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【光る君へ】第18回「岐路」
今回も簡単に済ませたい。
大石先生や制作統括さんは、道隆一家(中関白家)に何か個人的な恨みでもあるのだろうか?道長を少しでも良く描くために負のバイアスをかけなければならないという固定観念にとらわれすぎていないだろうか?道隆も道長も、当時の貴族の常識に則って政を進めていたはずである。
今回描くべきだったできごと伊周の「皇子を産め」暴言ハラスメントは正視に耐えなかった。前回の道隆は病身で余命いくば
【光る君へ】第17回「うつろい」
長文を書いて、消した。
思うところはいろいろとあるのだが。
かなふみをひとつ作った。
まずは楽しもう。
「ステラnet」のサイトで定子さまが、「もし(井浦)新さんがあんなふうに責めてきたら、自分の記憶を改ざんしそうですね。」と仰せになられていた。
せっかく素敵な役者さんを呼んでいるのに、演じていてそのような思いを強いる脚本って…どうなのよ。
井浦さんにプライベートで「ヴィラン(悪役)の関白
「暮しの手帖」を読む~戦争を語り継ぐ心理
「いつものほうがいい」1968年夏。
仕事を終えて帰宅した父が勤務先の購買部から持ち帰った「暮しの手帖」を、母に渡した。
当時36歳だった母は雑誌を一瞥して
「おもしろくない。いつものほうがいい。」
と言い、嫌そうに顔をしかめた。
☆☆☆
「暮しの手帖」第96号(第1世紀)は、一冊丸ごと「戦争中の暮しの記録」だった。料理レシピも商品テストも、ルポルタージュも随筆も、暮らしのヒントも連載
【光る君へ】第15回「おごれる者たち」
次回予告がトレンド入り!「光る君へ」第15回。(2024年4月14日放送)
今回は『枕草子』にわかファンにとって嬉しい内容だった。大好きなごちそうをたくさんいただいた気分。「腹をなでる女王」は出なかったが、よい意味でいっぱいになったお腹をなでたくなる。麗しい俳優さんが大勢登場、画面を美しく彩った。
ききょうの中宮定子拝謁と女房名「清少納言」下賜場面は、SNSでたくさんの人がイラストに描き、道長
伊那高遠 天下第一の桜
2023年春、「青春18きっぷ」を買った。
今回は、関東甲信地方でこれまで出向く機会のなかったところへの日帰り散歩を5回しようと思い立った。
そのうち、長野県伊那市高遠に出かけた日について記す。
唱歌「たきび」かつて私は東海道本線東京発静岡行き、常磐線上野発四ツ倉行きなどの中距離普通列車によく乗車していた。1本である程度まとまった距離を移動できて、都心から少しずつ離れていく車窓風景が映画のように
【光る君へ第11回】取り返せる失敗、取り返せない失敗
人生には失敗がつきものである。
誰しも嫌な思い、悔しい思いを重ねつつ進んでいく。
失敗にも種類がある。
自らの努力や思考方法の見直しなどにより、後から取り返せる失敗。
そして、もう二度と取り戻せず、人生が終わるまで影を落とす失敗。
大河ドラマ「光る君へ」第11回(2024年3月17日放送)を見て、そのことに思い至った。
摂政と直接対面?第11回は、花山帝退位・懐仁親王(一条帝)即位により藤原
【光る君へ】改めて、”直秀”を想う
最も成功したオリキャラ?2024年3月3日に放送されたNHK大河ドラマ「光る君へ」第9回で、辻の散楽演者・直秀とその仲間たち、あわせて7名が検非違使役人によって殺害され、遺体が鳥辺野に棄てられる場面が放送された。
この作品では今のところ、男性キャラクターがとても魅力的に描かれている。主人公のまひろがいろいろこじらせているせいでもあるが。その中でも直秀には独特の色気と男気があり、放送が進むにつれ