攻殻機動隊から学ぶ「思考にバイアスをかけない」ということ

おはようございます。
lilhyutyです。

今日は思考のバイアスについて書こうと思います。

いきなりですが、みなさんは
「攻殻機動隊」というアニメをご存知でしょうか?

ざっくり説明すると、
AIが発達した近未来の日本で起きる高度な犯罪に主人公の属する公安9課が立ち向かう
というストーリーです(認識違ってたらすみません笑)

僕は大学時代にこのアニメにハマりました。

キッカケは単純で
「話が難しくカタカナ語が多用される=賢くなった気分になれる」からです。

実際、このアニメに登場するのは
AIが発達し、人間とロボットが融合した「サイボーグ」が半数以上を占めるので、必然的にカタカナ語が多くなるんですよね。

他にも
・コリオリの法則
・ヒューマンエラー因子の除去(休憩をめちゃカッコよく言い換えた言葉です笑)
など、実生活では触れないような知識、言い回しが多く登場します。

僕はこのような言葉を初めて見聞し、
「なんか難しくてカッコいい!」
と思ってハマったわけです。笑

ただ理由は何であれ、好きなもの、ことを作るのは大切ですよね。

さて、本題に戻ります。

今回のタイトルにある「バイアス」とは先入観、決めつけの意です。

私は営業職なのですが、
この「バイアス」というやつはとても厄介なのです。

例えば、商談相手が30代の男性だった場合。
「この人は少年ジャンプの黄金世代だから、スラムダンクの話をしたらラポールが築けるだろう」
という作戦を立ててアイスブレイクをするとします。

ところが実際会ってみると、
本当は漫画自体があまり好きではなく車やバイクが好きだったり。
自分が期待した反応を大きく下回る結果になり得ますよね。

結果うまくアイスブレイクできず終わってしまった。。ということになり得ません。
(営業スキルがあれば別ですが)

上記の作戦には以下の3つのバイアスがかかっています。
・漫画好き
・少年ジャンプが好き
・特にスラムダンク!!

極端な例ですが、粒度を問わなければ誰もがしてしまう思考じゃないでしょうか。

では逆に、バイアスのかかっていない状態とは?

答えは攻殻機動隊の主人公「草薙素子」が推理の際に口にする、このセリフの思考の状態です。

「あるいは、我々にそう思わせたい第三者の意図が介在しているかもね」

このセリフを使う時は、
・複数の仮説を立てた最後
・誰かの推論が立った時
など、思考が固まりはじめた時です。

なぜ、素子はこのセリフを使うのか。
僕の理解では、複雑化する犯罪に対抗するために、あらゆる可能性を視野に入れるためだと思ってます。

バイアスを解かないと、起きた事象に対処できない。
逆に解くと、その事象から考えられるリスクを最小に留める方法が思考できます。

素子は常に自らのバイアスを解き、
殺人やテロを最小限の被害に留めるのです。

この考えはビジネスでも通用すると思います。

社会に出ると、リスクヘッジの能力は多分に求められます。
何が起きてもカバーができるように。
最高の事態はなかなか起きないけど、
最悪の事態は絶対に起こさない。

これが大事ですよね。

だから僕は商談や、クロージングの時などは
素子のセリフを繰り返し復唱し、
リスクを取らない選択を心がけてます。

自分や会社を守るために、
周りの人を幸せにするために。

バイアスを解き、あらゆるリスクに対応できるようになれば、
その結果にブレはなくなります。

ぜひ、みなさんも「バイアス」を解いて考えるように意識してみてください。

たったそれだけで、運命が変わるかもしれません。。。

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