便所飯(ランチメイト症候群)

2021年8月14日 14:46

ランチメイト症候群（便所飯）とは、
精神科医の町沢静夫によって
名付けられたコミュニケーションの葛藤で
学校や職場で一緒に食事をする相手（ランチメイト）がいないことに
一種の恐怖を覚えるというもの。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ウィキペディア

聲の形を見た。

高校生の時にいじめてきたやつが
植野とそっくりなやつでフラッシュバックした。
クラスカーストの上の方のやつだった。

友達という名の取り巻きを何人も引き連れて
中庭で弁当を私を校舎から嘲笑ってきた
今でもあのキンキン声は残ってる

植野は黒髪だったがいじめてきたアイツは、
セミロングの金髪。
スカートは捲って捲って捲ってた。
ピアス、マニキュア、口紅、ネックレス
それらが標準装備だった。

「ねぇーそんなとこでなにやってんのー？ぼっちめしー？」

たぶんこう言ってきた。
それからもう校舎の奥のとこで食べようが別の場所で食べようとしても上から声を掛けられ嘲笑ってきた。
それからもう女子のストレス解消の的になってしまった。
どこに逃げてもあいつらがいつの間にか居て嘲笑ってくる。

教室の中では席を取られ食べられない。
外に食べに行こうとしたのも、
昼食時間になったら自分の席が、
別のいじめてきたやつに使われてたからどこかで食べるしかなかった。

外に食べにようとしたら女子グループが見付けてきて嘲笑ってくる
その結果、

便所飯するしかなかった。

個室トイレに入って、
できるだけ咀嚼音を立てないようにゆっくりゆっくり食べた。
食べきれなかったものは裏庭のゴミ箱に捨てた。
そこにある建物の屋上に上ってリストカットを始めた。

切ればいい。
自分が全部悪いから切ればいいんだって。
でも怖くて切れたのは血が滲む程度の小さなキズだけだった。

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社畜ちゃん台詞メーカー
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