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歌、唄、唱、詩、うた

短歌をやってる人同士で話す時の「歌」は、もちろん短歌のことで、「最近、歌どう?」という会話には、

「最近、作歌具合はどう?何かお勧めの歌集ある?」という意味が含まれているんだけど、

自称ミュージシャンであるところの私に「最近、歌どう?」と聞かれると、脳内には発声練習の「あ~は~は~は~は~♫」というスケールと共に、「5-7-5-7-7」の短歌音律がONされる。時にはハモり、時には輪唱される。

音楽で大事なのはビートだ!って前回書いたけど、ヒトに限らず哺乳類は胎内にいる時から心音を聴いているので、定期的なビートは「素」に近いリズムなのだと思う。

では声を発して歌う、唄、唱・・・etc.はどうだろう?

これももちろん胎内にいた時から聞いていた「音」ではあるのだけど、声が一たび旋律に乗ると、ストーリー性が生まれると思う。

声を出して唄う時、肺にいいとか健康的だとかいう副産物wは置いておいて、音声として声帯から発信され、と同時にあばら骨とか頭蓋骨にも振動が伝わり、頬骨のあたりがむず痒くなる感覚って、自分が楽器になっているんだなと思う。

私だけかな・・・。


話は昔に飛んで、幼稚園児の私は、通信簿とか連絡帳に「綺麗な声で良く唄っています」と書かれていた。

たまたまキリスト教系の幼稚園だったのだけど、そのためか讃美歌はしょっちゅう唄うし、週に一度は教会にまで連行引率されて子供聖歌隊用のウワッパリを着て唄っていた。

幼稚園では希望者に「絵の教室」とか「運動教室」、「バレエ教室」とかがあって、私は「ピアノ」を習ってた。

音感がそこそこ良かったので(ちょっとドヤ顔)、先生にハーモニカを教えられた。そしたらそれがまた上手(ドヤ顔again)

ということで、家に居る時よりも朗らかで賑やかな幼稚園児だった。

その頃、『ママとあそぼうピンポンパン』というTV番組があって、各地の幼稚園が競って出演していた。白黒放送からカラーへと移行する頃だ。

またドヤ顔しちゃうんだけど、その番組に出演することになって、私は讃美歌とハーモニカを披露したんだよね。

緊張もしないで唄ってソロ演奏なんかよくやったよなぁ~と思う。


この「歌」なんだけど、その後の人生にも大きく影響して、声を出して唄えない時は心の歌を詩として綴った。

それがポエムであり短歌なんだろうと、最近になって分析した私の軌跡なんだわさ。

『ママとあそぼうピンポンパン』の復刻版DVD。


片付けものをしていて見つけた『ママとあそぼうピンポンパン』の復刻版DVD。

直子おねぃさんの時に出演しました~
しんぺいちゃんの存在は大きかったと思う私は、幼稚園児にしてファザコンw


残念ながら私の通っていた幼稚園(国立(くにたち)愛児園)は写っていなくて、園も今はもうないらしい。


今日のポイントですwww

言葉なんていうのは、まぁ、どうでも良いのです

歌は、自由に羽ばたくもので、音程もテンポも構わなく歌う。

短調の歌も、長調の調べも、それは心の発露なのだと思う。

鼻歌や替え歌、耳コピした外国語の歌なんかサイコーに愉しいと思う。


最近、唄っていますか~♫