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ネットとゲームの話

昔、ピクミン(1)がとても好きでよくやってたんですね。

ピクミン(1)というのは、宇宙船が不時着した星でパイロットの主人公とピクミンという生き物を操作して、ゲーム内時間30日のうちに宇宙船のパーツを回収して、再び宇宙に脱出するゲームです。

攻略本では14日でクリア(脱出)できるパーツ回収ルートが乗っていて、自分はそれを更に短縮させるのが好きでした。
ピクミンは色によって個性があり、その個性を活かして最適化した手順を進めるのが醍醐味のゲームです。
あの作業をこのピクミン15匹で進めてるうちに自分は30匹のピクミンであの敵を倒したら、死骸を10匹で運ばせて残りの20匹で先の方にあるパーツを…みたいに。

自分は最終、10日で脱出させるところまで短縮できました。
かなり得意げになってましたし、ゲーム機を提供することになった従兄弟(本当にごめん)にも驚かれました。

当時は、世の中の人のクリア時間なんてわかりません。友達や従兄弟のような身の回りの記録、情報がすべてでした。

それから数年後、You Tubeが有名になりだし、自分はピクミンの動画を見つけました。
8日で攻略する動画がありました。

本当にビビりました。10日だって、あれだけやり直してギリギリまでルート短縮を図ってやっと出したのに。
2日の差は本当に大きいです。

その頃だったと思います。
MMO等のオンラインゲームではなく家庭用コンシューマ機のゲームでネット対戦できるものが増え、ゲームのプレイ環境は一変しました。
あんなにコミュニティ内で格闘ゲームが強かった友達も、ネットに繋いだ瞬間、下手すると真ん中レベルにも届いてないのです。
(特にネット対戦が可能になった初期は、
平均水準に上がるのがすごく大変だった記憶があります)

悲しさと驚きのダブルパンチでした。
黒船が来て、他の国の技術力をいきなり見せつけられた時の日本もこんな衝撃だったのかな。

ネット対戦当たり前の今の子達は、世の中の猛者と自分の立ち位置のギャップをいきなり見せつけられても、なお立ち向かえる精神力があるのかな。すごい。

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