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「イヤ」から気づきを得る【セルフセラピー】

ひさしぶりに「自分ひとりで出来る」、
セルフセラピーシリーズです。

セルフセラピーは、こんな方におすすめ
・セラピーサロンに行くまでもないけど、気になっていることがある。
・自分ひとりでできる、癒しがほしい。
・ピンポイントで効き目がある、簡単なセラピーを知っておきたい。

最近、リーディングで
霊的存在から依頼者の方への
メッセージをいただく中で

似ているな、という内容がありまして、
「これはシェアしたほうがいいのかな?」
と思ったので記事にしてみることにします。

それは、
「イヤ」な時は細分化してみる
です。

「いやだな」と感じることを
「どこがイヤなのか?」、
自問自答していく、という手法
です。

これ、何に繋がるかというと、
きちんと取り組めば、
いつの間にか気づきが起こり
悩みが気にならなくなってしまう
……
という不思議なことに。

これを最近、ガイドさん達から
何度かオススメされましたので、
記事にしてみます。

★人は「苦手なもの」を理解するのが難しい

どういうことか、やり方を話す前に
大前提をあげます。

大多数の人は
「イヤなもの」や「苦手なもの」に
理解を示すことが困難

ということです。

それはある程度、
仕方ないことですよね。

懸命に生きている中で、
いやなこと、嫌いなことに
思考を割く余裕があるなら、
もっと楽しいことを考えたいものです。

(とはいえ、かなりの割合「イヤ」を考えることが多いのですが)

そのせいか、
「イヤ」「苦手」「嫌い」と感じたものを
深く考え、理解することを
人は避けてしまうのです。

★そのせいで起こる弊害

さて、このときに
ついでのように弊害が起こります。

それは、

「部分的にイヤ」なものを
「全部イヤ」と勘違いしてしまうこと。


たとえば、こんなパターンに
聞き覚えがあるかもしれません。

Aさんは、B上司のことが苦手です。
いつもこちらの都合おかまいなしに
命令してくるし、進捗も聞かないし
失敗すると責められるからです。

ある日もやっぱり、そうなってしまいました。
だから、AさんはB上司を嫌い、
と思ってしまいます。

例1

このお話、なにか違和感に気づきますか?
最初は「苦手」だったのに
「嫌い」になってしまっていますね。


こんなこともあるかもしれません。

Cさんは、Dという洋服屋が苦手です。
デザインは好きですが、
店員さんがグイグイと宣伝してくるし、
ほしくない服まで見せようとするし、
買わないとみると去って行くからです。
そのうちに、Cさんは
D店を嫌いになりました。

例2

なんだか、ありそうなお話ですよね。


さて、ふたつの例をみて、
「当たり前じゃん?」と
いう方もいらっしゃると思います。

でも、これが「引っ掛け」なんです。

★大人も子どもも、よく起こしがちな思い込み


AさんもCさんも、
最初は嫌いじゃなかったんです。

「イヤ」の蓄積によって嫌いになった
そういう見方もあります。

そしてもうひとつの見方。

「一部」が嫌いなのに、
「全部」が嫌いだと思い込んでしまった

実は、この「思い込み」はよくよくあることです。

子どもの話を聞いていても、
「多いんだなあ」と感じます。

Eくんが、こんなひどいことを言った。
だからおれは、Eくんがイヤだ。

例3

でも、Eくんは、そのときたまたま
虫の居所が悪かっただけかもしれません。
あるいは、先にこちらが気づかずに
気に触ることを言ってしまったのかもしれません。

★「細分化」すること


さて、ここでようやく
大事になってくるのが
「細分化」です。

最近、ガイドさんから
「嫌だ」と思うことを書き出してみなさい
とのメッセージを受け取られる方が
数名いらっしゃいました。

それは、この「細分化」をしてみろ、
とのことだそうです。

☆やり方

①まずは「イヤなこと」を思いつく限り
すべて書き出していきます。

たとえば例1のAさんなら、
B上司のイヤな面を書き出します。

Q Bという人の、どんな部分が嫌なのか?
Q なぜ、それがいやなのか?

