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地球人 卒業の過去世【ヒプノセラピー体験談】

今日は、地球を卒業して
守護天使になった過去世のお話です。

ずっと、やらなきゃいけない
気がしてました。
でも、珍しいくらいに
気が重かったのです。
エイヤ!と取り組むと、
なぜ腰が重かったのか、
理解できる人物が出てきたのでした。

★菜の花の道

気づけば菜の花畑にいました。
気が向かなかったせいか、
道が見えません。
「無理なのかな」
と思っていましたが、
そのときふと、
ある言葉が浮かんできました。

ヒプノセラピーをするのは、
自分自身のためだけじゃない。
それをすることで、
自分に関係するすべての人に、
良い影響が伝搬するんだ。

ああ、そうだ、
その通りだ、と
涙がこぼれました。
すると、いきなり
自分の前から
白く輝く道がすうっと伸びたのです。
それは、木のドアまで続いていました。

菜の花の彫り物のある、
古い木のドア。
感謝の念すらわいてきて、
「ありがとう」と思いながら
扉を開けました。


★お化け屋敷のような夜

ドアを開けたら、
石畳の上を歩く靴音を感じました。
コツ、と。
ローヒールの、ストラップのついた
ツルンと可愛いすみれ色の靴。

服も似たような色ですが、
少しボロッとしています。
というか、ほぼ肌着のような
キャミソールのような。
髪は茶色で、ポニーテール。
ずいぶんと痩せてますが、
7~8歳くらいの少女です。

暗闇、鉄の柵、洋館。
夜なのに、なぜ一人でここに?
お化け屋敷のようですが、
怖くはありません。
でも、ここはどこで
何をしているところなのか、
分かりません。
まず「幸せ」な場面に飛んでみました。

★聡明すぎる少女

緑の柔らかな草に寝転んでいます。
目下には、町。
私はなだらかな丘にいました。
柔らかい素材の長袖のドレス。
上等なシルクだと気づきました。
クツもつるつるピカピカです。
いいとこの子だ、と思ったら
案の定、後ろから声がかかりました。

?「お嬢様、そろそろ……」

召使いらしいのに
ピシッとした格好の
執事みたいなおばさんが
声をかけたのでした。

私「もうちょっと」
執「お父様に叱られますよ」
私「いいわ」

叱られるのは私ではなく、彼女です。
私は毎回、それをかばうのでした。

丘からの眺めは最高。
でも、それ以上のことを
私は考えていました。

世界に、境界なんてない。
家屋敷の塀も、敷地も、
領土も、
世界の前には意味をなさない。
世界は広く、自由なんだ。

「私」(※見ているほうの私)は驚きました。
このときの私は、
7~8歳のはずですが、
とんでもなく聡明でした。
頭の中が、澄み渡るよう。

帰宅すると案の定、
呼び出され怒られました。
父はいつも厳しいのです。
執事兼召使いのエスター?を
こっぴどく叱るので、
「私が悪いの」とかばいます。

私「私が隠れんぼして、
 それを探すのに時間がかかったのよ。
 ずっと探してたから遅くなったの」
父「(エスターに)なぜそんなことさせる!
 お前がもっと目を配っておけば…」
私「私がどうしてもやるって
 言い張ったのよ、お父様」
父「……お前は、ほんとに……!」

父は私に怒鳴り散らした。
もっとおとなしくしろ、
家でできることがあるだろう、
今度こそ外出禁止にするぞ、等。

説教が終わり自室へ帰ると、
エスターが恐る恐る尋ねます。

エ「あんなにきつく叱られて、
 さぞ悲しかったのでは…?」
私「全然悲しくないわ。
 父はいつも、ああだもの。
 怒られるのも分かってたし、
 内容も想定内だわ。
 だから悲しくなんかないわよ」

なんと、強がりではなく
本心で言っていました。
全く動じてないのです。
父の心情も理解したうえで、
分かってることだから、と。
「私」は内心、舌を巻きました。
こんなに賢い子、
はじめて見たかもしれない、と。

エ「旦那様はお嬢様を心配しておいでなのです」
私「それも分かってるわ」

心配しすぎているから、
学校にも外にも行けず、
友達もおらず、自由もないのです。
私は外に行きたかったし、
学校にも行きたかった。
なにより、世界を見たかったのでした。

