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Procreateで古英語を書いてみた

この数ヶ月、古英語をカリグラフィー的な感じで表現できないかと妄想していた。当初は現代風の流麗な筆記体で書いてみたいと思ったものの、いかんせん現代の英語で使われていない文字がどんな形になるのかわからないため、そう簡単な話ではない。
この悩み(でもないが)をいつかのhelwaオフ会で堀田先生に相談したところ、パレオグラフィー(Palaeography、古書体学)という学問分野があるということを教えていただいた。この分野の知見を用いて字体や筆の運びから、その書物が書かれた年代や地域を知ることができるそうだ。家に帰ってからネットで更に調べたところ、パレオグラフィーには、書かれている文字をスペリングの知識から逆算して特定するようなテクニックも使うそうだ。また、解読の練習にはラテン語の文献をよく使用するらしく、これはラテン語の知識の必要性を示唆している。それから、筆記体にもフォーマルさや時代ごとにたくさんバリエーションがあるそうなので、もし学ぶとしたら、特定の一つのものを習得しなければならないのだろう。
無理だ。筆記体を書くためにパレオグラフィーを学び始めたら、それだけで人生が終わりそうな予感しかしない。

筆記体への情熱はいったん保温モードにしておいて、比較的とっかかりやすそうなモノを書いてみることにした。題材は、長崎オフ会の古英語音読で使用したAngleとangleのダジャレの話だ。

Angleとangelのダジャレ

ネットで"old english alphabet"と検索して出てきた一覧表を参考に書いただけなので、色々間違っているのかもしれない。それから、洋書などで章の最初の文字が装飾的な大きな文字になっている(drop capというそうだ)のも表現したかったが、ギャグ漫画のようなタッチになっている。最初の試作品ということで、そのあたりはご愛嬌・・・。古英語ファンアートくらいに受け止めていただけると幸いだ。50メートルくらい離れたところから見ればそれっぽいのでは?
Procreateというイラスト制作アプリをipadに入れて作成したが、本格的に絵を描く人も使うものなので、多機能でかなり楽しい。現時点で全く使いこなしてはいないけれど、色々遊べそうな予感。とてもいいおもちゃを手に入れた。


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