【映画】女は二度決断する

映画「女は二度決断する」を見た。移民であることを理由に夫と息子をネオナチによって殺害された女性が主人公。当然、主人公は報復を行いたい気持ちが芽生えるが、果たして彼女はそれを実行させるのか…というストーリー。

ここで主人公がとりうる選択肢にはいくつかある。1つは、報復をしないという決断。裁判での決着に任せ、自分自身で個人的な報復をしないというものである。しかし、無罪判決が出た場合、それで心の底から納得できるとは言い切れないだろう。

2つ目の選択肢は、報復という決断である。その際、犯人だけを報復するのか、あるいはネオナチという集団全体に対して報復するのか。前者であれば報復は完結するが、後者であれば当初の事件に関わっていない人間をも報復に巻き込んでしまうこととなる。

果たして、主人公はどのような意思決定を行ったのだろうか。話自体は重いものの、この時代に見てよかったと思える一作であった。

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