ビート

音楽に関するページを増やそうと思った朝、右耳が塞がったような「ツマリ」が起こった。
山登りをしたような、急な高層階行きエレベーターに乗ったような、
あくびをしたり、水を飲んだり、
夏のプールの耳か、そうなら片足でツンツンとステップを踏まなきゃ!
いや、水は出なかった。

すわ突発性難聴か!
ネット検索すると、突発性難聴だと、頭痛や吐き気などを伴う場合もあるらしく、
それを信じたくない私は、「リンパ液が溜まった」に一票を投じてしばらく横になった。

午後になると「ツマリ」は消え、夏のプールは終わった。

自称ミュージシャンとして、耳は命より大事だ。いや命あっての耳だけど。

「ツマリ状態」の午前中に考えたこととして、
もし耳に異常をきたしたら、微妙な音階を要する楽器は弾けなくなるかもしれないという不安と、
アカペラのコーラスも出来ないだろうという諦めと、
ならばやっぱり基本は打楽器だろうなという結論に達したことなど。

太鼓を叩くと空気にその振動がシンプルに伝わる。波動だ。
その波動を体の芯が受け止める。
ドンドンドンドン・・・。

歌ったり演奏すると解かるけど、
同じ速度でビートを打つことはとても大切なこと。
打楽器がステディ(Steady)なビートをキープすること。
これが出来そうでなかなか難しいんだわさ。

心音をトクトクと聞いた胎内の、その懐かしい鼓動のように、体の芯に響くビート。
ここ数日、ジャンベを叩いては家人にうるさがられています。

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