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【映画】SPY×FAMILY CODE: White

デカい画面でヨルさんが観たい。それだけの理由で劇場に足を運びました。動機としては十分だと思うな、うん。だってヨルさん美人なんだもん。忖度するので、ヨルさんだけ敬称付けます。残りのメンツは呼び捨てでいきます。ロイド、ヨルさん、アーニャ、ボンド。うん、しっくりくる。

ストーリー

キャラ紹介はご存知の方も多いと思うのでさらっと。この4者は任務のためのかりそめの家族です。ここは映画で初見でもわかる作りになってます。

・ロイド・フォージャー(スパイ)
・ヨル・フォージャー(殺し屋)
・アーニャ・フォージャー(心が読める)
・ボンド・フォージャー(犬、未来予知)

ロイド、ヨル、アーニャ、ボンド

アーニャが通うイーデン校で、優勝者に「ステラ」(成績優秀な人物に送られるやつ)が授与される調理実習が実施されることになります。アーニャを成績優秀な生徒に育てて、それをスパイ活動の任務(お偉いさんとの接近材料)にしたいロイドは、審査員長である校長の好物でフリジス地方の伝統菓子「メレメレ」を作ることをアーニャに提案。まあ、味も知らなきゃ調理も不可能なので、本場の味を確かめるため、フォージャー家は家族旅行でフリジスへ向かういます。

家族旅行の途中、列車内でアーニャは怪しげなトランクケースを発見。その中にはなぜかチョコレート。不思議に思っていると、トランクケースの持ち主が戻って来てしまい、驚いた拍子にアーニャはチョコレートを飲み込んでしまいます。ところが、そのチョコレートにはマイクロフィルムが隠されていて、アーニャは追われることになってしまいます。

キャラクター

これ、徹頭徹尾「アーニャのための物語」感があるんですよね。家族旅行に行くきっかけも、怪しげな組織に巻き込まれるきっかけも、ロイドとヨルさんが救出に動くのも、全てアーニャが起点。

SPYxFAMILYって(ボンドはともかく)ロイドの設定、ヨルさんの設定、アーニャの設定が全部独特で、持ち味がそれぞれありまくる訳で。勿論、ロイドの活躍も、ヨルさんの活躍も、それぞれ見せ場は十分にあるんだけど「美味しいところ全部持っていかれた」感が少しあったりはします。

ヨルさんの活躍をもっとこう!(個人的願望なので異論は受け付けません)

映像美

SPYxFAMILYってファッションや風景の色彩やセンスがいいんですよね。おしゃれ感がある。ロイドやヨルさんのファッションもかっこいいし、ヨーロッパ風(まあ、架空の国ですが)の街並みも綺麗。そこはまあ、予測の範疇なんですが圧巻はバトルシーン。

多分、ここのハードルを一気に上げた戦犯(誉め言葉)は「鬼滅の刃の宇随天元バトルシーン」だと思います。ufotableは超ハイクオリティなバトルシーンで度肝を抜いてしまって、私たちを「あのバトルシーンを知らなかった頃には戻れない」体にしてしまった。んでも、この映画はちゃんと美麗なバトルシーンが繰り広げられてました。ヨルさんと敵とのバトルシーンはかなり迫力あるよ。弾幕壮絶だけど、ごちゃごちゃにならない綺麗さがあったなぁ。

感想(ネタバレあるから要注意!)

ネタバレ見たくない方はYoutubeの公開直前PVだけ見てなさいw
そしてここで引き返すべしw

X上では「最高のクソ映画」って書いている方が散見されましたが、観たら意味が分かりましたw ただ、私個人としては尾籠なネタあんまり好きなじゃないんですよね。ここは個人のキャパの問題なんでしゃーない。

手放しで全面的に評価する訳じゃないです。私が少し気になった点が2つあります。これは「良い悪い」ではなく「合う合わない」かも。

まず1つ目。これはレーティングの問題だと思うけど「お子さんが観ても大丈夫」な作りにしてる感じでして、少し低めのターゲティングしてる感じ。冬休みでファミリー層が映画館に足を運ぶのも視野に入れるから、まあそうなるんだろうなとは思います。
2つ目は「物語が少し詰め込みすぎて散らかっちゃった感じ」も少しするんですよね。まあ、逆に言うと「あれこれ展開する事で飽きさせない」という側面もあるんですけどね。

では、逆にいいところ。
子供が観ても楽しめる作り。殺し屋が出てくるのに目を覆うような残虐なシーンはないし、コミカルでテンポがいいので、飽きないと思う。「大人向けの映画は大人だけ、子供向けの映画は子供だけが楽しむ」のギリギリ「どっちにも訴求しちゃえ」なバランスなのかな、と。
上述のとおり映像も綺麗だし、バトルシーンもかっこいい。個人的には「2か所で同時進行でバトルが並行して進んでいく」的な展開好きだったりします。ロイドが大勢相手に銃撃戦、ヨルさんが強敵と肉弾戦。双方、同じ飛行機内なのにお互いのバトルを知らない状態で並行して繰り広げられる。んで、最後に合流して一致団結。これは好みの展開でした。

戦利品

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