母はいません。
病気で寝ていたところに
遊びにいった記憶があるので、
きっと闘病のすえに
なくなっていたのでしょう。

★地下牢と煙突

そんなある日、
ふだん行かない場所に
見覚えのない扉を見つけました。
(家が広くて把握しきれてなかった)

入ると、地下へと続く階段。
電灯もランプもなく、
湿っぽくて暗くて臭いのです。
恐る恐る降りていくと、
そこにはなんと、
鉄格子が。
暗くてよく見えませんが、
あきらかに地下牢です。

すえた臭い、
うめき声、鎖の音。
人がいます。

「そこに誰かいるの?」

うめく声はガラガラで、
つい最近ここに来たわけではないと
すぐに気づきました。

今思えば、
このときの行動は、
たしかにちょっと
子どもっぽかったかもしれません。
今の「私」ならきっと、
あるいは大人のこの子なら、
黙って様子見しつつ、
次の行動を模索したでしょう。

私には、黙っていることが
できませんでした。
すぐに取って返して、
父に抗議したのです。

私「お父様! 地下のあの人は何!?
 どうしてあんなことするの!?
 あんなの、人にすることじゃないわ!」
父「……見たのか」

父の形相が変わりました。
凶相とはこのことか、と
感じました。

父「あいつは悪人なんだ!
 出せばまた必ず悪事を働く!
 野に放してはいけないんだ!」
私「そんなことない!
 たとえ悪人でも、あんな仕打ちは
 しちゃいけないわ!」
父「お前になにがわかる!
 子どもの癖に、口出しするな!」

酷い言い争いのすえ、
私は自室に謹慎となりました。
父は、言い出したら聞かない私を
よく知っていたので、
屋敷内の移動にも監視がつき、
例の扉は厳重にしめられました。
部屋にいるときも、
必ず廊下から監視されていました。
外へも行けず、
ずっと部屋に引きこもりました。

地下の人のことを、
考えながら。

本当に悪人なら、
なぜ警察に引き渡さないのか?
なぜ家の地下に
隠しておく必要があるのか?
考えてもそこは理解できません。

人道的とは言い難い仕打ちに、
私は黙っていることができませんでした。
でも、父にはあれから二度と
会わせてもらえません。
意見を言う機会すらもらえません。

私は、考えても分からないことは
とりあえず放っておき、
どうしたら地下の人を
助けられるかを
考え続けていました。
監視の目をかいくぐり、
地下へ行くのは困難。
そもそも扉すら塞がれています。

――待てよ。

じゃあ、なぜあの人物は
生きているのか?
細々と食事を与えているから
なのでは?
……では、それは誰が?
父はあり得ない、
人の世話などしない人だから。
ほかの誰にしたって、
扉に近づく姿なんて見たことがない。

――もしかしたら、別の入り口があるのでは?

そこから使用人に出入りさせ、
世話をさせていたのではないだろうか?
だとしたらその扉は……家の外にある。

気づいた瞬間、
私はベッドから起きました。
幸い、監視は廊下で、
部屋にはいません。

私は寝間着を脱いで、
中に布をつめて
ベッドに寝かせ、
髪を切り、枕元に置きました。
その上から布団をかけます。
これで、部屋をのぞかれても、
寝ているように見えるでしょう。

そうしておいて、
靴のストラップを口にくわえ、
暖炉に向かいました。
とうに見当をつけていたのです。
抜け出すならここしかないと。

我が家は使用人が
煙突掃除をするので、
煙突内にはしごがあります。
私は小柄で細いので、
らくらく登れるのです。
今が冬じゃなくて幸いでした。

★月夜の脱走

屋根に出ました。
さすがに飛び降りるのは無理です。
食堂の煙突から、また中へ
降りることにしました。
この時間なら誰もいません。

暖炉をおり、
黒ずんだ足を靴に入れます。
窓からするりと外へ出ました。
見当をつけていた家の裏へ回ると、
そこにはやはり小さな扉。
でも、鍵がかかってます。

きっと、父の部屋にはないでしょう。
世話をするのは使用人のはず……
もしやと思って、
食堂の窓へもう一度。
思った通り、パントリーに
たくさんのカギにまじって
ありました。
ひとつだけ、異質なカギが。


