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北へ

北海道にいる
彼の人の仕事について来たのだ
そしてそのあとは小樽へ向かった。

彼の人は忙しい。
講演会、ラジオの収録、その後の仲間たちとの会食と日本全国どこへ行っても人に囲まれている。

そんな彼の人とひっそりと小樽へ行って来た。

『ただいま小樽』

小樽には年に3〜4回訪れている。
なんだか気に入っているのだ。
行きつけの寿司屋、いつものホテル
大好きなパン屋、彼の人の知り合いのBar、そしてウニが安い市場に
地場さくらんぼが売っている八百屋。
行くたびにお気に入りを見つけては
思い出を重ねていく。

今回の旅はまず札幌で彼の人の友だちと3人でお寿司を食べ、またその夜
千歳に移動してお寿司のコース。
正しく"寿司ざんまい"
次の日は夕食のために地域で人気の中華屋に行き、ホテルに戻り温泉に入り
お部屋でゆっくりしたあと、やはり
思い立って以前行った夜中もやっている寿司屋へ向かった。

おとなは楽しい。
お寿司食べに行こうと小樽に飛べるのだから。

大人になっても
仕事があるから行けません。
家族に聞いてみないとわかりません。
お金がかかるから行けません。
そういう人もいる。
わたしは違うみたい。
今はやったことないことをする。
行ったことのない場所に行く。
出逢ったことのない人とのはじめまして。
初体験をしたくてたまらないのだ。

新しいことからの刺激や発展がとても面白い。

北の大地はもう涼しくて秋の気配。
秋風を感じると寂しい気持ちになるのはなぜ?彼の人と話しながら
ラーメン屋へ向かった。
夏の終わりを思うから?
秋のはじまりは楽しみじゃないのかな?
四季のある国だからこそ風の匂いで季節の移り変わりを感じるし、秋が来たら食べられる美味しいものを想像出来る。秋の景色もだ。それが豊かだよねと話しながらとっても美味しいラーメンをいただいた。

常日頃暮らしていて
その中にたくさんの問いがある
それにきちんと向き合いたい。
ああもっともっと
わからないと言い、見て見ぬふりをせず、愛を持って関わりたい。

北の広い空の下を歩くと
エンドレスで
そんな気持ちになる。










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