7/8の禁止改定予想

日本のNationalsが終わる7/8に新しい禁止改定が予定されているのでどういう変更があるのかを予想していこうと思います。

Q.一番暴れているデッキは?

A.圧倒的にZenです

Nationalsシーズンでは4/14の優勝ヒーローがZenであり、これは去年のNationalsシーズンで暴れていたLexiと似た数字です。

Q.Zenから禁止カードが出る?

個人的には五分五分といったところです。
かつてLexiが直近のPro Tour Baltimoreで23%の使用率と4人のtop8を排出し環境を席巻していたころも1度は禁止改定での規制を免れています。

従ってZenがリリースされて1回目の禁止改定である7/8には無規制となる可能性も十分考えられます。

しかしその一方でZenによるゲームはその強さ以外の面での問題が指摘されています。

Zenのゲームプランは1度超越をして適度にライフを削った後に頭と足の装備で防御して気をサーチし、作成した虎をAoWのコストに充てることで強烈なカウンターを放つことです。
このカウンターが非常に強烈でAoWなしで25点,AoWを絡めると30~50点のダメージを安定して叩き出すことが可能になります。

30点を超える大ダメージを叩き出すヒーロー自体はLynxを装備したKatsuやコンボ型のBoltyn,BrBとgo againをうまく引いたときのKayo,Rhinarのように存在はしましたが、Boltynはソウルを貯めた上でアーセナル等を駆使してSPを2枚以上引きに行く必要がありましたし、Katsuは相手に完全に防御されると出力が大幅に落ちてしまいます。Kayo,RhinarはBrBを引くだけである程度の出力は保証されますが、30点以上を目指すにはランダムディスカードとドローの運がある程度良くないといけません。
しかしZenはゲーム中1度でも超越をしてしまえば特定のカードを引かなくても装備品での防御で確実にビッグターンを作れます。

Zenの問題点は

1.大出力のターンを作るのにセットアップをほぼ必要とせず、そのターンの引きに左右されずにビッグターンを作れてしまう(ゲームの再現性)

2.それまでのライフレースに関わらず相手を倒しに行けてしまう(爆発力)

の2点に集約されます。
従って禁止が出るとすればこの部分をどれくらい緩和出来るかという形になるでしょう。



Q.禁止カードが出るとすれば


Traverse the Universe

ゲームの再現性を担う装備品であり2点で防御しながら確定サーチをしてくるいかれたカードです。
超越を補助してくれる青のデッキカードに禁止を掛けたとしてもあまりカードパワーを下げずに採用できる代替カードは多数存在します。
そのためこれを禁止しない限りはゲームの再現性を抑えることは不可能です。
しかし、新パックの目玉のレジェンダリー装備をLSSが禁止するとは考えづらく、正直禁止される可能性はかなり低いです。

Bonds of Ancestry

Zenの爆発力を担うカードであり、実質0コスト8点go againのようなカードです。
新パックのカードの規制を避けた場合に一番Zenへの影響が大きいカードはこれになります。
しかし、このカードを禁止するとKatsuのカードパワーが大幅に減ってしまうので多様なヒーローが活躍することを目指すLSSとしてもあまり禁止したくないカードでしょう。

また、Bondsを採用していない完全に虎のコンボにシフトしたタイプも結果を残しているのでこれが禁止されてもまだまだZenは生き残る余地を持っている点も気がかりです。

Ancestral Harmony

実質4枚目以降のAoW兼超越用の青カード、トップの捲り次第での上振れ要員として採用されているカードです。
爆発力を抑えたいけどBondsのを禁止するのはKatsuのためにも避けたい…とLSSが考えた場合に禁止されるかもしれないカードです。
しかし、これはあくまで補助的なカードに過ぎず、禁止したところでZenの強さへの影響はそこまで大きくないでしょう。

Twelve Petal Kasaya

Kasayaの文字どうやって出すんだろう

超越をした時に1リソースを出す(ターン制限なし)Tunicもびっくりのカード。
なぜか2点の防御値がある上にいざとなったらZen Stateトークンという最強トークンを作れます。
正直カードパワーはおかしいので普通なら禁止候補に挙がるんですが、このカード実はZenの再現性や爆発力に殆ど関与していません。
新カードでもあるため禁止されることはないでしょう。

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