たとえば……
・頭ごなし
・思いやりがない
・こちらに気を遣わなすぎる
・言葉遣いが悪い

などが挙がるかもしれません。

②さて、ここまで書いたら、
見直してみます。
次に、今度はこんな自問自答をしてみます。

Q なぜ、あなたはそんな気持ちになると思うか?
Q 過去に似たようなことはあったか?

そんな風に、
自分で自分に質問していくのです。
ときどき質問の方向を変えながら
続けていきます。

すると、あるとき、
ふと気づく瞬間がやってきます。
「腑に落ちる」体験です。

★気づきが起こる

たとえば、Aさんの「気づき」を
覗いてみましょう。

Bさんの○○なところと××なところが嫌いだけど
△△なところは、結構尊敬しているんだよな……。
あれ?「全部が嫌い」ってわけじゃないのかも……?

ここでAさんは、
その気づきに留まらず、さらに
Q なぜ、自分はそんな気持ちになるのか?
Q 過去に似たようなことはあったか?

も考えてみることにしました。
そこで思い至ります。

そういえば、
私は小さいころ、
Bさんと同じような性格の父親から
ガミガミ言われて育った
んだっけ……。

父に何を言われても言い返せず、
自分に言い分があるときも
「ごめんなさい」って言ってたっけ……。

今思うと、すごく納得いかないかも。
あんなに命令ばかりされて、
私の気持ちが尊重されていなかったの、
本当はすっごくイヤだった
……!

そうなのです。
B上司が「嫌な奴」と感じるとき、
それは過去の父親に似た
特徴が表れているとき

だったのです。

Aさんは思います。

もしかして、
「あの頃の自分」が「今の私」に
「分かってほしい」と思っていたの……?

★腑に落ちるということ

Aさんは自分の「イヤ」という感情に隠れていた、
「本当の自分の声」に気づきました。
それはとても「しっくりくる」答えだと思ったのです。

この「しっくりくる」は
「腑に落ちる」ということと似ています。

「腑に落ちる」感覚はめちゃくちゃ大事です。

頭で考えるだけでなく、
感情に振り回されるだけでなく、
腹で身をもって理解する。

それが「腑に落ちる」です。

さて、色々と腑に落ちたAさんは
ある日、B上司に意見してみました。
歯向かうでもなく、
泣くでもなく、
ただ淡々と自分の意見を述べてみたのです。

「Bさん、私は○○について△△と思いますが、どうでしょうか?」

すると意外なことにBさんは
「なるほど、それも良いかもしれないね!」
と賛同してくれたのです。

これは奇跡でも何でもなく、
「自分が気づいたから」
現実が変化しただけのことですが、
知らない方には「え!?うそ」と感じるかもしれません。

でも事実、そういうことは
たくさん起こっています。

自問自答や、
細分化することの大事さを、
お分かりいただけたのではないでしょうか。

★深堀りしても、どうしても出ない場合もある

Aさんはご自分の自問自答で
気づけ、腑に落ちたからバッチリでした。

でも、一人でどれだけ頑張っても、
ときどきどうしても
上手くできない時があります。

それはなぜかというと、
思い出せないほどの無意識化に
仕舞いこんである
ことだからです。

これに関しては、
なかなか「気づき」が難しいかもしれません。

各種セラピーを
受けてみてもいいのでは、と思います。
別な角度や視点から眺めることで
新たに気づけることがあるからです。


ヒプノセラピーは
これらの「自問自答」を
そのまま無意識に繋がって行えるので
とても最適なツールではないかなと
私は思っています。


★まとめ

「苦手なもの」「イヤなもの」を
細分化していき、
自問自答を繰り返すことで
「本当の意味」に気づくことができる。

本当の意味に気づいた人から、
余計な悩みが減っていき、
本来の生きやすさに戻っていく。

あなたももし「イヤなこと」
「苦手なこと」
「どうしても上手くいかないこと」
などがあったら、
細分化、試してみてもいいかもしれませんね!

最後までご覧いただき、
ありがとうございます!

どうぞサポートのお気持ちは、ご自分へのご褒美に使ってあげてください♡