水無瀬 綾那

色彩表現と猫が好きな大学生のようなもの
    • いつかどこかの思い出
      いつかどこかの思い出
      • 10本

      現実へのぼんやりとした上書きのようなもの

    • つれづれ
      つれづれ
      • 3本

      日記帳のようなもの

不浸染

20□□年 ■月 □日  その日は確か海の日であったと記憶しています。連休であるということで、□□は私に『どこかへと出かけませんか、■■』と、そう言いました。私は…

鯨骨生物群集

はらはらと舞い落ちて、そうして降り積もって。けれどやがて、その堆積物は宵闇に飲み込まれるようにして跡形もなく消えていく。曇った窓硝子からは、少し季節外れの粉雪が…

ひとなつの

「これから幾年かたったあとで ふと、あなたがその名を読むとするならば そのとき、私を、死せるものとして数えてください 私の心は、このアルバムの中に埋められている…

トゲナシトゲアリトゲトゲ

そんな生物は居ないよ、と確か医学部に在籍していた当時の彼氏がそう言っていた気がする。知ってるよ、だから僕はそういう生物を自称するのさ。自分の胸許まで伸ばした髪を…

乙一先生の『GOTH』はいいぞというおはなし

夏なので読書感想文でも書こうと思います。 対象にする作品は本格ミステリ大賞受賞作ですが、夏らしく、あるジャンルのホラーテイストを含んでいます。乙一先生著で作品の…

モノトーン・ブルー

『わたしは、青という色が好きではなかった』 『落ち着く色だ、知的な色だなんていくらでも取り繕うことは出来るのだろうけど、わたしにとって青色は停滞を示す色でしかな…