なるべく音をたてないように、
そうっと鍵を回しました。
真っ暗闇に目が慣れるには
時間がかかります。
月夜ですが、光は奥まで届きません。

「誰だ」
枯れ果てた声がしました。
それに「静かに」と呟きます。
男はずっと暗闇にいたせいか、
私より闇が見えるようです。

男「なんだよ、ここんちのガキじゃねえか。
 …何しに来た。オレを笑いにか?」

蔑んだ声音です。

私「あなたをここから出しにきた」
男「はあ?」

男があれこれぼやきました。
大半は不信と嘲りの言葉でした。

男「いいトコのお嬢さんが、
 何を血迷った?
 それとも、ここから出して
 サツに突き出すか?
 オレを殺すか?
 出す意味がわからねぇ」
私「あなたが悪人でも、
 ここでこんな風にされる理由はない。
 私がそれを許せない。
 だから助ける。
 ……牢のカギはどこかな?」

男はあっけにとられて
黙りましたが、
私が本気だと分かったのか、
「そこの棚だ」と答えました。

牢屋から出すと、
痩せこけた男は
卑屈に笑いました。

男「助けたオレが、お前を人質に
 親父を脅したら……とか
 考えねえのか?」
私「あなたはそんなことしない。
 脅してお金を奪ったところで、
 すぐに捕まるし、利益がない。
 そんなことするくらいなら、
 さっさと遠くに逃げたほうが
 マシなはずでしょ」
男「……」

男の格好は外を歩ける
ものではなかったので、
私はふたたびパントリーに戻り、
かけてあった使用人の服を一式
持ってきました。

私「早く逃げましょ。夜のうちに
 いけるとこまで」
男「お前まで来んのか? 足手まといだ。
 お嬢さんは家に帰んなよ」
私「私はこのまま、この家に
 囚われていたくない。
 もっと広い世界を見たいの。
 お願い、ジャマにならないようにする。
 途中で捨ててもいいから、
 ついていかせて」
男「……仕方ねえな」

私と男は夜の間に
できるだけ屋敷から離れ、
森に身を潜めました。
明るくなってから、
男に男の子用の服を
持ってきてもらいました。
私は痩せていたし、
髪も切り落としていたので
少年にしか見えません。

とにかく、追手が来ぬうちに
遠くまで。
町を出るとき、
近くにいた警察らしき人に
呼び止められました。

警察「どこまで行くんだい?」
男「あ、いや、あのう」
私「向こうの山まで、キノコ採りに!
 早く行こうよ、父さん!」

彼は笑って、気を付けてと見送ってくれました。

★変化

私たちは、そこかしこで
力仕事などで賃金を得ながら、
少しずつ旅を続けました。
ただ、私は
自分で思っていた以上に非力で、
力仕事の役に立ちません。
でも読み書きができたので、
意外と重宝してもらえました。
おじさんに捨てられなくてよかったと
思っていました。

ある日は、
近所の小さい子に本を読んだり
文字を教えたりしていました。
男だと偽っていたので
お兄ちゃんと呼ばれますが、
それでも嬉しいものでした。

そんな様子を見ていたおじさんが、
ある日言いました。

お「お前、どうして俺を
 怖がらなかったんだ?」
私「どうしてって……?
 怖くないから。なんで?」
お「俺は悪人だぞ。お前んちに
 盗みに入った。これまでも
 ずっと嫌われ怖がられてきた」
私「生まれながらの悪人なんていないよ。
 人は生まれた時、善人だ。
 境遇が悪を作るんだ。
 どうしようもなくなって
 罪に手を染める。
 でも、反省して、それを償えば
 それでいいんじゃないかな」

すると、おじさんが泣き始めました。

私「ど、どうしたの!?」
お「今まで、そんなふうに
 言ってくれる人はいなかった」
私「……」
お「お前は、どうして家に帰らねえんだ?」
私「言ったでしょ。世界を見て回りたいんだ」

