私は今入院をしています。 部屋は4人部屋で、私を除く3人は恐らく70代から80代のおばあちゃん達です。 毎日同じ部屋で過ごしていると、カーテンで仕切られてはいるものの大体の性格や気性、キャラクターが分かってきます。 まず一番高齢と思われるレイコさんはとにかく愛されキャラで、言葉が丁寧なおばあちゃんです。 丁寧な敬語を崩すこともなく、育ちというのか生きてきた環境の良さを感じさせる方です。 普段はとても静かな方なのですが、さすがにしんどかったのか先日手術の後に心の声を表に出
第一章 帰宅 入院生活二ヶ月分の荷物を持っての移動は、退院直後の身体にはかなり堪える。電車で帰ろうかと思ったけど、タクシーにして正解だった。 電車だったら乗り換えばかりで、まだこんなところまでたどり着いていないはずだ。 多少お金が掛かっても疲れないようにとか、身体が辛くないような選択がちゃんとできるようになった。こんな私でもこのニヶ月で少しは成長した。私はいつもどこか自虐的だったから。 そんなことを考えながら窓の外を眺めていた。 二ヶ月の間に季節は夏から秋へと変わり始めてい
最近人に認められたいという気持ちに違和感を感じるようになってきた。 認められるより、馬鹿みたいだけど、人気者で人に好かれる生き方をしてみたいと思うようになった。 自分のこれまでの生き方は、人に認められたい、もっと言い方を強くすれば人を認めさせたいだった。 認められることにやり甲斐や満足感、達成感を感じて、ひたすらにそれだけを追いかけていた気がする。 認められることに意識がいっていたせいか、人に好かれることは追いかけていなかった。 認められた先に好かれることがあるのかも知
最近とても体調が悪かった。 体調が悪い時、日々やらなければいけないことが疎かになってしまう。 同じことを淡々と毎日続けることの凄さを感じる。 私は子供の頃からもう少し若い頃まで、感情の起伏がとても激しく、イライラしていたり、親と大ゲンカをしたり、ひどく気分が落ち込んだりして 日々淡々とこなさなければいけないことができないことが多かった。 今は気持ちの面で、日々淡々とこなせないことはなくなったが、体調が悪くなるとやはりできないことがある。 そんな時、自分の軌道を日々の
私はずっと自分を大切にしてきませんでした。 なので、今になって『自分を大切にする』と言われてもどうすればいいのか分かりませんでした。 自分の気持ちを無視して、自分を持たず、周りの人の様子を見て、生きていたのだと思います。 その結果なのか、私は難病を患いました。 でも私は余り自分が不幸だと思わなくなりました。 病気になったおかげで、今まで知らなかったことにたくさん気付けたからです。 病気にならず今もあのまま生きていたら、本当に最悪な人生になっていたと思います。 『
【復職するか、仕事を辞めるか。】 私は迷っていて、決められないでいる。 【自分と向き合うけど、考えない。】と決めてみたけど、その考え方自体がぼやっとしている。 理屈だけ。頭で分かったつもり。 どこかの誰かが言っていたことを、聞いて分かったつもりの、いつもの悪い癖が出ている。 自分と向き合うと決めてみて、自分が自分の声を聞こうとしてみるけど、自分からの問いかけはいつも『どうしたらいいんだろう』だった。 だから答えがでないのか。 『どうしたらいいんだろう』って、 私は
【自分と向き合う】で検索してみると、「自分と向き合う怖い」とか「自分と向き合う辛い」とか 「自分と向き合うどうやって」と出てきた。 どうやら、私のように自分と向き合うことに苦戦し、人生をこじらせている人が多そうだ。 私はずっと自分と向き合うことができなかった。 そのせいで40歳過ぎまでかなり迷走していた。 なのでごく最近までかなり人生をこじらせていた。 自分と向き合わざるを得なくなったのは病気のおかげだった。 私は娘が幼稚園入園前に関節リウマチを発症した。 病院
私は、書くことは【note】で、話すことは【stand.fm(スタエフ)】で発信しています。 【スタエフ】での音声配信は3ヶ月程前から、【note】での文章の投稿は1週間程前から始めました。 二つのことをやってみて分かったのは、書くことと話すことは大きく違っているということです。 自分を表現する点では同じことでも、書いた方が伝えやすいことと、話した方が伝えやすいことがあることに気付きました。 私はずっと自分は話すことが苦手だと思っていました。 仕事をしていて上司に報
