#043〔ETERNAL WIND〕

ETERNAL WIND ～ほほえみは光る風の中～
森口 博子
1991

ご存知、機動戦士 ガンダム F91  エンディングテーマ。
彼女は、Ζガンダムがデビュー曲であるという幸運さも相まって
シリーズファンから、今現在でも絶大な支持を集めている。

歌詞も曲調も、また素晴らしく、
この楽曲を聴いているだけで、映画の情景が浮かんでくる。

イメージ的には、
宇宙に咲いている白いコスモスの花のように。

白いコスモスの花言葉
調和、秩序、謙虚、乙女の純真、優美、美麗

本作品のヒロイン、
セシリー・フェアチャイルド (ベラ・ロナ) の姿そのままである。
(出撃時、彼女は白いコスモスの花を持っていた。)

セシリーを観ていると、僕はいつも、
新機動戦記 ガンダムW のヒロインである、
リリーナ・ピースクラフトを思い出す。

セシリーと、リリーナの共通点は、
国を背負って立ち、国民を導いていく力強さと凛々しさを持つ。

しかし、彼女達の影響力を利用しようとする勢力が存在し、
この地球圏に対し、さらなる混乱をもたらしていくという話。

森口 博子さんには『歌姫』というイメージがよく似合う。
自分に求められている『音楽』という役割の中で、
作品のイメージをさらに広げ、それに綺麗な花を添える事。

映画の公開から、何十年も経過しているが、
今でも色褪せていない、アニメ史上に残る名曲のひとつである。

THE END