改めてそう言うと
おじさんは笑いました。

お「お前、学校いけ」
私「え!? いやだよ、そしたら
 長く一所にいなきゃでしょ。
 私は色々なところに行きたいんだ」
お「ガキが、世の中舐めすぎだ。
 世界見て回るなら、金もいる。
 学だって必要だ。
 言葉も通じねえからな。
 お前は非力だが、頭だけはいい。
 その頭を生かして食ってけなきゃならん」
私「う……」
お「俺が稼いで、学ばせてやる。
 お前が世界を見て回れるようにな」

★「信じてもらう」こと


おじさんはそれから、
生まれ変わったように
懸命に働きました。
周囲には親子といっていました。
とても楽しい毎日でした。
なかなか学校へいくお金は
貯まりませんでしたが、
その頃が一番楽しかったのです。

同じころ、
腹痛をときどき感じました。
「これが生理ってやつか……」
でも、女とバレると
父の耳に入るかもしれません。
今の楽しい生活が終わったら、
と思うと、怖くなりました。
自分は男だ、と
ことさらに強調するようになりました。

そんなある日。

お「Noly!(←ナリーという名前だったらしい)
 帰ったぞ!」
私「おじさん、お帰り……」
その瞬間、おなかの激痛に、
意識が遠くなりました。
お「ナリー!? ナリー!!」
おじさんの声が響くのを
遠くで聞きました。

気づけば、町の
小さな小さな医院にいました。
必死に先生に詰め寄る
おじさんの声が聞こえます。

お「先生!ナリーは大丈夫ですか!?
 生理の血じゃねえんですか!?」
先生「これは生理ではないよ…病気だ」
お「先生!何とか直してください!
 金なら必ず払いますから!
 借金してでも必ず返しますから!」
先生「治らないんだよ!これは!
 …治せるなら、私だって
 治してやりたい……」

遅すぎたんだ……
先生の声が静かに響きました。

私は小さな医院に
そのまま入院しました。
もう長くはないようです。
おじさんは、ずっと泣いていました。

私も、ガッカリしていました。
世界を見てまわるんだと
思っていたから。
これから始まるんだと
思っていたから。
なのに、悲しませることしか
できないなんて。

お「なあ、ナリー。
 お前、親父さんとこに
 戻らなくていいのか?
 俺は、それだけが心残りなんだ。
 俺ならいくらだって頭下げる。
 サツに捕まったっていい。
 だからお前が親父さんに会いてぇなら……」
私「私は、あの家にいたままだったら
 こんな経験できなかった。
 私は今が一番楽しいから、
 あの家にも、父にも
 会わなくていいよ。
 おじさんと一緒にいたい」

お「俺が……俺が泥棒じゃなかったら
 もっとまともな人間だったら、
 お前もこんなことに
 ならなかったかもしれねえのに」
私「おじさんがドロボウだったから
 会えたんだよ。
 だから、おじさんがドロボウでよかった」

この期に及んで、
ナリーはまだ泣いてませんでした。
なんと聡明で強い子なんだと
「私」は思い、こっちが泣いてました。
おじさんも、もうボロボロでした。

お「俺は、お前がいたから
 頑張れたんだ。
 お前がいなくなったら、
 どうやって生きてったらいいんだ。
 一人にしないでくれ……」

俺を信じてくれたのは
お前だけだったんだ、と
おじさんは泣き続けました。
それを聞いて、
ナリーは言いました。
そこまで思ってくれることに、
嬉しさを感じながら。

私「おじさん、約束して。
 私がいなくなっても、
 ちゃんと生きて。
 おじさんはいい人だよ。
 私と会えて幸せだったんなら、
 私のためにこれからも幸せでいて。
 これからもずっと幸せに。
 そして、人のために生きて。
 約束だよ」

それから間もなく、
私は死にました。
そのころには気づいていました。
父は、私が病気だったから、
あんなに過保護だったのだと。

体から魂が抜けたとき、
だから真っ先に父を見に行きました。

父は毎日泣き、
後悔して暮らしていました。
父は、私が病気だと気づかないよう、
ずっと隠していたのです。
たとえそれで自分が嫌われようとも、
母のように失いたくなかったから。
少しでも長く生きていてほしかったから。

