【読書】バヴェル&パッカー「私たちは同調する」
「私たちは同調する」という本を読んだ。同調についての本だが、同時にいつ同調しないのかについても描かれていた。曰く、その集団にアイデンティティを強く感じているとき、集団のルールにむしろ異議を唱えるとあって新鮮であった。現状のルールが集団に対して悪だと考える場合、長期的に考えるとそのルールに異を唱える人は集団のことをより強く思っている人と考えるので、そう考えれば理解可能かもしれない。他、心理的安全性はどんな意見を言っても否定されないことだと思っていたが、多数派の意見を否定するようなことも言えることが心理的安全性だという指摘は、自分が見落としていたことを指摘されたようで納得した。