にある「デスクトップ環境」を解説します。一応、初心者向けを想定しています。
概要
そもそもデスクトップ環境って何?
デスクトップ環境(英:Desktop Environment, DE)は、ユーザーがシステムと対話するためのグラフィカルなインターフェースを提供するものです。これにより、コマンドラインではなく、視覚的なツールやウィンドウマネージャーを使ってコンピュータを操作できます。
また、デスクトップ環境によって使い勝手が全く異なる点にも留意が必要です。筆者も慣れるまでに苦労しました。
デスクトップ環境の選び方
デスクトップ環境を選ぶ際には、以下の点を考慮すると良いでしょう。
ハードウェアの性能:古いハードウェアやリソースが限られている場合、軽量なXFCEやLXQtが適しています
ユーザーの好み:カスタマイズ性が高いKDE Plasmaや伝統的なレイアウトを持つCinnamonなど、自分の使い勝手に合うものを選ぶと良いでしょう
使用目的:特定の用途(例えば、開発やマルチメディア作業など)に最適な環境を選ぶことも重要です
各デスクトップ環境には独自の強みがあり、ユーザーのニーズや好みに応じて最適なものを選ぶことが可能です
主要なデスクトップ環境とその特徴
GNOME
![](https://assets.st-note.com/img/1719314596454-1agfjIYUtK.png?width=800)
以下の特徴が挙げられます。
現代的で直感的なデザイン
拡張性が高く、多くのアプリケーションをサポート
高度なアクセシビリティ機能を提供
しかし、デスクトップ環境の中では比較的重い部類に入る
Ubuntuでは標準デスクトップ環境に選ばれている
KDE Plasma
![](https://assets.st-note.com/img/1719314731734-OZcouYw96G.png?width=800)
以下の特徴が挙げられます。
カスタマイズ性が非常に高い
見た目(明らかにWindowsを意識)が美しく、多くのウィジェットやプラグインが利用可能
リソースの効率性も重視されている
XFCE
![](https://assets.st-note.com/img/1719316865003-JvVkov0I3h.png?width=800)
以下の特徴が挙げられます。
軽量で高速
古いハードウェアでも快適に動作
シンプルで直感的なインターフェース
LXQt
![](https://assets.st-note.com/img/1719317204341-oQprYx9gBX.png?width=800)
以下の特徴が挙げられます。
(XFCEよりも)非常に軽量で、リソース使用量が少ない
古いコンピュータやクラウドサーバーに最適
シンプルで美しいインターフェース
Cinnamon
![](https://assets.st-note.com/img/1719318764039-7MS1OOkAe6.png?width=800)
以下の特徴が挙げられます。
伝統的なデスクトップレイアウト(Windows7ライクな)を持つ
そのため、Windowsユーザーにとって使いやすい
カスタマイズ可能でモダンな機能を提供
LinuxMintの開発元がこちらのデスクトップ環境も開発している
MATE
![](https://assets.st-note.com/img/1719318881597-3iX92k2YCj.png?width=800)
以下の特徴が挙げられます。
GNOME 2のフォーク(後継)で、使いやすいインターフェース
軽量でありながら、完全な機能を提供
旧式のハードウェアでも動作可能
総括
いかがでしたでしょうか。読者の皆様のデスクトップ環境選びの参考になれば良いなと思います。
同じディストロでも、デスクトップ環境が異なると、使用感が全く異なることが多いです。こういった点にLinuxのカスタマイズ性の高さが伺えます。読者の皆様もぜひともLinuxの魅力の沼にハマってもらいたいです。
それでは、良いLinuxライフを!
参考文献
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