泥棒のおじさんを閉じ込めていたのは、
捕まった恨みで私に危害を加えないために。
間違ったことだったけど、
ぜんぶ私を想ってのことでした。

「本当のことを言っておけば、
 違ったんだろうか……」

そう言って父は泣いていました。

父を悲しませ、
おじさんを悲しませ、
申し訳ないと思いました。



★羽


天にのぼると、
大柄な天使がいました。
そこで「私」はナリーと分離しました。
もう、涙が止まりません。
反対に、ナリーはずっと冷静です。

ナリーは、
ずっと疑問に思っていたことを
天使に尋ねました。

ナ「私は何のために生きたのでしょう。
 こんなに短い人生で、
 何も残さず、何も成さず、
 父やおじさんを
 みだりに悲しませてしまって」

天使「お前は、彼らを救ったのだ。
 癒し、救い、幸せに導いたのだよ」

ナ「救った? あんなに悲しませたのに?
 私は、父を怒らせ、悲しませることしか
 しませんでした」

天使「怒らないこと、悲しまないことが
 「幸せ」なのではない。逆だ。
 それこそが幸せなのだ。
 お前は、彼らを救った。
 癒し、気づかせた。
 彼らの人間性に、光をもたらしたのだよ」

見てくるといい、と
天使にうながされ、
私はナリーと手をつないで
彼らを見に行きました。
ナリーの背中に羽がありました。

父は、使用人への態度が
変化していました。
今までは思うこと感じることを
隠しながら威厳を保っていたのが、
不安は不安だと伝えつつ、
丁寧に言葉を選ぶようになっていました。
皆からの信頼も得られていました。

おじさんは、
ナリーと死に別れしばらくして、
自分を信じてくれる女性と巡り合い、
結婚し子どもがいました。
笑顔があって、幸せそうな家庭でした。
子どもの名前は、ナリーといいました……。

相変わらず、
ナリーは泣いてない。
感涙しているのは私だけです。
戻ってくると、天使が言いました。

天「さて、ナリー。
 世界を見て回りたいのだったな?」

ナ「はい」
天「その役目を与えよう。
 世界のたくさんの人を見守り、
 助け、気づきを与えるのだ。
 もちろん、また生まれたくなったら
 生まれたっていい。
 できるか?」

ナ「はい!」

そうか。
ナリーは、
ここで人間の人生がおわりなんだ。
ここから守護天使になるのか。
私は腑に落ちました。
だから、さっきからずっと、
背中に羽があったのか。
だからあんなに聡明だったのかと。

見つめていると、
ナリーは後ろに
吸い込まれていきました。
後ろにいたのは、
ずっとずっと私を
長いこと見守ってくれている、
そして
私自身のひとつの生でもある、
ライアさん。

私「え、もしかして?」

いつの間にかガタイのいい天使から
戻っていたフィロソフィーさんが
微笑みました。

「そうだよ、彼の過去だ」

道理で、ずっと
響き方が違うと思いました。
ずっと、
近いような遠いような
不思議な気持ちでした。


今回、ヒプノの冒頭から、
「これは何のためなんだろう?」
「どんな意味のある回なんだろ?」
とずっと疑問だったのですが、
それが解けました。

少し前に、
父が意味の分からないことで
怒鳴り散らす場面があったのです。
(たぶん、少し病気)

私は認めたくなかったけど
少しだけ失望し、
昔からありのままを
受け入れてもらえないなと感じ、
怒らせたり悲しませたりしてるな
と思っていたのです。
「ガッカリさせてる」のかなあ、と。


・不安を不安だと認めていい。丁寧に伝えること。
・コミュニケーションを諦めないこと。
・信じてくれる人がいる限り、人は生きていけること。
・怒らせたり悲しませたりすることも、幸せの気づきなんだということ。

「怒らないこと、悲しまないことが
 幸せなのではない。逆だ。
 それこそが幸せなのだ。
 お前は、彼らを救った。
 癒し、気づかせた。
 彼らの人間性に、光をもたらしたのだよ」

人間性に光をもたらす。

私は、この言葉を
ずっと大事にしようと思います。

おじさんに、
この歌を贈りたいな。


最後までご覧いただき、ありがとうございます😊✨

どうぞサポートのお気持ちは、ご自分へのご褒美に使ってあげてください♡