FaBのイベントの競技レベル

Calling: Tokyoお疲れさまでした
はじめてCallingに参加した方も多く、2日目のアナウンスであったルール適用度(Rule Enforcement Level)のプロフェッショナルって何?って意見もあったので解説したいと思います
*以下Rule Enforcement Level:ProfessionalをプロRELと略します 
*この記事の情報は2024/05/14に発表されたTRP,PPGに基づきます

裁定に関するジャッジの姿勢

PPG(手続きと罰則に関するガイドライン)には以下のような記載があります

Professional rules enforcement is designed for the highest levels of competitive tournaments, where the barrier to entry is high, and the environment is very competitive. Players are expected to play at a level where they are knowledgeable enough about the game that education is less relevant in playing great games than the equity/fairness of each game. As such the suggested penalty for many infractions is increased

p2,FleshandBlood-ProcedureandPenaltyGuide

"プロフェッショナルなルール施行は、参入障壁が高く、競争が激しい最高レベルの競技トーナメントのために設計されている。プレイヤーはゲームについて十分な知識を持っているレベルでプレイすることが期待されており、素晴らしいゲームをプレイする上で教育よりも各ゲームの公平性/公正性が重視されます。そのため、多くの違反行為に対する罰則が強化されます。"

競技RELではあくまで教育と公平性/公正性の双方を重視しますが、プロRELではより後者が重視されます。
そのため競技RELではプレイヤーの勘違いや無知によって引き起こされた違反行為についてはヘッドジャッジの判断で教育とともに罰則が引き下げられることも多いですが、プロRELではそれはあくまでプレイヤーの責任として厳格に罰則が出る場合が多くなります。

具体的に何が変わるか

いくつかの罰則についてプロRELだと問答無用で罰則が引き上げられます

Presenting Cards Error:警告→IP2

Decklist Error:IP2→失格

Card-Pool Contents Error:IP2→失格

Miscommunication:裏側のカードについて間違った情報を伝えた場合に警告→IP2

このようにいくつかの戦略アドバンテージに関わる違反行為に対してゲームの結果を左右するようなペナルティが出せれます

どのイベントがプロRELになるか


世界大会とプロツアー、Nationals(アメリカ)とCallingの2日目がプロRELになります。
なので日本国内の大会に出る限りは殆ど参加することはないと思います。


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