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いつかどこかの思い出

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現実へのぼんやりとした上書きのようなもの
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#空間

底見える花の奥で(仮題)

『恋は日焼け止めを忘れて赤く剥けた皮膚に似ています』  それは薄羽蜉蝣の翅のようにとても…

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とはれずかたられず

 私は人の気持ちが分からない。そして、そうであるならばなおさら言うまでも無く、彼女の気持…

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第二夜

 こんな夢を見ました。  私はあつうみが崎というところにいました。かつて燃え盛る山々が地…

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