能面作りはまさかのココから!?
脚本のネタ探しに能面師さんを取材に行って、その日そのまま入門してしまった私。
「ほな、やりましょか」と、小柄で白髪ショートボブの先生が高くてか細い少女のような声でおっとりとおっしゃる。
教室を見回せば、60代、70代と思しき生徒さん達が静かに作業中。花かつおのような削りかすを足元に積もらせ黙々と彫る人や、真剣な面持ちでゆっくりと細筆をすべらす人。こういう感じ、嫌いじゃないです。いや、むしろ好き。
私はと言えば、もちろん全くのド素人。でも、まぁきっとなんとかなるでしょう。