YouTubeでキャンドルジュンさんの動画を見ました。 キャンドルジュンさんと言えば、女優の広末涼子さんの旦那さんですよね。 皆さん恐らく私と同じ印象を持っているのではないかと思うのですが、タトゥーにピアス、キャンドルアーティストって…何だろ…よく分からない…そんな感じではないでしょうか。 私はそんなでした。 その動画は1時間位のインタビュー形式のものでしたが、心に残る言葉や刺さる話がたくさんあって、2回見てしまいました。 初めはビジュアルに目を奪われ、耳のピアス凄
もし病気になっていなかったら、もし結婚していなかったら、もし娘を授かっていなかったら… さまざまな「いなかったら」が私にはある。 こんなことを考えてみた。 私は私なのだけど、いくつもの私が別の世界に存在していて、少しずつ違う状況下で生きている。 そう、パラレルワールド。 パラレルワールドとは、ある世界(時空)から分岐し、それに並行して存在する別の世界(時空)を指す。 並行世界、並行宇宙、並行時空とも言われている。 私はたまにとても後悔することがある。 自分の選択や、
先日、ある音声配信で女友達についての対談を聴きました。 その配信をしている方は、私から見てとても人付き合いが上手で楽に友達付き合いができるタイプに思えましたが、学生の頃にその方が抱えていた悩みは自分とかなり重なるものでした。 その方は、学生時代はかなり陰キャだったため、キラキラ光り輝いている人が羨ましかったそうです。 ある時、自分から見てキラキラして見える人と話す機会があって、色々話すうちに自分と同じ様な共通の悩みを抱えていることを知ったそうです。 陰キャの自分とキラキラ
先日、ある音声配信を聴いていたら、会話の中に【自我中毒】と言う言葉が聴こえてきた。 自分が囚われていた思い込みから解放された時に【自我中毒】が終わった…みたいな表現で話していたと思う。 【自我中毒】と言う言葉が気になって調べてみたけど、出てこない。 出てくるのは【自家中毒】と言う病名の説明だった。 【自家中毒】主には10歳位までの小児に見られる 嘔吐を繰り返す病気で、神経質で、感染(かぜ)過労、神経緊張、精神高揚などを誘因として、嘔吐を反復し、アセトン血性、ケトージスと
本日、NHKのあさイチプレミアムトークで産婦人科医の高尾美穂先生の回の再放送がありました。 「ありました」…と言うより「あったそうです」が正しいのですが、私はそのことを全く知りませんでした。 元々は3月に放送されたそうなのですが、その頃私は高尾先生を知らず、あさイチに出演されたことは後から知りました。 まさか、再放送があるとは…また見逃してしまいました。大ショックです。 今朝は見られなかったショックでかなり凹んだのと、それからある嬉しい出来事が起こりました。 そのことに
stand.fmは音声配信アプリです。 私は、子供の頃からラジオが好きでラジオパーソナリティに憧れていました。 FMラジオのかっこいいDJ的なことではなく、どちらかというとAMラジオのトークメインで悩み相談のコーナーなんかがあるイメージ。 始めるまでにはかなり勇気がいりました。 私はSNSの類は殆どやっておらず、フォロワーがいる訳でもなく、知名度はゼロ… 一般人の素人の私が音声配信しても、一体どこの誰が興味を持って聴いてくれるのか… そんな不安を持ちながら思い切ってst
私は全身性エリテマトーデスという難病です。 診断を受けたのは去年の夏です。去年の夏は生死の境目でした。 入院中は治療で使用する薬の影響で幻覚や幻聴があったり、精神が錯乱して大声で叫んでしまったり、眠れなかったり、治療ももちろん大変でしたが、薬の影響が物凄かったです。 一年経ってみて、少しずつですが客観的に振り返ることができるようになりました。 夏に入院し退院して、冬には仕事に復帰しました。ですが、現在は休職中です。 現在は入院中の高濃度の薬での治療(ステロイドパルス)