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こどもたちのハナシ

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こどもたちにまつわる話を集めました。
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記事一覧

ただただ楽しかった授業参観

小学校2年生になった息子の、はじめての授業参観があった。 息子が通う支援級は全部で3クラス。 今年度初回の授業参観は3クラス合同で「進学・進級パーティー」を行うことになった。 「ケンが司会するんやよ~」と得意げに話す息子。 出し物やゲームなどもあってなんだか楽しそうな会になりそうな予感いっぱいだった。 * そして当日。 近所で同じ支援級に通うY君のお母さんを玄関先で見つけ、一緒に多目的ルームへ向かう。 多目的ルームに入ると、子どもたちの椅子が前方に、大人用の椅子が後方に

小2息子に診断名がついた

通っている病院の先生から「放課後等デイサービスを使ってみたら?」と言われ、目下検討中だ。 先週・今週とちょうど私が有給消化休みなので、毎日のように施設見学に行っている。 施設利用にあたって、受給書というものが必要で、受給書の発行のためには医師の診断書が必要とのこと。 先生には「これかな?という診断名をつけますね。ちょっとびっくりされるかもしれないけど」と言われた。 そして先日、診断書が郵送で届いた。 ある程度の覚悟はしていたものの、実際の診断名を見て、私はたじろいでしま

小1息子の勘違い言葉

2歳の娘はまだまだ小さいので、言い間違いが多い。 「上手に発音できない」というのが大きな理由かと思う。 現在小1の息子は、話すのが割と早かった。 言い間違いもそんなにしていなかったように思う。 ところが、最近になって「言い間違い」というか「勘違い間違い」な言葉を使うことがあり、大笑いしてしまった。 * 「口に、膀胱炎ができた」 一瞬、何を言ってるのかわからなかった。 口に!?膀胱炎!?どゆこと!? 息子はおしっこを我慢する癖があり、そのたびに夫や義父から「膀胱炎に

小1息子、夫とパンを作る

「パン、作りたい!」 息子が急にそんなことを言いだした。 パンなんて、作ったことがない私は「ちょっと厳しいな…」と思っていた。 しかし夫があっさり「じゃ、作ろう」というので、「じゃ、お願い」と任せてみることにした。 * 「まずは、パンはどうやって作るのかを調べなきゃいけない」 ということで、図書館に行ってパンの作り方が載っている本を探した。 夫がちょうどよさそうなものを見つけてくれた。 バターや塩などは家にあるので、強力粉・ドライイーストを買ってくる必要がある。 息

我がままに生きるってダメなこと?

先日、実母に言われた言葉がずーっとひっかかっていた。 反論しても「またそうやってキィキィ言う。そういうヒステリックなところがますますケンちゃんを刺激するんやって。もっと冷静にならんと」って言われることは目に見えている。 だから、だまっていた。 * 小1の息子が登校渋りになり、発達障害かもしれないと言われて病院で検査を受け、支援級に通うことになった。 支援級に通った今も、「行きたくない」と渋ることもある。 登校渋りが見られた当初、それでも私はひっぱって息子を学校に連れて

小1の息子が6年生になったら、どうなるんだろう。私には何ができるのだろうか。

支援級に通っている、小1息子の担任のK先生と面談をしてきた。 先生と話をする中で、「息子さんが6年生になった時、どんな風になっていてほしいですか?」と聞かれた。 「どんな風になってほしいか、というと、"理想の息子像"を掲げてしまいそうで嫌なんですけど…。」と前置きしたうえで、思っているままをそのまま先生に伝えた。 「なんだろう。私が"こうあってほしい"と押し付けるのは違うと思っていて。息子が息子らしく居られたらいいのかなぁと思います。そのために、自分で自分の機嫌をとれるよ

ただ、一緒にご飯を食べる幸せ

我が家はテーブルで、椅子に座ってご飯を食べている。 私の横には2歳の娘、夫の横には7歳の息子が座る。 基本的にはこの形なのだが、最近は娘が「あにちゃの横に座る」というので、息子の横に座ることもある。 先日、思いがけず、私が息子と娘と対面する形に座ることになった。 どーんと目の前に子どもたち。 今までは横で見ていたので、景色が違う。 息子はおにぎりが好きで、毎回握ってやる。 食べるときのひとくちの、なんと大きいこと。 美味しそうに食べるなぁ。 私も食べたくなって、自分用にも

