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【エッセイ】再起

雲を焼く陽光が漏れて私を焼く。背負ったリュックが背中の汗を感じさせ気分が悪い。しかしながら、自転車で風を切れば爽快感が駆け抜ける。時は午前。まだまだ暑くなる夏の日。試練とも取れる面談を済ますため、落ちた体力を絞ってペダルを回す。まだ残る念な気持ちが唯一の安定剤。緊張は高まるばかり。乾くを潤すものはなく、上がる気温と体温を下げるものもない。コンビニに立ち寄り、土産の菓子とお茶を買った。そのまま帰りたい衝動を抑えて、まだまだ進む。

#エッセイ #ポエム

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