息子のやる気スイッチ

かねてから行きたいと言っていた焼肉屋さん。 娘がまだ2歳なので、家族みんなで行くのは難しいなぁと思っていた。 息子が病院に行く日なら、行けるな! そう思って、この日を楽しみにしていた。 我が家は外食をあまりしない。 だから、”外食をする”ということ自体が息子にとってはイベントなのだが、今回は初めての焼肉。 そわそわしているのがこちらにもわかる。 お水がビールジョッキで運ばれてくる。 でっかい氷が5つも入っている。 「後、何分でお肉くるん?」 なかなか待つのが難しい息子

小1息子が「おもしろ!」と目を輝かせた授業

特別支援級に通っている息子。 担任のK先生の教育方針が「子どもにとっておもしろい教材を提供すること」というもので、”面白い授業”ってどんなものだろう?といつも模索してくださっている。 K先生にインタビューした記事はこちら。 先生におすすめのケーキをプレゼンしてください! K先生がある日、「これ、教材に使おうと思ってるんですよ」と見せてくれたのは、クリスマスケーキのチラシ。 チョコレートケーキ、フルーツたっぷりのケーキ、いろんな種類のショートケーキの詰め合わせ…値段もい

大泣きして、2歳の娘にヨシヨシしてもらった夜

やってしまった。たまにあるのだ、私は。 感情を抑えきれず、子どもたちの前で大泣きした。 理由は「もう私、何にもできないポンコツなんだ」と思って悲しくなったから。 土曜日の午後、休日出勤になった。 月曜日までに測定→結果を解析する必要があり、金曜日に終わる見込みがなかったからだ。 こういう場合、在宅はありがたい。 お昼ご飯を食べてから、パソコンをつけて業務にとりかかった。 午前中から作業してくれている上司によると、測定は終わったので、解析をしてほしいとのこと。 さて、どうや

小1息子にとっての「ラッキーデー」

「今日は納豆ご飯にする!」 息子がそう言うので、冷蔵庫から納豆を持ってきた。 今日は"とろっ豆"。 パッケージに”今日の運勢"が書いてある。 「お。ケン、今日はラッキーデーやって。豆が5つ並んでる。」 「やったー!今日はラッキーデー!!」 こんなことで素直に喜べる、さすが6歳男子。 * 学童からの帰り路、息子と話しながら歩く。 「お母さん、やっぱり今日はラッキーデーやったよ。」 「そうなん?良かったじ。なにがラッキーやった?」 「ええとね、先生に怒られんかったし、ポイ

小1息子とはまっているボードゲーム

登校渋りでこのまま不登校になるかもしれない、というときに、夫が息子に買ったボードゲームがある。 "ただ遊ぶだけ"じゃなく、"頭を使って遊ぶ"が狙い。 これが、大人も楽しめるものなので、ちょっと紹介したい。 カタン 資源を獲得し、開拓地や街道を作っていくゲーム。 開拓地1ポイントなど、ポイントが割り当てられており、先に10ポイント達成できた人が勝ち。 開拓地や街道を作るには資源が必要なので、他のプレイヤーに交渉したり、銀行で他の資源に交換したりしながら獲得を目指す。 "

小1息子、支援級にお邪魔している

9月からまた始まった、息子の登校渋り。 無理に行かせるのも辛くなり、午後から登校させていたのだが、それも難しくなり、5時間目だけ登校、さらには終わりの会だけ登校という感じになっていった。 「お母さんが居たら学校に行ける」と言われ、半日学校に一緒にいた日もあった。でも、それでは私の仕事ができない。 上司からも、「これだけ休みが多いと、ちょっと困ります。」と言われてしまった。 「これ以上、息子の学校に付き合うのは無理」と判断した私は、次の日から息子を休ませることにした。 1

小1息子の遠足に付き添ってきた~その後

前回の記事はこちら。 急遽、息子の遠足に付き添うことになったので、会社には「すみません、今日は半休をお願いします」と言って休ませてもらった。 家に帰ってきて、ご飯を食べて、午後は仕事に戻る。 バタバタと、やることがあったので息子のことはあまり考えなかった。 遠足が終わったら、学校から学童へ行く。 学童に登所すると、アプリの通知が来るので、それがちゃんと来るかどうかは気にしていた。 14時20分ごろ、ちゃんと通知は着ていた。 * 午前半休+ご飯の時間で、午後は少し長めに